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「柄」がもたらす空間への影響

2022.1.16

 

壁紙やカーテン、ソファやラグ等、インテリアでいわゆる「柄」の入るものは沢山あります。

それらの柄によって様々なテイストに空間を変えることが出来ます。

今回のコラムで上手に柄を取り入れて、自分好みの住まいになるようなお手伝いが出来れば幸いです。

 

 

柄の種類 その1.「チェック」


●ギンガムチェック

ベースの色と格子柄の色の2色で構成されるシンプルな柄。

パステルカラーで構成されたものはカントリー調に合います。

●タータンチェック

タータンチェックは、スコットランドの民族柄。

様々な配色のものがあります。

●グレンチェック

千鳥格子とヘアラインチェックによって構成されている柄。

トラッドでクラシカルな雰囲気になります。

●ブロックチェック

まさに名前の通り、ブロックを並べたようなチェック柄。

白と黒等、メリハリの効いた柄はモダンな雰囲気です。

 

柄の種類 その2.「花柄」


●小花柄

小さな花が描かれた柄。

花は1種類もしくは複数の種類の場合もあります。

派手になりすぎず、配色によっては大人っぽい雰囲気やフェミニンな雰囲気等、様々なテイストにすることが出来ます。

●大花柄

大輪の花が咲いている大花柄はまさに華やかなイメージ。

インパクトがあり、洋服だけでなく大きな面積の布や壁紙などにも似合います。

同系色の花の柄だと落ち着いた印象に、色とりどりの花だと華やかな雰囲気になります。

●ボタニカル柄

ボタニカル(botanical)とは「植物の」という意味で、花だけでなく葉や実などもモチーフにした柄です。

大花柄と同様の華やかさはありつつも、大花柄よりも落ち着いた印象になるので大人っぽい雰囲気になります。

●ダマスク柄

花や植物、果物などが繋がったように描かれた柄が連続している、というのがダマスク柄。

元々は中世初期に誕生した絹織物でイスラム地方に広まりました。

壁紙やカーテンなどインテリアに用いられる事も多い柄です。

●リバティ柄

イギリスのリバティ社のテキスタイルの小花柄、もしくはそれに似たものをリバティ柄と呼びます。

小さな何種類もの花や葉がぎゅっと細かく隙間なく描かれているのが特徴です。

 

柄の種類 その3.「ドット柄」


●ピンドット

針の先であけた穴のような小さなドット柄のことをピンドットと言います。
無地のように見えるさりげなさが魅力で、カジュアルなファッションからスーツなどにも使われます。

ランダムドット

ドットの大きさや場所、場合によっては色も不規則にバラバラに描かれているのがランダムドットです。

●コインドット

コインのような大きさのドット柄のことです。

インパクトのあるドット柄で、配色によってポップな感じやクラシックな感じなどに見えます。

●ポルカドット

だいたい5mmから1cmくらいの、オーソドックスな大きさのドット柄のこと。

「水玉模様」というと、だいたいこのポルカドットのことを指します。

 

柄の種類 その4.「ストライプ柄」


●ピンストライプ

細かいストライプのこと。

シャツやスーツ等ビジネスシーンで着用される服やカジュアルな服など、合わせやすいことから幅広く使われる柄です。

●ロンドンストライプ

白をベースに、ベースとストライプの幅が同じ模様がロンドンストライプ。

ロンドンの紳士がこの柄のシャツをよく着用しているということから名付けられたと言います。

●レジメンタルストライプ

ネクタイによく使われる柄でイギリス式は右上がり、アメリカ式は右下がりのストライプです。

イギリスの連隊旗をイメージした配色のものが始まりですが、現在は様々な色使いのものがあります。

 

 

柄の種類 その5.「ボーダー柄」


●ボーダー

ボーダーは元々、裾や袖の端の縁取りのことを言いましたが、現在は横シマの柄のことをボーダーと呼びます。

中でも白ベースにブルーのボーダーはマリンボーダーと呼び、爽やかなマリンルックに使われます。

●マルチボーダー

様々な色や幅のシマ模様で構成されているものをマルチボーダーと呼びます。
また、シマが縦方向の場合はマルチストライプになります。

 

柄の種類 その6.民族柄


●ノルディック柄

雪の結晶やトナカイなどを連続して描いた、北欧風の柄。

防寒のために、糸をたくさん使って柄を編み込んでセーターやマフラーを作っていたという北欧の暮らしから生まれた柄です。

●トライバル柄

直線や曲線を連続させて作る柄のことを言います。
地域や民族によって柄が異なるので、様々な種類のトライバル柄が存在します。

●オルテガ柄

アメリカのニューメキシコ州にすむスペイン系移民のオルテガという民族に伝わる柄。

 

柄の種類 その7.和柄


●青海波(せいがいは)文様

波をイメージした模様が連なっているこの模様、元々はペルシャ発祥のもの。

中国からさらに日本に伝わったと言われています。

麻の葉模様

まるで麻の葉を敷き詰めたような柄ということで麻の葉文様と呼ばれています。

江戸時代には、この模様の着物を着た歌舞伎役者の影響で大ブームが起こったそうです。

●紗綾形(さやがた)

「卍」の形を崩したものを連続させているのがこちらの模様です。

江戸時代の一般的な定番柄の一つで、男性女性問わずに人気の柄だったと言われます。

 

「柄」の上手な取り入れ方


 

 

●理想のテイストを見極める

例えば、北欧系にしたいのであればノルディック柄、アフリカンスタイルやモロッカンスタイルにしたいのであればトライバル柄やダマスク柄、アジアンスタイルにしたいのであればボタニカル柄等、理想のテイストの地域で用いられている柄を使用すると良いでしょう。

●複数の種類の柄を混同させない

柄はアクセントとして使用されたり、空間のテイストを左右したりと、空間に占める大きな影響力があります。

花柄とドット、ストライプとボーダーのように複数の柄が同じ空間にあると、まとまりがない印象になります。

そのため、柄の種類は統一した方がベターです。

また、花柄の大きさやボーダー、ストライプの太さ等は揃えた方が、より統一感が出て綺麗に見えます。

●アクセントウォールとして利用する

壁全体が柄物になるとごちゃごちゃして落ち着きません。

そのため、一部の壁に柄を取り入れると空間に変化が生まれ、オリジナリティのあるお部屋になります。

●カーテンやラグ等のインテリアエレメンツで柄を取り入れる

飽きてしまったら模様替えもしやすく、最も取り入れやすいやり方です。

椅子の張地やソファのクッションも柄を入れやすいアイテムです。

 

様々な種類やテイストがある柄なので、自分の好みがはっきりしない場合は小物やクッション、ラグ等、比較的簡単に買い換えが出来るようなモノから入ると良いでしょう。

また、家具蔵では3Dプランニングで様々な柄を試して理想の空間をイメージすることが出来ます。

失敗しない空間作りのために一度試してみてはいかがでしょうか。

 

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