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居心地のいいダイニングスペースの作り方は

2022.6.6

 

 

ダイニングスペースは「住まいの顔」


 

 

住宅において、ダイニングスペースは「住まいの顔」とも呼ばれる場所です。

現代の間取りにおいて、食事をとるダイニングスペースと寛ぎなどを主な目的とするリビングスペースは間続きとなっていることも多く(リビングダイニング、あるいはLD)、その空間一体を指して「住まいの顔」とすることもあります。

そのなかでダイニング(にあたる)スペースに置かれる家具の代表的なものはダイニングテーブルとダイニングチェアです。

近年はその選び方にもサイズを大きくする、一枚板などのマテリアルを厳選する、有名なデザイナーズチェアを揃える、などの実用性と装飾性双方に高いこだわりを持つ人も増えており、その選択がリビングダイニング全体の印象を決めることもあります。

そのうえで、ダイニングスペースは家族だけでなくゲストの対応にも使用する場所です。

着座しての飲食や打ち合わせなどの場として、家族以外の人にも目に触れ、使用することもある場所となっています。

そのことからダイニングスペースこそ「住まいの顔」である、という考えは決して間違ってはいないものと言えるでしょう。

 

ダイニングスペースを美しく保つことで居心地の良さをつくる


 

 

そのような「顔」となる場所では美しさと居心地の良さを叶えたいものです。

美しい空間は居心地の良さを連れてきます。

ですので、まずはダイニングスペースを美しく保つ必要があります。

これは何も煌びやかな装飾を施す、とか特別なものを置く、ということではありません(勿論、観葉植物や間接照明などのプラスアルファはその場所をより美しく見せてくれますが)。

 

ダイニングスペースを美しく保つには適切な収納家具をテーブルの傍に置く


 

 

実はとても簡単で「しっかりと片付ける」ことが重要です。

それだけでダイニングスペースは見違えるように美しくなり、居心地の良さも増してきます。

ダイニングスペースは家族皆が集まり、使用する場所です。

そして、そこにあるダイニングテーブルは「丁度良い場所」に「丁度良い高さのものがある」状態と言えます。

そこでは自然と持ち帰った郵便物や学校、あるいは近隣から届く印刷物、身の回りの日用品などをついつい置いてそのままにしてしまうことがよく見られます。

それを仮に端に寄せて積み重ねていても(人は端に寄せることで片付いた、と感じる一面があります)そこにある乱雑さは無くなりません。

つまり、ダイニングスペースの美観を損ねている状態です。

これを解消するにはダイニングスペースの近くに収納家具を配置することがひとつの方法です。

お勧めは「腰高」で「引き出しと扉を兼備しているもの」となります。

腰高のものであれば圧迫感もなく、飾り棚の要素も兼ねます。

引き出しには日用品や郵便物を、扉部はかさばるものや普段は使用しないまでもいざという時にすぐ出てきて欲しいものなどを仕舞っておくと便利です。

キッチンカウンターがデッドスペースになっていることからその部分を活用したり、奥行の狭いものを配置してスペースに無理が生じないようなものを置く人もいます。

あるいはテーブル下に収納できるような高さのものを配置する、テーブルと高さや奥行を揃えてテーブルと並べて使用する、といったケースも見られます。

このような空間や個々の事情に合わせた収納家具は、オーダー家具を扱う家具販売店で手に入れることが可能です。

 

居心地の良さはダイニングチェアが連れてくる


 

 

ダイニングスペースはダイニングチェアに座ってダイニングテーブルを囲む場所です。

従って、そのダイニングチェアの選び方も居心地の良さを大きく左右します。

インテリアですので、見た目の美しさは非常に重要です。

そのうえで自分にとって座り心地の良いものを選ぶことで、その場所の居心地が格段に向上します。

見た目だけでなく、座り心地も確認して、そのうえで皆異なるデザインのものでも良い、という考えで選ぶと良いでしょう。

人の体型がそれぞれで、いわゆる「座り癖」も異なります。

であれば、それぞれに座り心地の良いダイニングチェアも異なってしかるべきです。

色合いや樹種を揃えておけばそこまで違和感はないはずです。

そのうえで「座る時間」を考えて選ぶことをお勧めします。

食事だけに使用する、つまり比較的短い時間の着座なら、肘掛けの無いアームレスタイプを選ぶことで出入りなども容易になります。

一方で食事の前後、あるいはそれ以外の時間もその場で着座している、という長時間の着座が予想されるのであれば肘掛け付きのアームチェアがお勧めです。

また、1時間前後、あるいはそれ以上の着座も考えられるのであれば、背もたれが低く、アームも装備しているラウンドバックスタイルが、着座時における後方への身体の動きや左右の動きにも対応しやすく疲れにくいものとなります。

 

広いダイニングテーブルはゆとりを感じ居心地が良くなる


 

 

ダイニングテーブルは少しでも大きいものの方がゆとりを感じやすくなります。

つまり、居心地が良くなります。

着座した際に自身の前に広がるスペースに十分な広さがあること、そして、隣り合う人同士が適度な距離感があり圧迫感を感じにくいこと、さらにそれが皆で共有できることが重要です。

例えば、家族でレストランに行き、実際の人数よりも多い想定となる「広い」テーブルに通されれば、その時の食事はゆったりとしたなかで行うものとなり、ついつい長居をしてしまいたくもなります。

単純ですが人は「広い」と感じると嬉しくなるものです。

その快適さや喜びを日常で感じ、暮らしに取り入れることで「我が家が一番の空間」となる訳です。

 

日常で多くの時間を過ごすことになるダイニングスペース。

この空間を如何に居心地がよく快適な空間にするかが、日々の快適さにもつながっていきます。

片付けを習慣化できるような適切な収納家具の配置。

家族それぞれにとって座り心地の良いダイニングチェア。

広々としたスペースがあるダイニングテーブル。

これらが居心地の良いダイニングスペースに必要な条件です。

ご参考ください。

 

家具蔵の無垢材家具のある暮らしの事例はこちらから

 

 

 

 

 


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