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木材とキッチンのワークトップ材の関係

2019.6.23

インテリアとの調和を考えたキッチンワークトップ材の選択を考える


キッチンのワークトップ材を考える場合、キズや汚れが付きにくい、目立ちにくい、といった扱いやすさ、機能から考える事が多くあります。

同時に、最近主流になりつつあるオープンキッチンでは、目に入る面積が大きく、空間全体に与える印象を左右するマテリアルとして、インテリアとの調和を考えながら選択する事も必要になってきました。

今回は、家具や建具、床材などに使われる木の素材と、キッチンのワークトップとを、どのように調和させると良いか考えるヒントをご紹介致します。

まず、キッチンのワークトップにはどのような種類があるのかを整理してみましょう。

●人工大理石

キッチンのカタログなどを見ていても、今一番多く目にするのがこの素材です。

圧倒的に白系や石目調のものが多いですが、カラフルな色やストライプ柄、木目調のものまで、そのバリエーションが豊富で意匠性に優れているのがその理由です。

また加工性もよく、取り付け時にジョイントをシームレスにつなげることが出来るため、例えば狭いキッチンでも、分割した天板を施工時にきれいにつなげて1枚に見せることも可能です。

L型や高さの違うワークトップも一体にできたりと、使い勝手の良さも魅力の一つ。

そして、シンクも人工大理石のものにすればシームレスにすることが出来て、見た目だけでなく、ジョイントの汚れが気になるという方にも納得いただけるメンテナンス性も見逃せません。

●ステンレス

システムキッチンが誕生したころからずっと使われ続けている王道の素材です。

ステンレスなので水に強いことはもちろんですが、熱にも強く手入れがしやすいので今でもステンレスを好む方は多いです。

また、ステンレスシンクとの相性も良く、溶接でシームレスに加工できるため水仕舞いが良いことや汚れ溜まらないといった使い勝手の良さも選ばれる理由です。

そしてステンレスと一口に言ってもその表面仕上げで印象はガラリと変わります。

昔は傷が目立たないようにするため凹凸をつけたり、ドットのような模様が入っているものがありました。

今は「ヘアライン仕上げ」と言って表面に髪の毛のように細いラインを一方向につけたものや「バイブレーション仕上げ」というあらかじめランダムな研磨模様をつけたものが主流となっています。

それだけでなく、ステンレスの厚みをそのまま天板の厚みとして見せるデザインや、

前垂れのエッジをシャープに折り曲げたデザインなどその見せ方もスタイリッシュに進化しています。

●クォーツ

人工水晶と呼ばれ、天然石の中でも硬い水晶・石英を基材とし、樹脂を混ぜて加工したエンジニアドストーン。

天然石の質感や美しい意匠性を持ち、樹脂を含むことでさらに加工性やメンテナンス性をアップしています。

人工大理石よりもより自然な石目が特徴で、硬く丈夫で汚れ落ちも良いのが特徴です。

ヨーロッパ、とくにスペインなどで発展した素材で、日本に入って間もない頃は認知度も低く高価格でしたが、近年は普及率も高くなり、新築のマンションでもクォーツのワークトップを採用するところもあります。

●セラミック

最近いちばん注目を浴びているのがセラミックのワークトップです。

システムキッチンメーカーでも、最高位のシリーズに入っていたり、まだまだ普及率としては低いため、価格は安くありませんが、今までにない独特の大きな柄やその機能性が特徴です。

プリント技術の発達により、天然石の模様を奥行感まで忠実に再現し、大きな基材に貼ることでその意匠性はほかの素材では出せない迫力があります。

ワークトップだけでなく背面収納部分の壁まで同じ仕上げにすることも可能で、インテリア性も十分に兼ね備えた素材と言えます。

また、陶磁器質タイルなどと同様の焼き物のため不燃材料としても使えるほど熱に強く火から下した直後の熱い鍋を直置きしても大丈夫なほどです。

●天然石

自然素材だけが持つ本物の魅力ともいうべき存在感と重厚感が特徴です。

大理石は天然石の中でも多孔質のためワークトップに用いられることは少ないですが御影石は大理石に比べると吸水性が低いため、色柄を選べばワークトップにも使用できます。

ただ、メンテナンス性やコストを考えるとそのパフォーマンスが良いとは言えません。

あくまで重厚感や存在感といった意匠を好む人向けと言えるでしょう。

●タイル

ワークトップでありながら、その色や質感・貼り方で様々な表情が作り出せるのがタイルの特徴です。

モザイクタイルも最近は海外のものも含めると、数えきれないほどの種類があります。

また、タイルもプリント技術の進化に伴って大判の柄のものが作れるようになり、例えばペニンシュラキッチンの場合、ワークトップだけでなくクックトップ脇の壁も同じタイルで統一感を出すといった演出も可能です。

メンテナンス性としては、目地の汚れが一番気になるところです。

●化粧板(メラミン化粧板)

メラミン化粧板は面材だけでなくワークトップに使われることもあります。

洗面化粧台などではよく見かけますが、キッチンでも面材と同じ意匠で作ることが可能なことや、柄や色が豊富なことから、化粧板を選ぶ方もいます。

●無垢材

無垢材の面材と同じく、本物の木には使い込むほどに味わい深くなる良さがあります。

ワークトップも木を使うことで、家具の一部として空間溶け込み、キッチンだけが目立ってしまうことがなくなります。

家具蔵ではキッチン本体ではなく、背面の収納は対面カウンターの天板に無垢材を使用しています。

このようにキッチンのワークトップに使われる素材は様々です。

次に、これらのワークトップ材(無垢材以外)と木の家具との相性について考えてみます。

 

ワークトップ材と木の家具との相性


■人工大理石・クウォーツ・天然石

色柄のバリエーションが豊富なため、どのような木の色ともバランスをとる事ができます。

中でも、ホワイト系の天板は全ての木の色を美しく引き立ててくれる効果があるため、選択される事が多くあります。より調和させるコツがあるとすれば、ナラ材などのざっくりとしたテクスチャの木材には、天板もグラニッド調など「石の質感」の強いものを、メープル材などの硬くツルツルとした硬質な木材には、同様に緻密なイメージの天板を選ぶとうまく調和します。

家具蔵でも人気のあるチェリーやウォールナットなどのサラサラとした優しいテクスチャで、特に木色の美しい木材には、その色の要素を一部取り込んでいるような天板を選ぶと良いでしょう。

■ステンレス

金属独特の鈍い輝きを放つステンレスは、ヘアライン、バイブレーションなどの表面仕上げによっても印象が少し異なりますが、いずれにしても木との相性を注意深く考える必用があります。

最もバランスを取りやすいのは、ウォールナットなどの濃い木色を持つ木材と逆にメープルなどの白っぽい木色です。ステンレスが無彩色に分類されるので、それを邪魔せず、同時にはっきりとコントラストを感じさせてくれる木材が調和します。

ナラ材などのナチュラルさと木という素材らしいテクスチャを感じさせる木材に一見クールなステンレスを合わせる場合は、引出しや扉の取っ手にステンレスの素材を用いたり、レンジフードや食洗機の操作パネルをステンレスにするなど、カウンタートップ以外にもステンレスのアクセントを散らす事をおすすめします。

■タイル・メラミン化粧版

色や柄、パネルの大きさも様々なため、木材との調和を考えることが意外と難しいと言われます。

タイルはやはり目地によって印象が大きく変化します。選ぶタイルとサイズ、目地の色、割り付けなど全ての要素を考慮しなければならない上級者向けのコーディネートとなります。

メラミン化粧版は、その人工的な質感と木材の天然素材感を、どのように調和させるかがポイントとなります。

木の家具に調和させる為に化粧版の柄を石目調、木目調にすると、その人工感がより目立ってしまうため、逆に木や石とははっきりと異なる質感を持たせる方が、結果的にはどちらも引き立ててくれる選択になります。

 

いかがでしたか?家具蔵では木のキッチンを家具やインテリア全体との調和を考えてご提案しています。

これから新築やリフォームを考えている方で、まだどのようなキッチンにしたら良いか漠然としている方はぜひ一度家具蔵へご相談ください。

キッチンの設計に熟練したキッチンスペシャリストや建築士が、皆様の理想のキッチンを一緒に考え、丁寧にご提案致します。

 

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