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「失敗しない一枚板天板」を選ぶには

2020.4.2

 

「一枚板のテーブル」。

皆様どのようなイメージをお持ちでしょうか。

「迫力溢れる木目」、「自然界の造形美」、「木の魂が感じられる」など、様々な大自然からの贈り物のようなイメージがあるのではないでしょうか。

様々なイメージがあるかとは思いますが、一枚板に対して「憧れ」を持って「いつか手に入れたい」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。

100年以上生きてきた1本の原木から数枚しかつくることが出来ないその希少性とその歴史を丸ごと感じることができるという優越感は他のテーブルとは一線を画します。

今回は多くの人を惹きつける一枚板テーブルの選ぶ時のチェックポイントをまとめてみます。

 

乾燥工程が大事


一枚板に限らず無垢材のテーブルをつくるには原木を製材してからじっくりと時間をかけて乾燥させなくてはなりません。

乾燥がうまく成されないとテーブルになってから家の中で乾燥が進んでしまい、大切なテーブルが台無しになってしまいます。

通常のテーブルは板を合わせながら製作することで板それぞれが動きを吸収しあいますが、一枚板はそのような訳にはいきません。

製材後は、約1年をかけて含水率が12~13%になるまでゆっくりと自然乾燥することが必要です。

(場合によってはもっと長い期間も)

その間は、風通しを良くするための桟棒をはさみながら積み重ねて保管していきます。

さらに、現代の気密性の高い室内で、エアコンや床暖房などにさらされる木にとっての苛酷な使用状況を考慮し、含水率が約6~7%になるまで機械乾燥と養生を行います。

製品になった後の生活環境に適応できるよう管理を徹底しなければなりません。

一枚板は乾燥状態が非常に大切になってきますが、その乾燥状態はお店に行って展示している一枚板を見てもわかりません。

どのような乾燥を行っているかどうかは、家具店で店員さんに思い切って詳しく聞いてみましょう。

そこが「良い一枚板天板との出会い」をつくってくれるかもしれません。

 

直感を信じる


 

しっかりと乾燥された一枚板であれば、長く快適に使っていくことが出来ます。

では、そのような一枚板の中からどのような板を選ぶといいのでしょうか。

一枚板のお店には多くの樹種、多様な木目の板が並んでおり、価格帯も様々です。

最初はどのような基準で選べばいいのかわからずに、迷い悩んでしまうこともあるかと思います。

しかし、安心してください。

自然のものですので「これはこの空間に合わない」ということは絶対にありません。

例えばどのようなお花でも観葉植物でも、空間に合わないということはないかと思います。

自然のものはどのような空間にも調和し、共存してくれるのです。

そして、ヒトも当然自然界のものなので自然のモノ同士が同じ空間で心地良く、気持ちがほっとするものです。

一枚板の選び方は「自分の直感」を信じましょう。

穏やかな木目がいいのか、荒々しい木目がいいのか。

明るい色素の樹種がいいのか、濃い色素の樹種がいいのか。

全てはご使用になる方との相性で決まってきますので、一枚板の前に立ち、手で触れてそこでどのような暮らしが生まれるか、どのよう気持ちで過ごせるのかを想像してみるといいでしょう。

「この板となら安心して過ごせそう」というような感覚がとても大切だと思います。

一枚板の価値は誰が決める訳でもなく使う方が決めるものです。

ご自身の感覚を大切にして選ばれるといいでしょう。

これから家族の一員のような存在になるのですから。

 

空間とのバランスをみる


一枚板は自分自身との相性や直感で選ばれるといいのですが、候補が2枚や3枚になった場合は空間とのバランスで選んでいくと良いでしょう。

ヒトとテーブルとの相性にプラスしてお部屋とのバランスも大切にしていくと空間の心地良さがアップします。

一枚板のテーブルは、きっと空間の主役になりますので、周りの家具とのバランスやフローリングの色とのバランスも考えてあげることでその存在感が主張し過ぎず、霞むこともなくより自然な存在感で空間に佇んでくれることでしょう。

そのためにも、インテリアのプランニングが大切になってきますので、一枚板を選ぶ前にじっくり把握しておきたいところです。

 

販売店で選ぶ


一枚板を購入するときはどのような会社が販売しているかも大事なポイントとなってきます。

そのなかでも創業年数というのは気に掛けるといいでしょう。

創業10数年の会社と創業50年以上の会社では、一枚板の製作におけるノウハウや技術が全く違ってきます。

一枚板のテーブルを買ってからもメンテナンスなど長くお付き合いができるということも非常に重要になります。

やはり安心して使いたいものです。

一枚板テーブルを一生モノとしてお考えであれば、販売店も一生付き合っていけるところを選ぶとよいでしょう。

 

 

家具蔵では、茨城県の自社工場で十分に時間をかけ天然乾燥、人工乾燥を行った一枚板を多く展示しております。

店内ではプロのスタッフが丁寧に木のこと、空間とのバランスのことなどのアドバイスをさせて頂きます。

ぜひ、お近くの家具蔵各店にお越しいただき、一枚板のパワーを感じてみてください。

スタッフ一同、お待ちしております。

 

家具蔵一枚板ギャラリーへのアクセス・お問い合わせはこちらから

 

家具蔵の扱う無垢材一枚板天板の詳細はこちらから

 

 

 


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