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ウォールナットのダイニングチェア、ここを見て選ぶ

2020.8.31

 

ウォールナットの魅力


ウォールナットという樹種、皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?

おそらく落ち着いた濃い褐色、深い茶系の色合いと重厚感のある木目をイメージされる方が多いのではないでしょうか。

ウォールナットは日本語に訳すといわゆる「クルミ」です。

国産材の「クルミ」を含め、世界には200種類以上の「クルミ」があり、その頂点に立つのが「アメリカンブラックウォールナット」です。

皆さんがイメージするウォールナットの特性に当てはまるのは、多くがこれでしょう。

美しい木肌と色調を持ち「家具材のロールスロイス」とも呼ばれ、その高級感やコーディネート性も相まって世界中で愛されています。

ウォールナットのチェアを暮らしに取り入れるのであれば、その魅力を十分生かしたチェアを選びたいものです。

そんなウォールナットの良さをふんだんに活かしたチェアなら、やはり無垢材でつくられたものがお勧めです。

無垢とは「全く混じり気のないもの」であり、無垢材とは原木(丸太)から切り出したままの自然な状態の木材をさしたものです。

つまり無垢(材)のウォールナットとは立ち木であったウォールナットを伐採し、そのまま使用しているということです。

無垢材は乾燥・加工に時間と手間がかかります。

木を知り尽くし、木を扱える熟練の職人でなければ、木の動きを読むことができません。

今回はそんなウォールナットの良さと無垢材チェアの選び方をお話ししていきます。

 

ウォールナットの良さ


ウォールナットの良さは大きく分けて3つあります。

●重厚感と美しさがある

ウォールナット本来の焦げ茶色ともいうべき木肌が放つ重厚感、そしてきめ細やかで様々な表情を描く美しい木目。

ここにウォールナットの人気の要因があるのかもしれません。

また、ウォールナットが持つ重厚感は大きな魅力です。

長く使用していくうちにより鮮やかになる木目もアートのように魅力的。

確かな存在感で住まいの空間を彩ります。

●コーディネートの万能性

黒、といっても差し支えない色目を持ち、その風合いは空間を選びません。

和洋ともに相性も良く、床の色目や素材も問わない。

そのうえで派手めの色や柄物のインテリアにも合わせることができる樹種はそうそうありません。

この万能性が定番的な人気の理由の一つでもあります。

●衝撃や狂いに強い

ウォールナットは、クルミの仲間。

とても堅い木で強度があります。

その硬さや強度から家具だけではなく、ヴァイオリンなどの楽器やライフルの銃床などにも使用されます。

そのことは加工性にも優れているという特徴にもつながります。

つまり、ウォールナットは無垢材を使用しない家具にも適しています。

そして、この本来の耐久性の高さは無垢材だからこそ叶うものであるのです。

 

ダイニングチェアを選ぶポイントは「見て美しく」「素材とディテールに優れ」「もちろん座り心地が良く」「丈夫でメンテナンス性が良い」ことです。

この観点から無垢材チェアの選び方をお話ししていきます。

 

無垢材チェアの選び方 その1.見て美しいものかどうか


日常の暮らしにあるものとしては美しさも重要な要素です。

それはデザインしかり、普遍性しかり。

デザインは正面からではなく側面や後ろ姿にも注目してみてください。

人が座っている姿やテーブルにセットされた状態を後ろから見ることが多い為、正面からではなく多面的な造形美が要求されるのがダイニングチェアなのです。

また、無垢材はいわゆる「自然材」です。

その自然材ならではの良さをそのまま味わう為に必要なことは「無着色」で仕上げること。

木は生き物ですから、それぞれの個性や表情をもっています。

それが天然木の良さであり、その個性を楽しみ、愛でることは無垢材の良さを味わうことでもあります。

着色をして画一的に仕上げるのではなく、無着色で仕上げることでその個性が生かされるとともに、時間の経過と共に色合いが変化し、深みや味わいを増してゆきます。

ウォールナットは前述のように時間の経過とともに強く濃い茶色が徐々にまろやかな色合いに変化していきます。

それはまさに「時間の色」です。

暮らしの中にある無着色の無垢材チェアも、時間の経過とともに愛着も増していきます。

そして、無着色で仕上げられたチェアは傷みすらも味になり、また、それを削りなおして直すこともできます。

つまり、いつまでも「見て美しい」チェアとなるわけです。

 

無垢材チェアの選び方 その2.素材とディテールはどうか


家具蔵では、目利きの人間が現地まで赴いて細かな観点で原木を選定します。

非常に高いグレードの原木の製材についても責任者が立ち合いの元、細かい指示のなか行われます。

その結果、さきの「無着色」でつくるに相応しい、美しく優しい表情を持った材が生まれ、そこから無垢材チェアがつくられます。

デザインが全体の雰囲気を決するのに対して、ディテールは細部の造形を決定づけるものです。

細部の装飾やフォルムを印象付ける造形もしかりですが、細かなつくりもしっかりとチェックしましょう。

椅子は耐久財であり、長く使用するものです。

パーツの接合や細部のこだわりなど、長く使うことを実現するためにどういった工夫がされているかはたいへん重要です。

家具蔵の無垢材チェアはすべて「木組み」で作られています。

無駄な補強材は使われていません。

シンプルなデザインは、職人技の成せるもので、目に見えないところまで手を尽くす職人の思いが映し出されています。そして無垢材、無着色で作られたチェアは、木目もデザインの一つとして生かされています。

シンプルでどのようなインテリアにもマッチし、さりげなく個性を醸し出すチェアは暮らしの質を高くしてくれます。

 

無垢材チェアの選び方 その3.座り心地はどうか


ダイニングチェアはほぼ毎日のように使用するものです。

何よりも大事なのが利用者の体型にあったサイズのものであることです。

これを座りやすさと言い換えても良いでしょう。

人の身体は丸みを帯びています。

その身体に直接触れるものであるため、その造形が曲線を活かしたものであるほうが座りやすいことは明白です。

例えば家具蔵の無垢材チェアの座面は非常に深く削り込まれています。

これが臀部から太股にかけて着座時の体圧を分散し、板の座面とは思えないほどの優しい座り心地を生み出しています。

チェアのサイズは、横幅・奥行・全高・座面高の4つの長さで表されることが一般的です。

このなかで最も重要となるのは、座り心地にもっとも影響する座面高です。

ポイントは、実際に座ってみて足の裏がしっかり床につくかどうかを確認することです。

足が宙に浮いてしまうようだと、荷重のバランスが偏り疲れやすくなってしまいます。

そのうえで大事なのはテーブルの天板高とのバランス=差尺です。

足の裏がぴったりつき、同時にこの差尺が適正であると居心地良く、作業性の良いダイニングとなります。

デザインが気に入ったからといって自分に合わない、もしくは手持ちのテーブルと高さの合わないチェアを購入することは禁物です。

家具蔵ではスタッフがお客様の事情に合った座面高のアドバイスを行っています。

 

無垢材チェアの選び方 その4. メンテナンス性はどうか


厳選した素材で職人が木組みでつくる無垢材チェアはたいへん丈夫です。

ただ、使用する月日が増すごとに状態が変化するのは当たり前のこと。

修理したいと思ったときにしっかりと修理ができる体制が整っているところで購入するのはたいへん重要です。

せっかく愛着を持って使用しているのに直すことができないのは悲しいものです。

家具蔵の家具は無着色であり、暮らしの中で付いた傷も目立ちにくく、また、工場直営ですので張地の張替えなども問題なく対応できます。

 

「椅子を買い替えたい」

「ウォールナットのチェアって良いよね」と思っている方はお気軽に家具蔵までお声がけください。

見て、触れて、座って。

知らなかったことを沢山見つけていただくお手伝いをさせていただきます。

 

家具蔵の無垢材チェアのラインナップはこちら

家具蔵の無垢材チェアのある暮らしの事例はこちらから

 

 

 


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