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無垢材でつくるボードの特徴とメリットを知る

2021.5.6

 

 

収納家具は暮らしで使う様々なものを仕舞い、整理し、隠し、あるいは飾るために必要です。

食器を収納する食器棚、テレビを載せるTV台、洋服を仕舞い整理するチェスト、リビングダイニングにおいて多目的な活躍をするローボードやサイドボード、蔵書を整理するためのブックボード等々…。

その種類も用途や置く場所に合わせて本当に様々です。

そんな収納家具、デザインや用途だけではなく「素材」までこだわると、丈夫で長い期間美しく使用することができるようになります。

今回はその素材について、そして「無垢材」の収納家具を選ぶことについてお話をしていきます。

 

 

収納家具に使われる素材


一言で「収納家具」と言っても、そこで使われる素材は様々です。

まず大きく分けるとすれば「木製のもの」と「そうでないもの」。

先に木製のもの以外に言及するとすれば、よく見かけるのはスチール製のものでしょう。

いわばフレームと棚のみで成立しているシンプルなものも多く、比較的安価で見た目もすっきりとしているので若い世代の方を中心に人気です。

一方でサビなどの経年での劣化が起こることはやはり否めません。

一方で木製のもの。

量販店などでよく見かけるもので「黒」「白」といった色がはっきりとわかるものも、元をたどれば「木」であることが殆どです。

こうしたものはいわゆる「木質系の加工材料」と呼ばれるものであることが殆どです。

「合板(ごうばん)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

いわゆる「木質系加工材料」の代表格でベニヤ(木材から薄く剥かれた「単板」のこと)を何枚か積層して接着したものを指します。

その表面に化粧シートや、突板を圧着し加工した工業製品を総称して「木質系の加工材料」と呼んでいます。

なかには木屑を固めたものにシートを貼ったものなどもあり、そういったものは大量生産が可能なので同じものを安価に購入することが可能です。

ただ、そうしたものも貼り付けた部分が剥がれたり、着色した部分にキズが付くと地の色が見えてしまい、やはり長く使うことはよほどのことがないと難しいものでもあります。

 

無垢材という選択肢


 

 

そうしたものには単色を塗り付けるのではなく、木目調のシートを貼り付けるものもあります。

木目というパターンそのものには癒しの効果があり、空間を柔らかくやさしく演出する効果もあるので、やはり「木の感じ」を求めたい向きはそういったものも購入の際の選択肢です。

そのうえで家具というものは一度購入するとなかなか買替えの機会はありません。

たとえ、傷みが見えてもそのままそれを使っている、ということもよくあります。

木製で長く使うことが前提なら傷みが目立ちにくい、あるいはそれも味になるものを選ぶのがベストです。

そこで「無垢材」でできたものが選択肢に出てくるわけです。

 

無垢材とは


 

 

無垢材とは、先ほどの「木質系加工材料」のように薄くスライスなどをするわけでなく、ある程度の塊りとして、原木(丸太)から切り出したままの自然な状態の木材をさしたものです。

木質系加工材料との大きな違いはその「風合い」と「耐久性」。

まず、本物の木ですから人工的につくられたシート状のものとは全く風合いが異なります。

また、無着色で作られたものであれば中身も同じものですので、傷が付いても目立たず、むしろ次第に馴染んで見えてきます。

シートを貼り付けたものを元と同じように修復するのは中々難しいものですが、無垢材であれば削り直しを行うことで元通りに修復することが可能です。

そもそも分厚い板でつくりますので、それらも含めた耐久性も折り紙付き、というわけです。

収納家具には様々な要素が求められますが、重量のあるものを収納することも考えると耐荷重や強度、揺れへの強さといった部分は外せません。

そうした収納家具に必要な要素も無垢材のものであれば十分に備えたものとなるのです。

 

「アンティーク」の概念を無垢材の収納家具で


 

 

アンティークとは元々フランス語で「骨董品」という意味です。

この骨董品を定義するとすれば「製造されてから100年が経過した手工芸品・工芸品・美術品」と言われています。

ざっくり「100年」と区切ってみてもこの歳月は、おおよそ2~3世代に渡るものとなるでしょう。

そうした長い時間を世代を超えて生き抜いてきたものが「アンティーク」となるわけです。

私たち家具蔵の家具は無垢材で製作します。

100年前後という高樹齢の良木を厳選し、「100年使えるものを」という考えのもとで家具を作っています。

その100年という時間で生まれる風合いの変化、味わい、人の思い出。

それらすべてが重なり「次代のアンティーク」になり、そこには普遍的な「現代のベストマッチな家具」としての価値が生まれます。

家具は暮らしの歴史を一緒に重ねるものです。

無垢材で作る収納家具は形や大きさが同じものであっても、世界に一つしかない木目を持った素材で作られています。

特に無着色で作られる家具は、木の持つ微細な色味も陰影となって深みを増し、経年変化で移り行く風合いの変化を楽しむことができるのです。

生活に必要な収納家具。

無垢材で作られたものを選ぶことで、私たちの暮らしに快適さと心地よさを与えてくれます。

 

家具蔵が作る無垢材ボードのオーダー事例はこちらから

 

 

 


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