KAGURA OFFICIAL BLOG

ダイニングテーブルの「高さ」によって椅子選びも変わる

2023.2.11

 

 

テーブルから見た際の「適切な座面の高さ」を持つダイニングチェアを選ぶ


 

 

ダイニングテーブルを購入する際に「高さ」を設定することがあるかもしれません。

「あるかもしれません」というのはダイニングテーブルを購入する際に総高を変更できるものとできないものがあるためです。

暮らしの中心となるダイニングテーブルは使う人の身長や過ごし方によって変わる「高さ」設定がとても重要です。

また、それに伴ってテーブルから見た際の「適切な座面の高さ」を持つダイニングチェアを選ぶことが快適にダイニングスペースで過ごすためのカギとなります。

 

 

自身にフィットした椅子の座面高によってテーブルの適切な高さは変わる


 

 

ダイニングテーブルとダイニングチェアを両方同時に選ぶ際にはダイニングチェアから選ぶ方がベターです。

着座した際に足裏がきちんと床に着く座面高であることが快適に疲れにくく座るための要素のひとつです。

床に足裏を付けることできる椅子を選んだ後にそれに適した差尺(さじゃく・後述します)を持つ天板高のテーブルを選ぶことで無理のない体勢での食事や作業が可能となります。

自身の身体にフィットした椅子は快適に過ごすためには重要であり、そのような椅子の座面高によっても合わせるテーブルの適切な高さは変わるのです。

私ども家具蔵のようなオーダー家具販売店はその人の体形やニーズに応じて座面高の調整ができ、いわゆる

「在庫」を販売しているような家具販売店でも「脚のカット」などの対応を行うところもあります。

テーブルから選んではいけない、ということではありません。

大きなスペースを空間内で占めるものであり、それは空間やひいては住まいの顔となることを意味します。

そのようなものはやはりいの一番に決めたいこともあるでしょう。

ただし、その場合は椅子を選択する前にテーブルの総高が決定されていることとなります。

ものによっては自身の身体にフィットしない椅子を選ばざるをえない、あるいは自身が欲しいと考える椅子を合わせることができないケースも考えらえます。

 

知っておきたい「差尺」について


 

 

チェアやソファの座面の高さと合わせるテーブルの天板上までの高さの間隔を「差尺(さじゃく)」と言います。

この差尺が合っていないと姿勢に無理が生じ、食事がしづらくなったり、疲れやすくなったりします。

差尺の数値が合っていれば快適にダイニングテーブルを使用することができます。

一般的にこの差尺は「28cm~30cm(あるいはその前後)」が理想と言われています。

差尺が小さすぎる=椅子に対してテーブルが低くなると非常に窮屈に感じます。

食事の際に無理に背を屈めるような姿勢を強いられたり、テーブル下で自身の足を組むことができないということもあります。

反対に差尺が大きすぎる=テーブルが低いと自身の肩が不自然に上がってしまうことで食事や作業を行いにくくなります。

肩こりなどの原因にも繋がります。

 

適切な差尺を持ったダイニングテーブルとダイニングチェアを選ぶのは快適性を求めるうえでたいへん重要です。

椅子を先に決めておくのがベターという話をしましたが、今回のテーマは「ダイニングテーブルによって椅子選びが変わる」というものです。

つまりダイニングテーブルはすでに決まったものがあるケースであり、そのようなケースは実際によくあります。

椅子を決定する前にダイニングテーブルを購入した場合、あるいは今使用しているダイニングテーブルがあり、椅子だけを取り換える、もしくは買い足す場合です。

そのためには目安となる数値=様々なダイニングテーブルの高さを知っておくことで実際に椅子選びを行う際の助けとなるはずです。

 

国内と海外のテーブルの高さの違いによる椅子の選び方の違い


 

 

現在、国内メーカーのダイニングテーブルに一番多い総高は「70cm~72cm」のものです。

これは日本人の平均的な体格や靴を脱いで家にあがるという暮らし方などを考慮した椅子の座面高の標準から考えられています。

さきの「差尺28~30cm」から考えた際に適合する椅子の座面高は「40cm~42cm」となります。

ただし、総高72cmのテーブルに座面高40cmでは数値が合わず使いにくくなる可能性もあります。

座面高40cmの椅子ならテーブルの適切な高さは「68~72cm」となります。

一方で海外メーカーのダイニングテーブルの高さは日本製のものに比べ3~5cmほど高くなっていることも多くみられます。

最低でも72cmはあり、75cm程度のものが一番多く、高いものは80cmあるテーブルも存在します。

海外製のテーブルの総高がなぜ高いかと言うと、体型・暮らしのスタイル・食生活の違いが挙げられます。

日本人よりも欧米人の方が体格に優れていることは言わずもがな、彼らは屋内でも靴を履いて過ごします。

そのぶん、求められる座面高は高くなり、必然、合わせるダイニングテーブルの総高も高くなります。

また欧米の食事はお皿をテーブルに置いた状態でナイフとフォークで食事をしますが、テーブルが低いと食材をカットしにくく、姿勢も悪くなるので食べ方が美しくないという理由もあります。

この場合、チェアの座面高は45cmほどあるようなものが必要になります。

国内メーカーでこの座面高を持つチェアを探すのは苦労することも多く、海外メーカーのテーブルを選ぶ際にはその点もふまえておく必要があります。

 

このように選ぶ(あるいは使用している)テーブルの高さによって適切な椅子の座面高には違いがあります。

家族やパートナーがそれぞれ体格が異なっていても「差尺」がしっかり保たれていれば無理のない姿勢で着座できます。

ほんの数センチの差であっても過ごしやすさが大きく変わるのがテーブルと椅子の関係性です。

家具蔵では専門スタッフが暮らしにあったテーブルやチェアのご提案を行っておりますので、まずは一度お近くの店舗までご相談ください。

 

自分の体にフィットする!家具の選び方無料相談会のご案内はこちらから

 

 

 


最近の投稿

カテゴリー

月別アーカイブ

  • [—]2024 (173)
  • [+]2023 (359)
  • [+]2022 (364)
  • [+]2021 (365)
  • [+]2020 (368)
  • [+]2019 (366)
  • [+]2018 (85)
  • [+]2017 (65)
  • [+]2016 (69)
  • [+]2015 (44)
  • [+]2014 (32)
  • [+]2013 (62)
  • [+]2012 (130)
  • [+]204 (1)
copyright AIDA Co,.Ltd. All Rights Reserved.