スツールとはどんな家具なのか
2020.9.4
スツールとは
「スツール」とは背もたれがなく、アーム(肘置き)もない椅子のことをさします。
当然、人が座るためのものですが、その他にもその使い道は実に様々。
来客があったときのための予備の椅子として。
化粧台や洗面台の「ちょっと座り」のときに。
玄関で靴を履くとき、キッチンでのお料理の合間の活用、ソファやベッドサイドでのテーブル代わり…。
足を伸ばして座る際の足置きや物を置いて使う人も。
様々な場所で重宝します。
コンパクトなサイズなら持ち運びもしやすく、家庭で1つは持っておきたい家具ともいえます。
気軽に使えるようなスツールが家にいくつかあると、いざという時に便利です。
オットマンとスツールの違い
さきに出た「足を伸ばして座る際の足置き」。
この家具のことは多くの場合「オットマン」と呼びます。
多くの場合、オットマンとはチェアやソファの前に置いて使う足乗せ用ソファのことを呼び、この呼称の場合、このような用途がしっくりとくるのではないでしょうか。
オットマンのことを「フットスツール」と呼ぶ事もあります。
スツールは英語では「STOOL」と書き、一人用の椅子、という意味のほか「足乗せ台」という意味も兼ねています。
イメージとしてはダイニングチェアやリビングチェアのように単身で使うチェアに合わせるためのもの、といったところです。
つまりオットマンとスツールには明確な違いはありませんが、このように用途や場所、使う人の目的によっても呼称が変わるものなのです。
スツールの種類
一言でスツールといっても多数の種類があります。
用途や環境に合わせて最適なものを選びましょう。
どのような種類のスツールがあるのか、用途別に比較してみましょう。
●折りたたみタイプ
折りたたみスツールは、その名の通り、コンパクトに畳んで収納することができます。
多くの場合、脚がスチール製となっており、座面が丸または四角の形でできているものが多いようです。
金具を引っ張ると、足の部分がフラットになり、コンパクトに収納できます。
キッチンに置いて使う方法や、子供用の椅子としてなど、多くの場面で見ることができます。
●ハイスツール
高さのあるカウンターテーブルで使うために、脚を長くしたスツールです。
着座の際には床から足が離れるため、足元には足置きが付けられています。
飲食店などでよく見かけますが、オープンタイプのキッチン+カウンターという組み合わせも増えている中で、住宅でも取り入れる人が増えてきています。
●ミニスツール
ミニスツールとは座面の高さが低いタイプのことです。
玄関先に置いておき、靴を履くときに使うと重宝します。
また、玄関で荷物を置いておくようなサイドテーブル代わりにも使用できるでしょう。
●キッチンスツール
キッチンスツールは、料理をしながらちょっと座るときに便利な椅子のことです。
通常のスツールでは脚が4本ですが、キッチン用のスツールはコンパクトさを重視しているため3本のものが多くなっています。
木製で丈夫なつくりのものが多く出回っており、使わないときは花台にもなるコンパクトサイズです。
●スタッキングスツール
スタッキングとは「積み重ねる」という意味です。
スツールを複数積み重ねて収納できるため、人数が多い家庭や、来客が多い家庭にピッタリでしょう。
1つにまとめてしまえば収納スペースも小さくて済むのは大きなメリットです。
スツールの選び方
●用途によって使い分ける
まずは「どこで使うか」が選ぶ基準になります。
普段使う頻度が少ないなら折りたたみ式や、スタッキングタイプを選びましょう。
化粧台や洗面台で使うなら天板高としっかり合った座面の高さのものを。
様々な状況で使う場所、使う理由に応じて最適なスツールを選ぶことが大事です。
●部屋に合ったデザイン
使いやすさで選ぶのはもちろん大事ですが、小さなものとはいえ立派なインテリア。
空間の雰囲気に合わせてデザインや素材を選ぶというのも重要なポイントです。
モダンな空間、ナチュラルな空間、和テイストの空間。
デザインも先鋭的なものから定番、オーソドックスなもの。
素材も木製・樹脂製・鉄製、座面にクッションはあるのか無いのか…。
著名なデザイナーのものからノーブランドでも使いやすく美しいものもあります。
空間の雰囲気、スツール自体の持つデザイン性や素材感、もちろん自身の好みをふまえ選ぶことで見て楽しく、使い勝手の良い暮らしの道具となってくれます。
家具蔵の無垢材スツールは目利きの人間が現地で選び抜いた原木仕入れ。
徹底的な乾燥期間を経て、熟練の職人が木組みで丈夫につくります。
座面の深い削り出し、手仕上げによる滑らかな曲線が生み出す快適な座り心地は、「ちょっと座りのもの」とは思えない程、優しい座り心地になっています。
また、最大で8つから選ぶことのできる樹種はすべて無着色で仕上げます。
それぞれに異なる色合いや風合いは、住まいごとに異なる空間の表情に合った彩りを与えてくれるはずです。
小さな家具ですが、サイズに見合わない活躍をしてくれること間違いなしなのが、家具蔵の無垢材スツールなのです。
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