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一枚板は都内ならどこで探すのが良いのか

2022.7.28

 

 

一枚板のテーブルは唯一無二の存在感を発揮してくれる「特別な」テーブルです。

木目の表情一つをとってもどれも同じものは無く、また独特な耳形状は自然素材を使う醍醐味が味わえます。

しかしながら「一枚板」とひとくくりに探してみても、その内容も様々です。

折角の一枚板であれば、高い品質でテーブルとしての機能性もしっかりとしているものを選ばないと、使い勝手の悪いものとなりかねません。

今回は東京都内で一枚板を探すにはどのような点を見ていけば良いかをお話していきましょう。

 

「一枚板テーブル」とはどのようなテーブルか


 

 

一枚板とはその名前のとおり、どこも接ぎ合わせていない、一枚の板だけで出来上がったテーブル天板です。

木が育った形をそのまま活かしますので、見た目もダイナミックで「無垢材を使っている」という満足度も高まります。

例えばダイニングテーブルは住まいの中でも大きなスペースを占めることは多いもの。

そこでその一枚板を使用すると、いわゆる「家のシンボル」ともなりえる存在感を出してくれます。

ただ実際に一枚板のテーブルを探す場合には、サイズに注意する必要があります。

横に2人並べる長さかどうか、向かい合わせの人との距離が近づき過ぎないかどうか。

一般的に大人が4人で使うテーブルのサイズとしては、横幅はW1500mm前後、奥行は最低でもD800~900mmは欲しい所です。

この大きさを一枚板で表現する為には、高樹齢の原木からでないと作ることが出来ません。

それは奥行の設定がポイントになるからです。

テーブルの奥行を800mm~900mmと考えた場合、その材料となる原木は非常に胴廻りの大きい木が必要です。

木の成長速度はたいていの場合、非常にゆっくりです。

そのような「ゆっくり大きくなった」高樹齢の木こそが、一枚板を表現できる材となります。

そうした高樹齢の原木は希少性が高いもの。

また、家具に仕上げるうえで大切な長期の乾燥にも耐えることのできる、ごく僅かなものしか一枚板としてデビューすることはできないのです。

 

使いやすい形状かを見極める


 

 

一枚板は木の育った「ありのまま」を表現したテーブルとなります。

その為、その育った環境によって木の形状も様々になります。

平地で育ったもの、傾斜地に育ったもの、沢山の木々に囲まれた群生の中で育ったもの、一際存在感を見せる一本だけ大きく育ったもの。

木はそれぞれの環境の中でどうやって大きく育つことができるかを、その環境に適応しながら成長をしていきます。

真っすぐな形の木もあれば、お辞儀をしているように曲がった木もあり、その木の育った形が一枚板となった時の形状となるのです。

しかし実際に使いやすいテーブルとなるかどうかは、その形状によって変わってきます。

例えば食事をするダイニングテーブルを例に取ると、家族の食事がしっかりと乗る為のサイズ設定があることは勿論のこと、家族同士が無理なく自然と視線を交わせるように、また、様々な住空間に合うように、比較的真っすぐに近い形状が好まれます。

逆に曲がった形状の一枚板の場合は、家族同士が座る位置も乱れがちになり、往々にして空間の雰囲気も選びがちになるもの。

ダイニングテーブルとしてはおすすめできないケースも多々あります。

見た目のインパクトにこだわらず、使いやすい形状を選ぶようにしましょう。

 

都内で一枚板を探すのはこのような場所で


 

 

一枚板を扱う家具店というのは探してみると結構な数があります。

特に東京は各地をルーツとする、または様々なスタイルの家具店が集約しているエリアです。

様々な一枚板に出会える地域でもあります。

その中でも注意してみるポイントが3つあります。

 

一枚板を探すなら「自社工場を持っている」店舗で


 

 

まずは自社工場を持っているか否か、というのが「良い」一枚板天板を選ぶためのポイントです。

製造を他所に任せているような店舗では、何かあった際のメンテナンス力に疑問が生じます。

仕入れ先が変わっている、もしくは無くなっている、または時間やコストが掛かる…。

そのようなことは「自社工場」を持っている店舗なら考えにくく、安心して任せることができるというものです。

また、無垢材の家具が長持ちするかどうかの基準ともいえるその木の「含水率(わかりやすく言うと木の中に含まれている水分の量)」がどの程度なのか、また、適切に見極めた作り方がされているのかも分かりやすく伝えてくれることでしょう。

当然、自社のものですからその品物への知識に精通しているスタッフを介して購入ができるので、より安心というわけです。

 

一枚板を探すなら「原木仕入れを行っている」店舗で


 

 

材料を原木で仕入れているかどうか、も見極めましょう。

原木から材料を仕入れて一枚板を作るには、その木の状態を見極めることのできる「目利きの技術」が必要になります。

その木がどの様に成長をしていったのか、また家具として仕立てる際にどの様な木目の表情を出すことができるのか。

目利きにかなった材から作られる一枚板は、木目の流れや耳の形状、またその木の生き様を表すキャラクターマークも一つの作品の様に仕立てられていきます。

当然、いわゆる「良いモノ」が手に入る確率も高くなるというものです。

 

一枚板を探すなら「長期の乾燥をしっかりと行う家具作りをしている」店舗で


 

 

そして一番大切なポイントは、家具材にする前に「長期の乾燥を行っているか」どうかでしょう。

世界各地に「銘木」と呼ばれる木があり、それらはどれも一枚板のみならず、家具材として使用されています。

それらは全てたいへんな量の水分を持ち、また、育ってきた環境もまるで異なります。

そのような木々を一定の条件に均し、長く使用するために欠かせないのが「乾燥」です。

この乾燥にどれだけ時間を掛けているか、またどのような手法が採られているかをしっかりと確認し、明確に回答できる店舗で購入するようにしましょう。

 

私ども家具蔵では「原木仕入れ」「長期の乾燥」「自社工場での製作」という条件のもと、熟練の職人たちが一枚一枚を丹精込めて「無着色」で一枚板天板を仕上げます。

無着色で仕上げられた無垢材家具は、使い込むうちに色合いを変え、味わいが増していくのです。

一枚板で作られるテーブルは住まいのシンボルとなるものです。

家具蔵ではそのような「空間の象徴」となるテーブル一枚一枚についてのストーリーも加味しながら、一生モノの天板選びをお手伝いしています。

 

折角の一枚板テーブル。

その一枚板が生まれるまでのストーリーを吟味しながら選ぶことで思い入れも増すというものです。

家具蔵各店及び「一枚板ギャラリー」では各地より厳選された一枚板の数々を見ることができます。

あなたに合った「その一枚」を、それにまつわる様々なお話を交えながらお選びいただけます。

都内で一枚板天板を探すなら「家具蔵」にもどうぞお立ち寄りください。

 

家具蔵が扱う一枚板の詳細はこちらから

 

 

 

 

 

 


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