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サイズやタイプ別にみるソファと他の家具のスペース

2022.7.27

 

 

ソファ選びに大切な事は


 

 

寛ぎのリビングに欠かせない家具の一つがソファです。

しかしソファはサイズの大きな家具であり、その存在感から室内空間のバランスを大きく左右する家具でもあります。

ゆったりと過ごしたいけれどソファを置いてしまうと部屋が狭くなる、という懸念から、ビーズクッションや座椅子などを使う事もあるでしょう。

しかし快適なリビングライフを過ごすためにはやはりソファは欠かせない、とは誰しもが思うことです。

リビングダイニングの家具選びはソファからと言われるほど、ソファ選びはレイアウトの基本となり、そのサイズや周辺との距離感を加味して選ぶことが大切です。

 

生活動線とのバランス


 

 

「生活動線」とは、普段の暮らしの中で人の動きに必要なスペースがどの程度取れているかを推し量るものです。

キッチンからダイニングテーブルに食事を配膳する時の人の動き、洗濯物をバルコニーに干しに行く際の通り道などの家事動線に加え、頻繁に人の動きが必要な場所に対してスペースがしっかりと取れているかどうかを間取り寸法と照らし合わせながら数値で確認します。

毎日の暮らしのなかでこの生活動線を遮ってしまうような位置に家具を配置してしまうと、その家具を避けながら移動しなければならず、不便を感じてしまうようになります。

そのようなことが無いように、家具をレイアウトする際は暮らしに関わる人の動きや、通り道がしっかりと確保できるかどうかをしっかりと確かめる必要があります。

例えば人の通り道として必要な寸法はおよそ60cmと言われています。

2人がすれ違うことができる寸法としては100~120cmが必要です。

まずはこの人の通り道となる寸法が、壁や家具との間にしっかりと取れているかを見ていかなければなりません。

その上で、理想の暮らしに沿った家具の大きさをレイアウトする事で、生活動線を踏まえた家具の大きさや配置を決めることができます。

例えばダイニングテーブルやソファの近くに収納家具を配置する場合(収納家具のスタイルやデザインによっても変わりますが)、扉の開閉などを考えると、その収納家具と家具の間にも60cmほどのゆとりは欲しいもの。

このような「人の動作」も考えた家具の配置から、空間における適正な家具サイズも導き出されてきます。

またソファの場合、空間での置き方、つまり縦に置くか横に置くかによってはソファ自体を回り込んで座るようなこともあります。

この動作も含めてソファの周り全てに動線を確保しておくと、どこからでも座りやすいソファとなります。

この自由さがストレスを感じさせず、暮らしやすさにも繋がるのです。

 

ソファのサイズとデザインによる見え方の違い


 

 

一般的にソファと言えば2人掛け(横幅140~170cm程度)ないしは3人掛け(横幅170~210cm程度)を選ぶことが多いでしょう。

ソファはクッション部分の大きさで一人分のスペースが決まります。

このスペースが広く取れているほどリラックス感が高まり、居心地の良いリビングに繋がります。

例えば横幅140cmのソファの場合、左右のアーム幅がどの程度あるかでクッションスペースが変わってきます。

少しでもゆったりと過ごすソファを選ぶとすれば、アームの付いていないデザインを選ぶ事も一つ。

アームレスタイプは見た目にも圧迫感を与えず、またソファを利用する際の寛ぎ姿勢の一つでもある「寝転がる」こともストレスなく出来る事が特徴です。

また、カウチソファのように脚を伸ばす姿勢を取ることができるL字型のデザインの場合は、空間における専有面積も大きく、周囲との距離感から特にサイズ選びは注意が必要です。

先に述べた回遊動線を考えた場合には、ソファ自体が占める占有面積の大きさから小ぶりなものでも3~4帖のスペースが必要となる場合があります。

その為、動線を考慮しつつ脚を伸ばすことのできる姿勢を取りたいのであれば、通常のストレートタイプのソファにオットマンを組み合わせることがお勧めです。

オットマンはそれ自体を移動させることができるので、回り込まなければ座れないということも回避できます。

 

デザインで変わる空間の見え方


 

 

大きいサイズのソファであれば寛ぎ感も更に増していきますが、現実的な空間とのバランスをしっかりと見極めることが必要です。

このソファの大きさやデザインは空間の中での見え方にも関わってきます。

例えばヘッドレストが付いたソファは、頭部を寄りかからせることで体重が掛かる部分が増え、寛ぎ姿勢をサポートしてくれるものです。

しかしこのヘッドレストがあることでソファの高さが出ることから、空間全体で圧迫感が出る=空間が狭く見える可能性もあります。

その為、ヘッドレストは脱着が出でき、且つ外したヘッドレストが邪魔にならないものを選ぶ事が大切です。

 

暮らしに圧迫感を与えないサイズと、寛ぎの姿勢を両方兼ね備えたソファをお探しの場合は、ぜひお近くの家具蔵各店にお問い合わせください。

ソファを置いた際に空間の中でどのように見えるのかをシミュレーションしながら、空間の中でベストなサイズ・デザインのものをご提案します。

また、実際の商品を体感頂きながら、ソファ選びにおける皆様の疑問を一つ一つ解決いたします。

 

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