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空間別の本棚(ブックボード)の選び方

2020.6.1

 

人生において長く大切にしたいもの、勉強のためのもの、コレクションしているもの。

様々な用途やストーリーが詰まった書籍や本が皆様のご自宅にもあることと思います。

本棚の購入を検討するのは、そんな大切な本を美しく、わかりやすいように整理するためでしょう。

この本棚という家具を選ぶ際にはサイズはもちろんのこと、それ以外にどこに置くか、誰がどのくらいの頻度で使用するか、という部分を明確にするとデザインや仕様がスムーズに、失敗なく選べるようになります。

今回はこの「本棚を置く場所」にフォーカスして、その選び方をお話ししていきます。

 

リビングに置く本棚(ブックボード)


リビングは家族だけでなく、来客をもてなす場所にもなるため、家族以外の人も心地よさを感じることも重要になってきます。

そのため、リビングに置く本棚は人目に付くことの少ない寝室や書斎と違い、使い勝手だけでなく「飾る」または「隠す」要素も意識してデザインを選ぶと良いでしょう。

例えば使い勝手を優先するのであれば出し入れしやすいオープン仕様とすることが優先です。

ただ、本の種類がまちまちであったり高さや背面の色がバラバラな書籍はどんなにきれいに並べていても散らかって見えてしまいます。

その場合は扉をつけ、中を「隠す」本棚を選ぶとスッキリします。

「扉を開けてものを取り出す」という動作は増えますが、乱雑に見える場所で過ごすよりもストレスなく過ごせるのではないでしょうか。

扉も木製、それも無垢材であればオープン棚に比べ木が見える面が増えることで、自然な温かみのある空間も演出できます。

木目のゆらぎは人に癒しを与えてくれるので寛ぎの空間であるリビングには最適であると言えるでしょう。

また、リビングに置く場合はコレクションしている本、例えば表紙が綺麗な景色や趣味の本などは「飾る」ことを意識し整理していくこともひとつの手段です。

表紙が綺麗な本は背表紙ではなく表紙を前にし、見せて飾ることでアートを飾る代わりとなり、部屋が華やぎます。

趣味の本であれば来客の目に留まり、それがきっかけとなり会話が盛り上がるコミュニケーションツールとなるかもしれません。

この場合はオープンタイプのもののほか、側板のないオープンシェルフもおすすめです。

オープンシェルフの場合は安定感のある下段に本を整頓して並べ、目線が届きやすい位置に飾りたい本を置くと「仕舞う」と「飾る」のバランスが良い収納になります。

オープンタイプのブックボードやオープンシェルフなら空いたスペースに観葉植物や季節の飾り、家族の写真などを飾るギャラリースペースとして活用するのもよいでしょう。

視線が誘導され、見せたくない部分から視線をそらすことも叶います。

スペースに余裕があれば、テレビボードなどリビングに必須な他の収納と一体化させ、壁面収納でまとめると、あちこちに収納が点在せず部屋全体がすっきりと広く見える効果も得られます。

 

 

寝室・書斎に置く本棚(ブックボード)


寝室や書斎は、その部屋を使用する家族以外にはあまり目の触れることのない、個人的なスペースです。

「コレクションした本をきれいに飾って並べたい」

という希望がない場合は「飾る」や「隠す」よりも「使い勝手の良さ」を最優先に考えていくと良い場所です。

寝室の場合はリビングより照明を落としている場合が多く、読書を行う際には長時間の本格的なものより就寝前などに少し気に入った本や、お子様がいる場合は絵本を読み聞かせる程度だと思います。

ベッドは基本的に腰より低い位置に高さがある家具です。

それに合わせて目線よりも高くない低めの本棚にすることで圧迫感を抑えられます。

低めのブックボードであればベッドから手を伸ばし出し入れすることも可能になります。

就寝前のちょっとしたひと時を楽しむのにちょうど良い収納となるわけです。

必要に応じ、浅めの引出をつけるとナイトテーブル代わりにも。

メガネやアクセサリー等、失くしやすい小物を収納することもできます。

また空いた部分には目覚まし時計やティッシュなどを置くのにも便利です。

無垢材など木質のものを選ぶと、温かみのある落ち着いた気分を与えてくれる寝室となるでしょう。

 

書斎の場合はデスクとの位置関係が一番重要です。

頻繁に使うものが優先して手の届く範囲、高さにサイズやレイアウトを設定すると使い勝手が格段に良くなります。

この場合も使用頻度が高いものを収納するのは、ものの出し入れが容易なオープン棚が便利です。

逆に使用頻度は低いものの保管が必要な書籍やアルバムなどは、ほこりが入らないように扉を付けると掃除の手間が省け便利です。

その場合、扉収納の位置は下部や最上段などを収納場所とすると良いでしょう。

中身が一目で判別できるほうが良い場合はガラス扉にすれば、わかりやすく管理がしやすくなります。

見え方も軽く、華やかさも増します。

扉をつける場合は中に湿気が溜まりやすいので、適度に換気をして空気を入れ替えることでカビの原因を抑えられます。

また、無垢材であれば調質効果があり、収納する書籍も良い状態で保てると言えます。

 

本棚は置く場所により使う人の使い勝手を優先する場合と、その部屋で過ごす他の人の目も考える場合で選ぶデザインが大きく変わってきます。

オーダー製作であればご希望のサイズはもちろん、用途に合わせて仕様も自由にカスタマイズできます。

家具蔵でも経験・知識が豊富なプロスタッフが、ご要望を伺いながら丁寧にご提案していきます。

住まいや暮らしに合った本棚(ブックボード)、お気軽にご相談ください。

家具蔵の無垢材ブックボード(本棚)のラインナップはこちら

 

家具蔵の無垢材オーダー収納の実例はこちらから

 

 

 


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