KUSU

クス

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  • 分類
    クスノキ科 散孔材
    原産国
    日本、台湾、中国
    日本各地に大木やご神木が多く存在するクス。
    全体に特異な芳香を持つことから、「臭し(くすし)」が「クス」の語源となりましたが、「薬(樟脳)の木」が語源とする説などもあり、古くからクスノキ葉や煙は防虫剤、鎮痛剤として用いられ、とくに築城や建築と言った作業の際には作業員にクスノキをもとにした常備薬を携帯していたという記録もあります。
    また、その防虫効果と美しく白い木肌、上質の一枚板が得られるという長所から無垢材家具や飛鳥時代の仏像にも使われていました。
    国内の国宝級の仏壇や仏像もクスの無垢材で作られているものが数多くあります。
    また、虫害や腐敗に強いため、古来から船の材料としても重宝されてきました。
    古代の西日本では丸木舟の材料として使用されており、船を形どった出土品も多くあります。
    世界的には、台湾、中国といった暖地に生息し、それらの地域から日本にきたのがクスです。
    日本では、主に、本州西部の太平洋側、四国、九州に広く見られますが、特に九州に多く、内陸部にまで広がっています。
    長崎の原爆の被害を耐え抜き、今も立派な立ち姿を見せている山王神社のクスノキも有名です。
    人の手の入らない森林では見かけることが少なく、人里近くに多く生息するのも特徴です。
    とくに神社林ではしばしば大木が見られ、ご神木として人々の信仰の対象とされるものもあります。
    例えば、日本最大のクスノキは、鹿児島県蒲生八幡神社の「蒲生の大楠」(幹周24.2m)で、幹周の上では全樹種を通じて日本最大の巨木です。
    また、台湾では和社神木という世界最大級のクスノキがあり、幹周16.2m、樹高44m になります。
    この樹は太い主幹が20m 以上も立ち上がる他にあまりない樹形をしているのが大きな特徴です。
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    クス
    映画「となりのトトロ」にもトトロが住む木として登場するほど「大きな木」の代表格でもあるクスノキ。
    古来から日本人の生活と精神世界に深く関係してきた銘木を一枚板テーブルとして、住まいの空間に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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