カウンター下収納でスッキリしたダイニングに
2020.5.24
目次
「カウンター下収納」という言葉は、最近インテリアの世界や収納テクニックを紹介するようなサイトなどでもよく耳にします。
対面キッチンとダイニングを仕切るカウンターテーブル。
そのカウンターテーブルの下には、奥行でおおよそ20センチから広いと40センチほどのスペースがあります。
意外とデッドスペースになりがちなこの場所。
実はここが隠れた収納スペースになるのです。
そこをただ空けておくのはもったいない、ということでその空間を利用する収納家具が「カウンター下収納」となります。
家具蔵にいらっしゃるお客様にもLDKのカウンターテーブルの下部を有効活用すべくこの「カウンター下収納」を設置し、整理整頓に役立てたい、ダイニングをスッキリとさせたい、という方が近年特に増えてきたように感じます。
今回は「何を基準に計画したらよいか…」という方にもわかりやすく、キッチンカウンター下収納の選び方について解説します。
カウンター下収納の選び方 その1.採寸
カウンター下に収納家具を配置する場合、何をおいてもまず行わなくてはならないのは「採寸」です。
カウンター下部分にどれくらいの大きさの収納家具が置けるのか。
幅と奥行、高さはどれくらいあるのか。
採寸することで最大値を把握します。
次にコンセントの位置やサイズ、カウンターテーブルの裏に補強材が出っ張っていないか、壁にある巾木の高さと厚みなども確認しましょう。
カウンター下収納の選び方 その2.収納物の想定
次に「どのようなものを収納するのか」を想定します。
収納物を想定するにはまずはダイニングやリビングに出しっ放しになっていることが多いものをチェックしましょう。
出しっ放しになっていることが多いものは「片付ける場所」となる「モノの住所」が決まってない可能性が高いものです。
その「モノたち」が戻る場所をこのカウンター下収納にしてあげるのです。
次に「キッチンやダイニングでよく使うもの」を選別していきます。
カウンターはキッチンとダイニングの仕切りになっていますので、当然その両方からのアクセスがしやすいはずです。
片付けることを継続し、いつも片付いた空間を保つためには、モノと収納家具の距離が近ければ近いほど上手くいきます。
たとえば、ダイニングテーブルで本をよく読むのに本棚が寝室にあったりすると、ついつい本を読んだ後テーブルに出しっ放しになりますよね。
「出しっ放しになっているモノ」と「キッチンとダイニングでよく使うモノ」を考えながらカウンター下収納を検討しましょう。
カウンター下収納の選び方 その3.収納のカタチを検討
どのようなモノを収納したいかが決まれば、どのような「収納のカタチ」にするかを考えなくてはなりません。
「収納のカタチ」というのは、いわゆる「仕様」のことで基本的にはこの構成は「扉」「引出し」「オープン棚」となります。
扉に関しては板扉のように目隠しにするのか、ガラスやアクリルを使用して中が見えるようにするのかをまず検討します。
扉があることで棚の中やモノにホコリが付着せず、お掃除も(比較的)楽になります。
扉の中は棚板で高さ調整できるのでビン類やグラス、雑誌やファイルなど高さのあるものの収納に向いています。
引出しは上から中身が見渡せるので細かな文具やカトラリーの収納に向いています。
引き出しは比較的サイズが小さく、且つ出し入れの頻度も高くなるものが収納されるケースが多く、しゃがまずに立った状態で出し入れできるように腰高の位置に配置するといいでしょう。
オープン棚は、空間に圧迫感を出さずにスッキリ演出することができます。
写真や植物を飾るなどの飾り棚の要素を持たせることも可能です。
このように収納はいくつかのカタチがありますのでその特徴を見極めながら、それらを組み合わせながら空間をスッキリとさせていきましょう。
そうすることで探す手間と時間がかからなくなるような「自分らしいカウンター下収納」を組み上げていくとより暮らしやすくなります。
カウンター下収納の選び方 その4.既製品とオーダー品
お住まいのお部屋に合うサイズと暮らしを快適にし、スッキリした空間を実現してくれるカウンター下収納が思い描くことができたら、「次はどのようなものを選ぶか」という段階です。
カウンター下収納は大きく分けて「既製品」と「オーダー品」に分けることができます。
既製品はいわゆるサイズとカタチ、そしてデザインが決められているものから選ぶもの。
完成している商品が在庫されていることも多いので納期が早いことと、大量生産のものは価格が抑えめになっていることが特徴です。
出来上がっているものなので、自分の事情にあった仕様ではないことや、自分の住まいに対してサイズもデザインもマッチしていなかったり、必要なモノが適切な場所に収納できないこともあります。
それに対してオーダーメイドで製作されるカウンター下収納は、サイズやデザインが思いのままです。
自分の住まいや暮らしの事情を最大限考慮されることで、理想の収納家具となります。
気に入った家具が暮らしの中にあるというだけで、毎日気持ちよく「片付ける」という作業すら楽しく感じることができるのです。
家具蔵では耐久性には定評のある無垢材で家具を製作します。
また、無着色で製作するので、徐々に経年変化で色合いが変化し、それがよい風合いとなるのです。
長く使用することで傷みが出て見た目も損なわれるものではなく、見た目も良くなり価値が上がり、長く使用できるのが家具蔵の無垢材家具です。
そんな家具作りは、もちろんカウンター下収納をはじめとした収納家具にも活かされます。
オーダーメイドで世界に一台のカウンターした収納を。
家具蔵各店に常駐する、経験豊富なプロスタッフにお気軽にご相談ください。
お部屋改善!整理収納無料相談会のご案内はこちらから
関連する記事
最近の投稿
- 「カバとサクラ」~なぜカバがサクラと呼ばれるのか~ 2024年12月9日
- 【吉祥寺店臨時休業のお知らせ】 2024年12月7日
- 環孔材・散孔材の違いとは 2024年12月6日
- ラウンドテーブルのサイズ選びの正解は? 2024年12月4日
- 作業しやすい無垢材デスクのサイズとは? 2024年12月2日
- 現代のキッチン事情はどう変わった? 2024年11月30日
- ソファ選びはクッションの内部材を知ることから始める 2024年11月28日
- 後悔しないオーダー家具の選び方 2024年11月26日
- ダイニングテーブルを選ぶ際の「5つ」のポイント 2024年11月24日
- 姿勢の改善にはチェア選びから 2024年11月22日
カテゴリー
- 家具の選び方・置き方 (1,573)
- インテリア&住宅情報 (638)
- 人と木と文化 (397)
- ニュース&インフォメーション (441)
- オーダーキッチン関連 (405)
- 一枚板関連 (635)
- オーダー収納関連 (616)