あなたが収納家具を検討する場所は?
2024.12.29
「モノが多くて部屋が片付かない」
「整理してもすぐに散らかってしまう」
このような収納の悩みを持つ人はたくさんいます。
多くの人が抱える悩みを解決するためには、自宅の最適な場所に収納を設ける必要があります。
新居に入る前からその収納方法を想定する人もいれば、実際に住んでから検討するという人もいます。
どちらの場合であっても事前にある程度は収納場所(と方法)を想定しておくことが大切です。
「子どもの成長と共にこの壁面には収納が必要になるだろう」といったイメージを持っておくだけでも、他に必要なものが生じた際の導入の判断基準になります。
それは余計な買い物による無駄使いを回避する経済性にも繋がります。
今回は、皆さんが日々の暮らしの中で「収納が欲しい、あるいは追加したい」と感じる場所を挙げていきましょう。
その場所を知ることで、将来の収納を想定するだけではなく、今手元にあるものを見直すきっかけに繋がるかもしれません。
機能的な玄関収納
住宅の顔といえば玄関を思い浮かべる人も多いでしょう。
玄関は家族が日頃から出入りをする場所というだけでなく、来客を最初に迎える場所にもなります。
そのため、いつも整理整頓が行き届いた状態にしておきたいものです。
しかし、玄関は物が溢れやすい場所でもあります。
家族の数に合わせて靴が増えるというだけではありません。
ベビーカーやゴルフバッグ、傘なども、他に置き場所が見つからないためについ玄関に置いてしまいがちです。
結果として、玄関自体が狭くなり、使いにくくなってしまっているというケースはよく耳にします。
このような問題を解消するのが機能的な玄関収納です。
玄関収納は入居時にはある程度大きなものが備え付けてあることも多く、後から追加するのは難しくなるので、すでに備え付けられているものを使用する場合は事前に収納量を想定しておくといいでしょう。
また、注文住宅などを新築するのであれば靴を履いたまま進入することのできるシューズインクローゼットを玄関脇に設置することで、多くの雑多なものをまとめて収納することができます。
もちろん、増えてしまうことも多い靴も十分に収納することが可能です。
その他にも外出時や配達の対応に必要な小物を収めることができるコンソールテーブルなども重宝します。
これらは逆に玄関スペースの空いている場所に後から導入できるものでもあり、後々に追加しても良いものです。
日々の生活動線のなかでも非常に重要な場所であるからこそ、その計画や使いやすさは追求したいものです。
キッチンを快適に使用するために周辺部分を整える
キッチン周りは住まいの中でも特に収納方法に気を使いたいスペースといえます。
さまざまな道具や材料を使ううえに、材料の出入りも頻繁な場所です。
短いスパンでものが増えたり減ったりするキッチンでは、買い物で一時的にものが増えたときにはやはり収納が不足しがちです。
そのため、キッチンの収納を考えるうえでは使いやすさはもちろんのこと、一度に多くの量を収納できることも重要なポイントになってきます。
キッチンスペースの収納を増やすために設置したいのがパントリーです。
パントリーとは食料品やキッチン用具などを収納するためのスペースのことです。
キッチンの一部分、あるいはキッチンに隣接するかたちで設けられます。
パントリーに普段あまり使わない調理器具や什器、それに保存食品などを置くことで、キッチンには日常的に使うものだけを収納するスペースがあれば十分になります。
マンションの場合はリフォームをしなければパントリーの空間自体をつくるのが難しいのですが、戸建ての場合はパントリーが備え付けてある場合も多く、それだけでキッチンスペースがすっきりとして使い勝手よく使用することができます。
パントリーを設置することで収納量が増えるだけでなく、キッチンでの快適さも増すのです。
お引越しやリフォームを機にキッチン収納の見直しを図ってみることは毎日の暮らしをもっと豊かにしてくれるはずです。
クローゼットの収納は定期的な見直しが重要
日常的に使用頻度の高い収納場所としては、クローゼットも頭を悩ませる場所かもしれません。
最近は、安価に流行の服を購入できる機会も増えているため、自分自身が把握しているよりも驚くほど多くの衣類を持っているものです。
また、日常的には外部の人の目に触れる場所ではないクローゼットは、仮に乱雑になっていてもついつい手を付けないでいることが多くなってしまう場所でもあります。
この部分にメスを入れるとすればまずは「今あるものの整理」が重要です。
例えば、あまり着ない服があるだけでもスペースの無駄になってしまいます。
1年間着ることのなかった服やサイズが合わない服、流行遅れの服など自分自身で基準を決め、リサイクルや処分することで、収納場所を増やしていくことができます。
衣替えの時に必ず断捨離を行うなど、クローゼットの見直しの周期を決めてしまうのもやり方の一つです。
クローゼットはものを収めて安心するのではなく、定期的なメンテナンスが必要な場所です。
それ故に怠ってしまうと乱雑になりがちで収納方法に関する悩みが多く生じる場所にもなってしまいます。
クローゼットの収納はどの家庭においても頭を悩ませる種になりがちなので、初めにものを収める段階で手持ちのもののだいたいの総量を把握することと、その総量を維持することが必要です。
どのスペースでも今より収納があることでよりスッキリとした住空間になりますが、それを行う前に思い切った処分を含めた整理作業を優先した方がいい場合もあります。
収納方法や収納家具を検討した時、果たして自宅でどのように収納場所・家具を設けることができるのか?
またはより徹底した処分を行うべきなのか?
家具蔵各店では整理収納についての資格を持つスタッフも多数在籍しています。
無垢材収納家具をご紹介すると共にご自宅での収納方法に関しても親身にアドバイスいたしますので収納に悩んでいる方は、私どもプロの意見も参考にしてみることをお勧めします。
お気軽にお声掛けください。
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