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キッチン収納をオーダーメイドでつくるメリット

2019.12.5

 

キッチンをオーダーメイドで求める方が年々増えています。

使い勝手を求めつつ、デザインも好みにすることができるオーダーキッチンは、リフォームの際の一番の目的、という方も多いのではないでしょうか。

キッチンとダイニング、そしてリビングは、昔のようにそれぞれが独立した空間で成り立つ時代ではなくなり、LDK、DKの表記でもわかるように連続した空間として捉えられています。

そのため、キッチンもダイニングやリビングとテイストを合わせて作るという考えを持った方が増えています。

キッチンだけにとどまらず、その周りの家具もオーダーメイドで考えている方もまた多くなっています。

ダイニングセット、キッチン収納が代表的なものです。

今回は、キッチン収納をオーダーメイドで製作するメリットについてご説明をしていきましょう。

 

オーダーメイド家具(造作家具)のメリットについて


オーダーメイドの家具には、以下のようなメリットがあります。

●自分にとって一番使いやすいサイズにできる

キッチンの収納やカウンター、リビングの飾り棚など、収容したい物や空間に合わせて最も使いやすいサイズにできるのがオーダーメイド家具の最大の魅力でしょう。

既製品の家具はある程度のサイズで固定されていますが、よりジャストなサイズで製作が出来、空間を無駄にしないことにもつながります。

空間が無駄にならないということは、家事動線や家事効率が格段に上がります。

●空間を効率的に使うことができる

オーダーメイド家具で壁いっぱいに、あるいは天井の高さまでの収納を設計すれば、室内がより広く見えて、収容量もアップします。

デッドスペースが発生しやすい、梁や柱の出っ張りなどがある部屋でも、オーダーメイド家具なら隙間を作らず最大限に有効活用できます。

●空間や他の家具にあった素材やデザインを選べる

デザインや素材の幅があるところであれば、本来自分が欲しいと思った家具をつくることができます。

既製品の家具で納得できる家具が見つからなかったら、オーダーメイド家具も視野に入れて考えると理想の家具への近道になります。

材質もデザインも、理想の形を追求できます。

●全体のコーディネートを統一したい時にも

居住空間全体のコーディネートを統一させたい場合にも、オーダーメイド家具が活躍します。

フィットするサイズの家具なら見た目もスッキリするため、より洗練された空間にできるはずです。

高さや幅が違う家具を何台も置かずに済むので、乱雑さがなくなり、おしゃれなインテリアでアクセントをつけることで洗練された空間へと昇華していきます。

このように見てもオーダー家具のメリットは非常に魅力的です。

 

 

引き出しと扉


さて、冒頭で述べたキッチン収納ですが、キッチン収納は家具の中でも特に「効率と使い勝手」が求められる家具です。

キッチンは収納すべきものの形やデザインも様々なので「整頓しながら使いこなす」ことが求められています。

キッチン収納では、「引出し」と「扉」をうまく活用しなければなりません。

オーダー家具を検討する際、収納方法について引出がいいのか、扉に可動棚の組み合わせがいいのかで迷われることが多いという人も少なくないはず。

この部分は「使い勝手」に相当する部分でもあります。

引出しと扉のそれぞれの特徴をお話していきましょう。

 

引出その1・奥に収納した物が取り出し易い

特にキッチンの場合、カップボードなどに比べて奥行があるため、物の出し入れがとても便利になります。

引出その2.上から物が取り出せる

低い位置の収納は扉だと腰を屈んで探すのが少し億劫だったりしますが、引出であれば少し膝を曲げる程度で上から取り出せるので体への負担が少なく済みます。

引出その3.収納量(容積)が減る

引出の構造上仕方ないことなのですが、どうしても内部空間にある程度の隙間が必要になるため、扉に比べて収納量(容積)は少なくなります。

引出その4.コストが高い

開き扉に比べて製作の手間がかかり、またスライドレールなど金物の値段もあがるため、トータルで扉よりもコストがかかります。

 

扉(可動棚付き)その1.様々なサイズの物が効率よく収納できる

可動棚の最大のメリットとして、収納する物に合わせて高さを変更できる点が挙げられます。

特に食器にはいろいろなサイズがあるため、可動棚の方が便利な場合があります。

扉(可動棚付き)その2.収納量(容積)が多い

内部は基本的に可動棚のみで引出のような隙間が必要ないため、内部空間に対して最大限収納量を確保できます。

扉(可動棚付き)その3.奥にしまったものが取り出しにくい

引出の反対になりますが、可動棚の高さを低く設定するほど奥にしまった物が取り出しにくくなるので、全体の収納量のバランスを見て可動棚の高さを設定する必要があります。

 

このように引出しと扉それぞれに特徴が存在します。

まず収納するものの属性をしっかり考え、引出しを多めにするのか、扉を多くするのかをオーダーする際に考える必要があります。

専門のプロに相談することで、モヤモヤした部分を明確にし、今まで考えてこなかったような答えが生まれるかもしれません。

 

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