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ウォールナット材の無垢材家具を選ぶのにお勧めの家具販売店は?

2022.8.14

 

 

ウォールナット材の最大の魅力は、なんといっても紫色がかった暗褐色の深い色合いと、その美しい木肌です。

製材直後の木肌は明るい色をしていますが、辺材と心材の境にある「フェノール酸化酵素」が空気に触れることによって、数時間で濃い鮮やかな紫を帯びた暗褐色へと変化します。

また、ウォールナットの木は空に向かってまっすぐに成長するため、板材も取りやすく、非常に美しい整った木目をみせてくれます。

そのような理由も相まって、古くから銘木として人々を魅了しているのです。

今回はそのようなウォールナット材の家具を探すならどのような家具販売店が良いか、についてお話ししていきましょう。

 

家具店の違いを知る


 

 

ウォールナット材はある意味で、非常に普遍的な樹種であり木材です。

「ウォールナット色」と呼ばれる濃茶色が存在するほど、その存在感は大きく、家具などに興味の無い人でも一度はその名前を耳にしたことがあるでしょう。

そのような「超有名」な樹種で作られた家具なら、大方の家具販売店であれば大抵は見ることができます。

また、いわゆる「無垢材」を扱っている家具販売店であれば、もはや定番と言って良い存在です。

しかし無垢材家具販売店においてもその違いがあり、それが「良い」ウォールナット材の家具を探すための指標ともなるのです。

 

原木仕入れを行っている家具販売店


 

 

無垢材の仕入れには大きく2種類の仕入れ方法が存在します。

製材され、板や角材となったものを買い付けてくるものと、伐採した「木そのもの」を仕入れる「原木仕入れ」があります。

前者の場合はいわゆる「材木商」「材木屋」から製材・乾燥されたものを「ひと山いくら」で買い付けてきます。

これ自体悪いことではありません。

しかし、後述するように無垢材家具は木目もデザインとなりえます。

そのときに、そのデザインに合うような木目を持った材が揃わないリスクは、材木店からの仕入れには起こりえます。

つまり、その家具の持つクオリティが「一定のもの」となりえないのです。

ウォールナット材は人気材です。

それを求める家具メーカーは非常に多く、その希望を捌くためには、材木商としてはランダムなまとめ方にならざるを得ません。

一方で原木仕入れを行っている家具店では、製材から乾燥、そして家具材となるまでを自社で全て管理して行うことが殆どです。

そのため、家具材として使用する部材はすべて、そのデザインに合ったものを選ぶことができます。

場合によっては「共木づくり」といって、同じ木から部材を合わせ、木目が揃い、強度も高いものを製作することもできます。

私ども家具蔵も、もちろん原木仕入れです。

熟練の目利きが自ら木の産地にまで足を運びます。

現地にまで足を運ぶことはそこにいる人との信頼関係を高めることにも繋がります。

現地の人の蓄積された情報をも併せたうえで良質な原木を一本一本吟味し、家具蔵の品質に合う原木を選び出し仕入れています。

ウォールナット材においても同様です。

ウォールナット材が持つ美しいグラデーション、水墨画を思わせる流麗な木目をいかに家具に活かすか。

この原木仕入れが、家具蔵の無垢材テーブルや無垢材チェアをはじめとした家具製作を支える原点となっています。

 

無着色で製作している家具販売店


 

 

すべてのものに色があり、それぞれがその個性を表現しています。

そして無垢材家具におけるその個性は「着色されているか」「無着色か」で大きく左右されます。

そしてそれは「長く使えるかどうか」を決めるポイントでもあるのです。

木というものは自然のものであり、それは一つ一つが異なる個性を持っていることを意味します。

ウォールナット材も赤っぽいもの黒っぽいもの、茶色に近いもの、それぞれに違う個性を持っています。

それらを記号的な単一のものとして販売するには着色するのが一番です。

それが個々に違うものを(他人の目で)買い付けてきて、材としていることの宿命でもあります。

しかし、それは本当に素材の美しさを表現したものにはなりません。

また、そういったものは長年の使用のなかで色褪せたり、剥がれてしまうリスクもあります。

そうすると「長く使用する」ことはやはり難しく、場合によっては買い替えもあり得ます。

一方で無着色のものであれば、いわゆる「剥げ」「褪せ」とは無縁です。

自然の木が持つ経年変化(ウォールナット材は徐々に色合いが明るくなります)も楽しむことができることは「長く使用する」うえでも大きなメリットです。

しかし、先述のように木の個性はひとつひとつ異なるもの。

そこでさきの「原木仕入れ」のメリットが最大限生かされるというわけです。

木目までもデザインとし、素材の風合いを揃え製作することが材料を一括で管理するからこそ可能になります。

無着色で仕上げることはメンテナンス性の確保にも貢献します。

無着色であれば、キズなども削って直すことが可能であり、それは「長く一つのものを使い続ける」というサステナブル社会への参加をも意味します。

家具蔵でも当然、無着色による家具作りを、ブランド創設以来、一貫して行っています。

 

工場直営の家具販売店


 

 

ここで出てきた「メンテナンス性」にも関わることで、その店舗が「工場直営店」であるか否か、も非常に重要です。

その店舗が工場直営ならば、そこにいるスタッフも、その家具がどのように作られているかを熟知しています。

高額なものを買う際に、そうした商品知識が深いところであるほど購入の際に安心感があります。

また、工場直営であることはメンテナンスにしっかり対応してくれることを意味します。

それを作ったところなら、間違いのない修理を適正な価格で行ってくれるはずです。

無着色の無垢材家具は、傷みなども味になり、またその傷みを削って直すことができる、それは大きな魅力の一つです。

そのようなアフターケアをしっかりと責任を持って行ってくれること、これが日常使うものへの「安心」に繋がります。

また、一般の小売店のような仲介業者が間に入らない点は購入価格にも関わってきます。

同じクオリティであれば、価格は抑えたいものです。

こうした「適正価格」も直営店ならではのものとなります。

 

私たち家具蔵も茨城県常陸大宮市に工場を構え、直営店舗を首都圏5か所で運営しています。

ウォールナット材は非常に有名な樹種であり、その販路も多いことから様々な場所で見る、もしくは選ぶことが可能です。

だからこそ「どのようなウォールナット材を扱っているか」「どのような姿勢で家具作りをしているか」「どういったことをしてくれるのか」で選ぶことで差別化ができるようになります。

仮に「一生もの」と考えるのであれば、一生付き合っていけるような製造工程を行っている、安心できる場所で購入するのが最善です。

私たち家具蔵各店で、皆様がウォールナットの無垢材家具との良い出会いがありますように。

豊富な知識を持ったスタッフがお待ちしております。

 

家具蔵の無垢材ウォールナット家具を使用した事例はこちらから

 

 

 

 

 

 

 

 


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