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一枚板の脚の選び方

2022.8.5

 

 

住まいの顔となり、家族が集まる場所となるテーブル。

ダイニングテーブル、もしくはリビングテーブルを探している方の中には「一枚板テーブル」に憧れを持っている人も多くいるのではないでしょうか。

一枚板テーブルは、その唯一無二の形状やインテリア性、ステータスももちろん大きな魅力ですが、その木の「生き様」をダイレクトに感じることができ、空間にエネルギーがめぐるようにも思わせてのも、人々を魅了する要因でしょう。

一枚板テーブル、つまり一枚板天板の魅力をさらに引き出してくれるのが、その天板に取り付けられる「脚」です。

また、テーブルの脚はそのデザイン性だけではなく、その取り付け位置や形状の種類によっては使い勝手が異なってきます。

今回は一枚板テーブルに取り付ける「脚の選び方」について考察していきましょう。

 

テーブル脚の種類


 

 

テーブルの脚の種類は大きく分けると4本脚タイプと2本脚タイプに分けることが出来ます。

4本脚タイプはテーブルの四隅に4本の脚が取り付けられるタイプで最もベーシックなタイプです。

2本脚タイプは天板の長手方向(長い辺の部分)の左右に例えば「T型」や「H型」の脚が2本取り付けられるタイプとなります。

テーブル脚のタイプはテーブルを使う人の人数やテーブルの配置の方法、また部屋の広さなどによっても変わってきます。

一枚板天板のサイズや表情にこだわりが強くあるのは当然のこと。

脚についても深く考えていくと、デザインと使い勝手が両立した自慢のテーブルとなります。

では、テーブルの脚はどのような点に注意して選んでいけばよいのでしょうか。

 

4本脚タイプの特徴


 

 

4本脚タイプは、4隅に脚があるのでまず最初に「見た目の安定感」を感じることができます。

4本の脚が四隅にどっしりとした立ち姿は、普遍的なテーブルの形ではないでしょうか。

4本脚タイプのメリットとしてはテーブルの短辺にもチェアを入れられ、使用する人の足がテーブルの脚に当たることも少なくなる点です。

また、長辺の脚と脚の間のスペースを広く取れるのでチェアを収めやすいこともメリットといえます。

つまり、天板の下を広く使うことができるのです。

その他、多くの2本脚タイプと比べ、真っすぐな棒状のため埃が溜まらず床の掃除がしやすい点や、将来的に脚をカットして微調整したり、もっと短くして座卓にすることもしやすいでしょう。

一方で、脚とチェアの間に十分な隙間がない場合、出入りの際にチェアを大きく引いて出入りすることが多くなります。

チェアを大きく引くということは、その分部屋の広さが必要となり、また腕の力を使うことになってきます。

チェアを引く方向に部屋の広さが無い場合やテーブルからの出入りが頻繁にある場合には不向きであるといわれています。

また、ご来客などで大勢が集まる時は四隅に脚があることで、詰めて座りづらいということもあるでしょう。

 

2本脚タイプの特徴


 

 

2本脚タイプは4本脚タイプと比べると脚がテーブルの中心寄りになるので、すっきりした印象となります。

天板が宙に浮いているようなスタイリッシュなイメージが、より強まるのです。

出入りの際にも4隅にスペースが生まれるため、立ち座りが楽になります。

また、チェアを大きく引く必要がないので、スペースが限られた部屋にもおすすめです。

立ち座りの際に出し入れしないベンチを置いたり、重さのあるチェアを使う時にも2本脚タイプは有効となります。

その他2本脚タイプを選ばれる方は、四隅が空いているので詰めて大勢が座りやすい点や、脚の取り付け位置が天板中央に入るので一枚板の天板のラインがよりはっきり見え存在感が増す点もメリットと感じる方もいます。

一方で脚がテーブルの中心に近くなるため、チェアに座った時にテーブル脚にチェアや自分の足がぶつかってしまうこともあります。

短辺に座る際にも、その取付位置次第ではテーブル脚にチェアや自分の足が当たることもあるので、取付位置を決定する際には要注意であり、そうなると必然的に大きなサイズのものに向いている、ということにもなります。

 

「貫」と「幕板」


2本脚タイプと4本脚タイプともにテーブルの脚で見落とせないのが、「貫」になります。

テーブルにおける「貫」とは、脚と脚の間・横に渡した部材のことです。

「貫」はテーブルの長い方向の中心に1本の脚と脚に渡っている場合と、短い方向に両方に渡っている場合があります。

「貫」は脚の強度を高めるために補強材として施された部品ですが、座った時に自分の足に触れたり、チェアの収まりが悪くなったりします。

また、脚の上部に天板を取り囲むように取り付けられた「幕板」もテーブルの脚の補強になってきます。

この「幕板」も「貫」同様に脚の補強材です。

「幕板」は足元への干渉はありませんが、チェアの肘掛部分がそこにぶつかってテーブル下への収納ができなくなったり、チェアとの間隔が狭くなることで足の腿の部分を圧迫することがあります。

高い技術力と丈夫な無垢材で天板と脚をつなげば、「貫」や「幕板」は必要ありません。

「貫」と「幕板」などの補強のないテーブル脚を選ぶことで必然的につくりの良い、また使い勝手の良いテーブルを選ぶことになってきます。

 

「高さ」も重要


 

 

そして、意外と見落としがちなのが高さです。

テーブルの高さの基準となるのはチェアの座面の高さです。

「座面の高さ+280ミリ~300ミリ=床からテーブル天板トップの高さ」となるように。

この高さのバランスを考えて脚の高さ=テーブルの高さを決めることがたいへん重要です。

 

テーブルの脚を選ぶときはデザインに目が行きがちですが、最大何名がテーブルに集まるか、またテーブルの配置と動線、部屋の広さなども考慮しなくてはなりません。

チェアの大きさも含めて、その取り付け位置の選定も非常に重要です。

天板と脚が一体となってテーブルとなります。

天板同様に脚選びもしっかり考えることで、快適なテーブルライフを送ることが出来ます。

 

家具蔵では各店で世界中から選りすぐった無垢材一枚板天板をサイズ豊富に取り揃えています。

そのうえで一般的には有料となる脚の取り付けも全6種の4本脚とダイニングテーブルと座卓(リビングテーブル)を自由に使い分けることができるタイプのものを無料でご案内しています。

また、そのほかにも各種デザインの脚を高さ・取付位置を打ち合わせしながら決定できるようご用意しています。

お近くの家具蔵各店舗でお気軽にお声がけください。

 

家具蔵の無垢材テーブルのある暮らしの事例はこちらから

 

 

 

 


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