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国産家具が人気な理由は?

2019.6.6

 

日本製の家電や車はいわゆる「メイドインジャパン」の代名詞ともいえるものです。

高品質・高性能・高耐久・優れたコストパフォーマンスは長い間世界中で人気と評判を集めています。

そして、日本製の家具もまた、日本国内に留まらず、世界各地で高い評価を得ています。

では何故、日本製の家具、つまり国産家具は人気があるのでしょうか。

今回はその理由を掘り下げていきたいと思います。

 

安心の品質と安全性の高さ


食品などもそうですが、誰がどこでどのように作ったのか分かると安心ではありませんか?

スーパーでもよく生産者の名前や似顔絵が表示された野菜が売られています。

作り手が見えるというのは、買い手に安心感を与えてくれるものです。

このことは家具に関しても同じです。
比較的安価に手に入る既製品家具の中には様々な塗料や接着剤が使用されていることがあり、それによってアレルギーやシックハウス症候群を引き起こす可能性が生じます。

特にアレルギー体質の方や敏感肌の人にとっては、その製作工程が見えないことは不安を助長してしまうのではないでしょうか。

家具を国内で作ることは作り手やその工程がわかりやすく、安心して家具を使うことにつながります。

特に家具に関しては揮発性有機化合物(VOC)といわれる、室内で「シックハウス症候群」や「化学物質過敏症」を引き起こす物質が少ない、安全性の高い塗料を使用していることが重要です。

このことを見極めるためには「F☆☆☆☆」(エフフォースター)と言われる国土交通大臣認定による等級付けされたランクを確認することが大切です。

この等級の中でも「F☆☆☆☆」と表示されたものが、発散量がもっとも少ない商品となるため、しっかりとその表示を確認することが使い手にとっての安心と安全に繋がります。

 

製作の工程がわかる


国産の家具の良さはその製作の工程や作業がよく分かることにもあります。

特に素材が木の商品であれば、なおさらそのことが大切になります。

木は自然のものであるが故、製作段階での天然乾燥や機械乾燥、木目の選定や木取りなど実に沢山の工程があり、どのような製作工程を経ているか理解することが非常に重要となります。

仮に乾燥がしっかりとされていない木材は、パッと見た感じは綺麗な商品に仕上がっていたとしても、使用するなかで、木の動きが出て商品の使い勝手や見栄えに影響が出てきます。

また海外で乾燥された素材も、温度や湿度の異なる日本で使用した場合にどのような木の動きになるのか分からないことも不安要素の一つだと言えます。

その他にも海外の木材家具は輸入する際の法的規制が特に無く、有機溶剤やホルムアルデヒドの濃度が日本のようにしっかりと規制されていません。

アレルギー体質の方や小さいお子様がいる家庭では、不安材料になってしまいます。

そういった不安を取り除くために、自社の商品の木の乾燥をどのように行っているか、家具の接合部は長持ちさせるためにどのような工夫をしているかなど、非常に細部に至るまで、そのこだわりを開示しています。

使い手が家具を検討した際に多くの情報の中から安心して検討を進めることができる環境が整っています。

 

修理やメンテナンスの対応がしやすい


海外製の家具や自動車をお持ちの方は想像しやすいと思いますが、海外製品は修理に時間がかかる場合があります。

部品を取り寄せるのに時間がかかったり、そもそも海外の工場でしか修理できなかったりするためです。

本国に戻して修理する場合は、郵送費のコストもかかる場合があります。

その点、国産の製品は安心です。

万が一お使いの家具が故障した場合には海外製品に比べて修理をすばやく対応してもらえます。

また海外の製品の場合、何か不具合があって直接電話で問合せたとしても、対応してくれるかどうかは分かりません。

対応をしてもらっても、時間がかかり、直せない場合もあります。

窓口が直接ではないので安心感がないのが現状です。

しかし生産しているのが日本の企業であれば、対応の窓口は自社商品を熟知したスタッフになりますので、お客様からのお問合せには丁寧に対応しているケースが多いでしょう。

何かあった時に対応してもらえるという安心感も、国産の製品にはあります。

メンテナンスの問い合わせ等もスムーズで、安心して任せることが出来ます。

 

このような利点が国産家具には多くあり、国産家具が人気となる理由となります。

家具蔵においてもその製作工程や仕上げ方法、木の扱い方など様々な内容を知って頂けるよう、店内でのご案内は勿論のこと、WEBページでもご案内しています。

気になった方は下記から一度ご覧になってみてください。

 

「家具蔵のこだわり」についてのご案内はこちらから


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