日本が誇る伝統工法「組手」を意匠に活かし、シンプルな直線と曲線でデザインされたスツール「ZEN」は、2001~02年度のグッドデザイン中小企業庁長官特別賞を受賞。釘などの金物を一切使わない木組みの技が、無駄のない洗練されたフォルムを生み出し、その優れた品質が高く評価されました。 正方形と円形の組み合わせで構成された座面により、円形座面では構造上難しいとされるスタッキング機能を実現。また、40ミリもの分厚い無垢板を中央に滑らかに削り出すことで、板座とは思えない柔らかな座り心地に仕上げています。 さまざまな様式が入り混じる日本の住空間を考慮したニュートラルなデザイン、置き場所を選ばないコンパクトなサイズもこのスツールの大きな魅力です。
世代を超えて愛される一脚になるために、木は木で締める。
木という素材の特性を見極め、デザイン面においても軽やかさを感じさせるために「組手」の技法を採用。ガッチリと組まれた構造は粘り強く、安心感を与えます。釘などの金物に頼らず「木は木で締める」ことにより、世代を超えて使い込むことのできる丈夫さを作り出しています。
正方形と円形の組み合わせによる、独創的なデザイン。
正方形と円形というシンプルな造形の組み合わせによって、これまでにない独創的なデザインの座面を生み出しています。そのような座面の形状により、スタッキング機能と「思わず座ってみたくなる(人を呼ぶ)」魅力を併せ持つ完成度の高いスツールが完成しました。