テーブルの高さ・チェアの高さの重要な関係とは?
2019.9.29
皆さんがテーブルとチェアを選ぶ際に確認するべきポイント。
デザイン・サイズ・価格・色・素材・座り心地等々、いろいろあるでしょう。
選ぶポイントは多岐に渡り、人によっても重要視する部分は変わります。
そしてダイニングテーブルとダイニングチェアは、ある意味切っても切り離せないものです。
それを両方(もしくはどちらかでも)選ぶ場合、どんな場合でも共通して重要視するべき「ポイント」があります。
それはテーブル・チェアの「高さ」です。
なぜ「高さ」が重要なのか。
それについて詳しくお話ししていきます
チェアの高さについて
チェアのサイズは、横幅・奥行・全高・座面高の4つの長さで表されることが一般的です。
このなかで最も重要となるのは、座り心地にもっとも影響する「座面高」です。
ポイントは、実際に座ってみて「足の裏がしっかり床に着くかどうか」を確認すること。
特に女性によくありがちなのが、椅子に座っても足が床に着かず浮いてしまい、座面の前のほうに座ってしまう、という状態。
負荷を逃がすべき場所(足裏)に荷重がかからず、他の部分に負担が増加することですぐに体全体が疲れてしまい、折角購入したお気に入りのチェアも「座り心地が悪い…」となってしまいます。
チェアもインテリアですから、見た目を重視することは重要ですが、座面高の高い(でもデザインは秀逸な)海外製のチェアなどを選んだ際によくあるケースです。
自分に合った椅子を選ぶために必ず確認しなければいけないのは、椅子に深く腰掛け、背もたれに背中がついた状態で踵が床にしっかり着くかどうかということです。
もし、踵が床から浮いてしまうと体圧の均等な分散ができずに、すぐに疲れてしまうことや姿勢が崩れてしまうことに
繋がります。
なので、椅子の座面の高さがしっかりと踵が床につく高さかを確認するべきなのです。
テーブルの高さについて
そのうえで自分の座りやすい座面高に「28cm~30cm」加えた高さが、床からテーブルトップの高さになるようにしましょう。
このテーブルとチェアの高さの関係性がしっかり保たれていると、食事やデスクワーク等、様々な用途を快適に行うことができます。
このチェアの座面からテーブルトップまでの高さの差を「差尺(さじゃく)」と呼びます。
この差尺は使いやすいテーブルとチェアの関係性を保つうえで切っても切れないものなのです。
家具蔵のお客様の中でもテーブルとチェア、つまりダイニングセットをお探しの方は、まず最初にテーブルから決めていこうと考えている方が多い傾向があります。
決してこれは、間違いではありません。
空間の顔となる存在であり、大きな家具なのでサイズも重要です。
しかし、テーブルのみを買い替える際には特に注意が必要です。
今使っているチェアに合わせるのであればその座面高を必ず測っておきましょう。
アームチェアを使っているのであればアーム(肘掛け)までの高さも一緒に測っておくとテーブル選びがスムーズになります。
そして、それをもとに先程お話した適正な差尺にあわせたテーブルの高さを決めていきます。
こうすることによって、テーブルが高すぎる、もしくは低すぎるということがなく心地良い空間を作りだすことができます。
テーブルとチェアをそれぞれ別のメーカーやインテリアショップで購入したことで、差尺が適正な数値からずれてしまっている…、そんな話もよく耳にします。
そこで、知っていれば得をする「失敗しないテーブル・チェアの選び方」を以下にまとめました。
失敗しないテーブルとチェアの選び方
●テーブルとチェアを同時に購入する場合
1.チェアの座面の高さを確認(深く座って踵が床につくか?)
2.床からテーブルトップまでの高さを確認(差尺28cm~30cmのバランスが成り立っているか?)
●テーブルのみ購入する場合
1.使用中している椅子の座面の高さを計測する
2.座面の高さプラス28cm~30cmの高さのテーブルを選ぶ
●チェアのみ購入する場合
1.使用中しているテーブルの床から天板トップまでの高さを計測する
2.天板トップから28cm~30cm低い座面高の椅子を選ぶ
3.天板下に幕板(補強材)があるかどうか
の順番でチェックすると良いでしょう。
快適なダイニングでの暮らしを実現するためには、テーブルとチェアの高さの関係はとても重要です。
人それぞれ身長や体格、食卓での過ごし方は異なります。
そのため、テーブルやチェアの座面の高さを1cm単位で調整出来る、そんな家具店がお勧めです。
また、テーブルとチェアの高さの重要性をしっかりと説明してくれて、お店で様々な高さが実際に体感できる家具店だと、より安心です。
家具はすぐに買い替えるものではなく、自分に合ったものを長く使う選び方に変わってきています。
家具蔵でも経験豊富なスタッフがお客様一人一人に合ったテーブルや椅子のご案内をしております。
「毎日の暮らしが変わる」家具選びをしてみませんか?
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