ページが見つかりませんでした – 家具蔵 https://www.kagura.co.jp Just another WordPress site Wed, 27 Mar 2024 20:00:14 +0900 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=4.9.25 家具蔵SNSのご紹介 https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/19501/ https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/19501/#respond Thu, 30 Nov 2023 15:00:46 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=19501  

 

 

家具蔵の公式SNSは「フェイスブック」「インスタグラム」「LINE」「X(旧ツイッター)」の4つです。

 

●フェイスブック

家具蔵の情報を実例・イベント・入荷情報・店舗ごとの最新情報などを総合的にご紹介していきます。

 

●インスタグラム

公式HPでは掲載が無いようなレアな実例画像を中心にユーザー様が撮影されたよりリアルな事例をご紹介する「第二の実例集」として、また、天板入荷情報やメンテナンス情報なども含めて展開を行っていきます。

 

LINE

もはやインフラとも言える定番SNSではその場で気軽に問合せや確認・店舗との連絡ができるのが便利です。

今後はこのLINEを駆使した情報発信なども行っていきたいと考えています。

 

●X(旧ツイッター)

毎日更新されるブログのお知らせや、店舗からのお知らせなどをリアルタイムで発信しています。

 

今や私たちの暮らしに非常に馴染み深い各種のSNS。

これらをより利用しながら私たち家具蔵も皆様に寄り添い、常に居心地の良い空間をご提案したいと考えています。

皆さま、各種SNSのフォローもしくは「いいね!」を何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

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https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/19501/feed/ 0 https://www.kagura.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/10/1701495104-650x560.jpg650560
「LINE」で簡単にご来店予約! https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/17623/ https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/17623/#respond Wed, 26 Jan 2022 19:00:39 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=17623  

 

家具蔵では感染症対策の一環として、ご来店予約をお勧めしています。

ご来店予約にはLINE」からが手軽で便利です。

下記のご来店予約を希望する各店のバナーをクリックorタップしていただくと「LINE」の友達申請ページにアクセスでき、そこから各店とのコンタクトが可能です。

 

「一枚板ギャラリー青山」「キッチンスタジオ青山」へのアクセスもこちらから

 

 

「一枚板ギャラリー吉祥寺」「キッチンスタジオ吉祥寺」へのアクセスもこちらから

 

 

「一枚板ギャラリー横浜元町」「キッチンスタジオ横浜元町」へのアクセスもこちらから

 

「混みあっている場所に行くのはちょっと…、空いている時間帯は?」

「せっかく店舗に行ったのに混んでいてゆっくり見ることができなかった…」

「事前に要望を伝えてスムーズな買い物がしたい」

こうしたご要望やお声に対しても、事前にご連絡をいただければご希望の時間や空いている時間でお待たせすることなく、ご案内が可能です。

その際にご検討の商品をお伝えいただければ事前に詳細な資料などをご用意してお待ちすることができます。

電話よりも気軽で手早い方法での来店予約で、便利でスムーズな家具選びを行ってみませんか?

もちろん、ラインからの各種お問い合わせも可能です。

皆様、どうぞご活用ください。

 

 

 

 

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https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/17623/feed/ 0 https://www.kagura.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/05/1590397528-650x560.jpg650560
“LINE“で気軽に!家具蔵のリモート・オンライン相談のお知らせ https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/16150/ https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/16150/#respond Tue, 25 May 2021 06:33:09 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=16150  

 

外出についての概念も変わりつつある昨今、それだけではなく、距離や事情、時間の都合で来店が難しい、という声が今までも多く寄せられてきました。

 

そこで家具蔵では多くの方に親しまれている「LINE」のチャット・ビデオ通話を利用して自宅で家具や住まいに関するご相談ができる「リモート・オンライン相談」を行っております。

様々な事情で来店ができないという場合でも、来店不要でプロスタッフに住まいや家具のご相談ができるサービスです。

ライフスタイルに合わせた家具選びや間取り・内装、家族構成に合わせたコーディネート…。

経験と知識の豊富なプロスタッフがオンライン上で、まるでそこにいるかのように詳しくご案内します。

 

家具蔵のオンラインリモート相談で「できること」


●チャットを使っての文字情報でのご質問やお打ち合わせ

●室内画像や間取り図面を頂いてのコーディネート提案や家具配置プランニング

●こちらからのスムーズな実例画像送信によるライブ感あるご検討

●ビデオ通話機能を使用しての1対1・あるいは他の場所にいる方も交えたお打ち合わせ

●ビデオ通話機能を利用しての店内展示品の確認によるご検討

etc…

 

LINEオンラインリモート相談の流れ


1.お申し込み

「LINE」を使用してのリモート・オンライン相談には事前のご予約が必要となります。

まずはLINEアプリから 下記QRコードもしくは各店に直接お問い合わせいただき、「友だち追加」してください。

2.ご返信と日時の決定

担当となる店舗スタッフから

①「お名前」②「ご希望日時」③「ご相談内容」

をLINEアプリにてお伺いします。

ご希望の日時やご相談内容をご指定ください。

3.「LINEオンライン相談」の開始

お約束の当日、店舗スタッフよりLINEアプリにてご連絡いたします。

・ご自宅の図面・間取り図または寸法を記載したもの

・お持ちの家具の寸法 

・ご希望の空間のイメージ写真など

などをご用意いただくとさらに詳しい内容でのお話が可能です。

※事前に「具体的にどんな商品に興味があるか」「どんなご相談をしたいか」などをお聞かせいただけますと、より詳細かつお待たせすることなくご案内が可能です。

 

オンラインでの3Dコーディネート相談も随時開催中!


 

快適な空間作りのためには、家具のサイズや配置はもちろん、グリーンや照明の使いかたも大切です。

ご自宅が「どのような空間になるのかイメージしにくい」という方にも3Dコーディネートから、より具体的なイメージをご覧いただくことが出来ます。

 

自宅に居ながら一枚板天板のご検討も可能!


 

各店に展示している世界中から選りすぐった一枚板天板も、ご自宅にいながらその場でご確認可能です。

ビデオ通話機能を使用し、寄り・引き、あるいは側面や裏面など細かにご確認いただけます。

サイズが不明な場合は3Dコーディネート相談も同時に行いますのでお気軽にお声掛けください。

 

インテリアや住まいについてのお悩みの解消をご自宅にいながら解消できます。

外出が難しい、店舗が住まいから遠い、そういったご事情がある方はいつでもお気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

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https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/16150/feed/ 0 https://www.kagura.co.jp/wp/wp-content/uploads/2021/07/1627192980-650x323.jpg650323
「ナラ」にはどのような種類があるか? https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21704/ https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21704/#respond Wed, 27 Mar 2024 20:00:14 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=21704  

 

ナラにはいくつかの種類が存在する


 

 

秋になると公園などに落ちているドングリ。

子供の頃に夢中で集めて持ち帰った、もしくはお子様が拾って持って帰ってくる、そのような経験を持っている人もたくさんいるでしょう。

これはすべて「ブナ科」の木に生るもので、樹種ごとにドングリにも特徴があります。

そのなかのひとつ「ナラ」から採ることのできる材は、現代では主に家具材として高い人気を誇るものです。

そして、このナラにはいくつかの種類が存在します。

 

このドングリは何の木に生ったものか?


 

 

ブナ科の木は全部で600種類にものぼりますが、そのなかで有名なのはナラの他にカシワ、クヌギ、アベマキ、クリ、そしてもちろんブナもそのひとつです。

ブナからとれるブナ材は「ビーチ材」として家具やフローリングの材料としても親しまれており、ビーチ材を使用した名作家具も多数存在します。

同じブナ科でも落葉樹はナラ(楢)、常緑樹はカシ(樫)と分けて区別されます。

それぞれに特徴があるなかで共通するのは「ドングリの実が生る」ということでしょう。

ちなみに、ドングリの実の上部に帽子状に被さっている外郭部分は正しくは「殻斗(かくと)」と言います。

この殻斗と実の形状により、どの木から生まれたドングリかが分かります。

殻斗に無数の棘状の部位があり、果実本体が丸味を帯びて且つ大きめのものは「クヌギ」や「アベマキ」。

殻斗に棘などが無く、実が太く長い場合は「ミズナラ」や「ナラガシワ」。

同じく殻斗に棘などが無く、ミズナラやナラガシワと比較して果実が小さめなら「コナラ」。

同条件で実が細長い場合は「マテバシイ」です。

「クヌギ」はクワガタやカブトムシが集まる木として有名です。

なお、クヌギの樹皮には特徴が(ゴツゴツとした凹凸が)あるため、立ち木の様子を見ても区別がつきやすく、小さな頃に虫取りで直に触れたことがある人も多いかもしれません。

ミズナラは本州でも山間部に多く、都市部ではなかなか見ることができません。

都市部に分布しているナラの多くはコナラであり、東京近辺でドングリを発見したならそれは「マテバシイ」のものかもしれません。

 

オーク材との違いと家具材以外の使用方法


 

 

ナラ材とほぼ同じものと言っても差し支えない質感や雰囲気、使用方法である「オーク」材との違いはその分布地域にあります。

一般的にオーク材と表現されるものは「ホワイトオーク」を指すことが多く、ホワイトオーク材は厳密にはナラ材ではありません

ナラの分布地域は主に日本・中国・ロシア。

一方オーク材は主に北米が原産地となっており、ナラよりも重く、木口に見られる放射組織が大きいのが特徴です。

色味がナラ材よりやや白いホワイトオークと、少し赤みがかったレッドオークがあります。

日本のナラ材は、明治時代以降の一時期はヨーロッパをはじめとする世界各国へも「ジャパニーズオーク」として盛んに輸出されていました。

かの有名な建築家であるフランク・ロイド・ライトもこの美しさに魅了され、帝国ホテルのライト館の各部に好んで使用していたとされています。

ナラ材は現代では家具材や床材、あるいはウィスキーを醸造する樽などに使用されるものとして有名です。

導管を塞ぐチロースという組織が発達しているため、木に液体が入り込みにくいことからウィスキーやワイン樽などに使用するのに適しています。

日本ではサントリーが入手の難しいシェリー酒に使用していた「シェリー樽」の代替品として、ミズナラの樽を使用してウィスキーを熟成したところ、繰り返し樽を使用する中で生まれた独特の香りにより、「ジャパニーズウイスキー」の価値が世界に認められる様になったという経緯があります。

他にもその固さによってシイタケ栽培の原木や鉄道の枕木に活かされるなど、実に様々な場所で使用されてきました。

火持ちが良いため、バーベキュー用の木炭にも使用されています。

 

家具蔵のナラ材家具づくり


 

 

私ども家具蔵でも取り扱いのある樹種には常にナラ材をラインナップさせています。

ホワイトオーク材やレッドオーク材を使用したテーブル天板なども各店にストックされているのでその違いを比較してみるのも面白いでしょう。

テーブルやチェア、ソファやベッドだけでなく各種収納家具も含め、すべてナラ材で統一させることも可能です。

また、他の樹種同様にナラ材が本来持っている質感と木目を生かすため、無着色仕上げにこだわっています。

じつはナラ材はその水分量の多さと材質の特徴から乾燥工程を長い期間要することもあって取り扱い自体が非常に難しい樹種です。

一方で乾燥工程が十分でないとすぐに反りや歪みに繋がり、長期の使用が難しくなります。

北欧やヨーロッパの家具でもオーク材のヴィンテージは多くありますが、その魅力は長く使用する程に発揮されるものです。

色合いも徐々に変わっていき、その様子を楽しむことができるのもナラ材の魅力のひとつ。

ナラ材の魅力を存分に堪能し、同時にいつもの暮らしの中でできるだけ長い期間愛用してもらうために、例えば乾燥志しがちな冬の室内でも加湿器を使わずに使用できるレベルにしています。

 

 

無垢のナラ材の家具は明るすぎず、濃すぎず他のどんな家具や床材ともよく馴染みます。

柾目であれば優しい表情を持っていて、周りのどんな家具も受け入れてくれます。

まるでずっとそこにあったかのような馴染みの良さに、虎斑という杢でしっかりと私たちの目を引き付け、存在感を発揮するのです。

着色をしていない無垢材の家具であれば、元から森がそうだったようにお互いを受け入れ、心地の良い空間へと導いてくれます。

多くの人や動植物を受け入れてきたナラ材だからこそ、どんな家具や内装も許容し、ひとつにまとめ上げてくれます。

優しく包み込んでくれる心地の良い無垢のナラ材の家具には多くの人が自然と集います。

そしてそこにいつも豊かな時間をもたらしてくれるのです。

人々の暮らしに寄り添い、温かく心地の良い空間へ誘ってくれる無垢のナラ材家具をご自宅に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

家具蔵のナラ材家具のある暮らしの事例はこちらから

 

 

 

 

 

 

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https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21704/feed/ 0 https://www.kagura.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/03/1679123121-650x509.jpg650509
オーダーキッチンで「叶うこと」と「できないこと」とは? https://www.kagura.co.jp/blog/interiorandhousing/21700/ https://www.kagura.co.jp/blog/interiorandhousing/21700/#respond Mon, 25 Mar 2024 20:00:46 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=21700  

 

オーダーでも実現できないものもある


 

 

「オーダーキッチン」という言葉、どのようなイメージがあるでしょうか?

なかには「実現できない要望はない!」「どんなキッチンでも作ることができる」と考える人もいるでしょう。

確かに「オーダー」、つまり「オーダーメイド」は個々に異なる希望に応え、かたちにするものです。

細かい要望にも応えることができるものなら従来のシステムキッチンではサイズが合わない、あるいは希望の素材を選ぶことができない、という不満を解消させるものになります。

しかし、残念ながら「何でも叶う」というわけではありません。

できることとできないこと、というのは残念ながら存在します。

キッチンを選ぶ際の注意点というのはシステム、オーダー双方でじつはそう違いません。

それをふまえながら「オーダーだからこそ叶うこと」反対に「オーダーでもできないこと」について見ていきましょう。

 

オーダーキッチンで叶うこと「どんなキッチンスタイルも実現可能」


 

 

オーダーキッチンならキッチン全体、あるいは細部にまつわるサイズの微妙な調整や、I型・ペニンシュラ型・アイランド型などの基本的なキッチンスタイルだけでなく、Ⅱ型・コの字型など様々なキッチンスタイルを実現することが可能です。

ワークトップをフラットにする、あるいはダイニング側にカウンターを一段高くした形などにする、キッチンの周りにぐるりとカウンターを取り付ける…。

そのような個々に異なる希望や好みに対応できるのはオーダーならでは。

サイズについてはシステムキッチンでもグレードが高いものの場合はミリ単位で調整が可能ですが、収納性や使い勝手を含め、空間やそこに住まう人に合わせてカスタマイズできるのはオーダーだからこそできることです。

 

オーダーキッチンで叶うこと「ワークトップの選択肢が広がる」


 

 

キッチンのワークトップは目に入る面積も広くなるので、その選択はキッチンそのものの印象を左右します。

いわばキッチンの顔となる存在です。

システムキッチンメーカーでも独自の素材やカラーで様々なバリエーションを用意していますが、「ステンレスの仕上げまでこだわりたい」「天然石を使いたい」「サイドのパネルからワークトップまでシームレスに見せたい」などの素材や加工に及ぶ範囲にまで融通が利くのがオーダーキッチンです。

もちろん、好みの素材や仕様がシステムキッチンメーカーの選択肢の中にある方は良いですが、検討した結果納得のいく素材が見つからないという場合は、オーダーキッチンも視野に入れてキッチンを検討してみてはいかがでしょうか。

 

オーダーキッチンで叶うこと「導入する機器の制限がない」


 

 

キッチンの使用性に直結するのがキッチン水栓・浄水器・食洗機・クックトップ・オーブン・レンジフードといったキッチン機器の部分です。

システムキッチンメーカーでは機器についてもオリジナルの商品をスペックしているところが多く、できるだけオリジナルの商品を選んでもらいたいということもあり、キッチンのグレードにもよりますが選べる機器の範囲が限られることがあります。

例えばデザインが美しい海外製の水栓を選びたい場合や、食洗機はこのメーカーと決めている人であれば、まずはその機器を導入できるのかどうかをはじめに確認しておく必要があります。

一方でオーダーキッチンの場合は機器の制限がほとんどありません。

全体のバランスが許す範囲であれば好きな機器を選ぶことができます。

ちなみにここで言う「全体のバランス」というのは、例えばコンパクトサイズのキッチンにW600サイズの容量の大きい食洗機を入れてしまうと、他の機器や収納性に影響が出て使いづらいキッチンになってしまうこともあるということです。

どのようなものにも言えることですが、全体のバランスをとることはとても大切なポイントです。

 

オーダーキッチンで叶うこと「LDK全体でのコーディネートができる」


 

 

インテリアに関連するWEBサイトや雑誌などに掲載されているキッチンを見たときにポジティブなイメージを受ける理由のひとつとして、キッチンそのものが美しいことだけでなく、キッチンが空間を構成するひとつの要素としてとても大切な役割を担っていることが挙げられます。

リビングからキッチンを見た場合、その向こう側に見える食器棚や冷蔵庫に自然と視線が向かいます。

逆にキッチンからリビングダイニングを見た場合には、ダイニングのテーブルやリビングのソファ・テレビボードなどが視界に入ります。

今日のキッチンの大半は空間全体を彩るインテリアの一部ともなっており、そこに求められるのがLD全体との調和です。

LD空間とキッチンスペースに親和性を持たせるために、家具や内装に使用している素材と同じものをキッチンでも使うことはどちらか片方にチープさをはじめとしたギャップを生むことを防ぎ、統一感を生み出します。

それはつまるところ、空間の「格」ともなりえます。

 

オーダーキッチンで叶わないこと「キッチンメーカーオリジナルのものは選ぶことができない」


 

 

システムキッチンメーカーはあらゆる部位に各社それぞれにオリジナルの商品を用意しています。

それらは一部の例外を除いて組み合わせることはできません。

例えばA社オリジナルのシンクをB社のキッチンに取り入れたいということはできないのです。

オーダーキッチンの場合でも同様でシンクやクックトップ、レンジフードなどの機器や面材・ワークトップについて、他メーカーの専売特許商品は単品で仕入れることができません。

 

オーダーキッチンで他に気を付けておくことは?


 

 

キッチン機器についてはそれぞれショールームで実機をチェックすることができますが、キッチン全体の仕上がりイメージについてはオーダーキッチンの場合は完成するまで実物を見ることができない点は「実際にものを見て選びたい」人には不安材料となりえます。

システムキッチンの場合も完全に同じものが展示されているわけではありませんが、ショールームで同じシリーズのものを確認できることで事前の安心感に繋がっていると言えます。

また、オーダーの場合ゼロベースから設計することは珍しくありません。

また、当然のことながらオーダーメイドですから一点ずつ仕様は異なります。

同時に打ち合わせや製作期間も既製品と言って差し支えないシステムキッチンよりも長く要します。

特に海外製のオーダーキッチンを検討の場合は、設置までの期間にゆとりを持ってキッチンを検討することが必要です。

また、費用についても大量生産品ではないためオーダーの場合は高額になりがちであるため、価格の比較も重要でしょう。

価格帯はサイズや仕様によっても大きく変わりますが、希望が多い場合にはそれを実現させる予算についてもゆとりを持って検討するか、優先順位を付けておくのがお勧めです。

 

私ども家具蔵で製作するオーダーキッチンは無垢材をふんだんに使用し、自然素材であることからどのような空間との調和も可能で、LDの家具との親和性も十分です。

実際の完成品を見ることはできなくても店舗の展示例や各種サンプル、そして豊富な事例画像などで理想のキッチンづくりをサポートしています。

オーダーキッチンを検討している人はぜひ一度お声掛けください。

 

快適&理想を実現するキッチン無料相談会のご案内はこちらから

 

 

 

 

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https://www.kagura.co.jp/blog/interiorandhousing/21700/feed/ 0 https://www.kagura.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/10/1696388308-650x449.jpg650449
造作家具をオーダー家具販売店で選ぶべき理由とは https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21697/ https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21697/#respond Sat, 23 Mar 2024 20:00:28 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=21697  

 

造作家具とは


 

 

「造作家具」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。

「作り付け家具」とも呼ばれています。

住まいを新築、あるいは改築・リノベーションなどを行った経験がある人は実際にそれを導入した、あるいは検討したという人もいることでしょう。

造作(ぞうさく)とは建物の内部の仕上げ材や設営物のことを指します。

家具も様々ですが大別すると「移動できる」「移動できない」ものに分けることができますが、造作家具は壁面収納なども多く「移動できない」ものが大半です。

つまり造作家具とは「その空間専用」として、壁などに直接固定させる(つまり移動できない)家具のことを指します。

家を建てる際に設営する階段や建具などと同じ扱いのものとして家具を製作することから、家を作り上げる大工仕事の一環として依頼することが多く見られます。

その担当は主に実際の住まいを作りあげる工務店であることが大半ですが、一方でこの造作家具をオーダー家具販売店に依頼するケースも増えています。

 

大工仕事の一環で造作家具を設置する際のポイントは


 

 

一般的な造作家具はいわゆる「家づくり全体の一環」になることが多く、その設計は工務店やハウスメーカーサイド、実際の設営は住まいを作る大工職人が執り行うことパターンが多く見られます。

大工仕事の一部として現場で製作するため、実際のスペースに合わせたサイズや空間全体との色合いの調整も行いやすく「空間の雰囲気にぴったりと合うものができる」という点は大きなメリットでしょう。

また、新築完成=家具の完成でもあり、入居時にはすでに壁面収納などができあがっている状態です。

引越しを行った後すぐに使い始めることが可能なことから、片付けや整理が容易になるのは大工工事で造作家具を製作することのもうひとつのメリットです。

住宅の予算の中に組み込むことができる点も支払いの面では負担減になるかもしれません。

しかし、製作や設営が家具専門の職人の作業ではないことから細部において精巧な家具を作るのが難しいケースも出てきます。

建築現場では設備や持ち込む機材も限られることから、大工仕事による造作家具ではなく、家具専門メーカーのものを取り付ける選択を採ることで現場の負担や工期の延長を防ぐ考え方もあります。

 

家具専門メーカーのものでも選択肢が狭い場合がある


 

 

そこで現場で直接製作してもらうのではなく、すでにできあがったものを現場に運んで取り付ける方法を採るとします。

つまり家具専門メーカーの商品を取り付ける場合です。

このパターンも多く見られます。

この場合、設置は現場の大工職人の他に設営専門の業者・職人が行うケースもあります。

ここで「どのようなメーカーやブランドのどのような商品を選ぶか」で差が生まれます。

よくあるのがサイズや色が選択できてもその選択の範囲が限られていることです。

「幅〇mmまでの対応です」「40・80・120mmの3パターンサイズを組み合わせることが可能です(つまりこの3つからしか選ぶことができない)」といった、いわゆる「制限」があることは「壁の端から端までぴったり合わせた家具が欲しい」「天井まである収納が欲しい」といった要望に寄り添ってもらえない可能性があります。

同時に意匠性のあるものを求める場合、規格外ということでそれが叶わないケースもありえます。

専門メーカーが作るものであり、その精度は間違いの無いものとなりますが本当に自身の理想とする見映えや収納性を確保できない可能性も高いわけです。

 

理想の造作家具ならオーダー家具販売店のものを


 

 

空間に合致する精巧性を擁した造作家具は欲しいが収納性などの希望を最大限叶えるものも欲しい。

まさに「あちらを立てればこちらが立たず」の状態です。

その両者を並び立たせ、理想の造作家具・作り付け家具を入手できる選択肢がオーダー家具販売店といえます。

専門のメーカーが製作する家具は緻密で精巧、オーダーメイドですので(これは各社対応の細部は異なりますが)センチ刻み・ミリ刻みでサイズも設定でき、自身の好みの素材や色合い・デザインを叶える意匠性も併せ持つものを提案できます。

もちろん家具専門のメーカーですからプロの視点で見た提案が可能です。

自身では気づかなかった点なども、経験則や専門知識をふまえて伝えてくれるので結果的に後々の失敗も防ぐことに繋がります。

ひとつ懸念されるのは「住み始めたその日にはまだ完成していない」可能性が高いことです。

造作家具を作る場合には各部の採寸や壁面内部の調査、それをもとにしたプランニングが必要になります。

住宅の引渡し前に、現場で採寸調査が可能な場合もありますが基本的には稀といって良いでしょう。

事前にプランを完成させていても引き渡し後、あるいは内覧時に調査を行い、細部を詰めてから実際の製作に取り掛かります。

最大で数か月程度、家具が無い期間が発生することは留意しておかないといけません。

逆に言えば、実際に暮らしてみて本当に必要な機能が見えてきてから家具を導入できるのもメリットと言うこともできます。

 

必ず数社を比較する


 

 

実際にオーダー家具販売店に造作家具製作を依頼する際に絶対にやっておきたいことは「数社を比較する」ことです。

同じようなデザインで価格帯が違うこともある意味で当然で、その理由は素材なのか、それとも他に理由があるのかなどが納得できたほうが満足のいく買い物となります。

同時に各社で異なる提案があったとしてそれを比較するのもひとつです。

店舗での対応も大きな決め手になるかもしれません。

オーダー家具販売店に造作家具を依頼することは多くの場合、住宅予算とは別の費用計上が必要になります。

決して安い買い物とならないこともありえるうえ、失敗は避けたいものです。

自身での情報収集が必要になる点は負担となりますが、この「比較検討」は後悔の無い住まいづくりを行う上では必ず行うことをお勧めします。

 

 

私ども家具蔵でも、使い込む程に味わいが増す無垢材無着色のオーダー家具をご案内しています。

もちろん、造作家具も製作しており、他の家具同様に熟練の職人が作る本物の家具となっています。

インテリア全般に深い知識を持ったスタッフが各店に常駐し、あなたの頭の中にある理想のインテリアをミリ単位で具現化しながら最適なオーダー家具をプランニングします。

完全自由設計からカタログスペックの一部カスタムまで選択幅も自在です。

店舗には様々なデザインのオーダー家具が展示されていますので、実際に触れ、お試しになってみてください。

スタッフ一同、ご来店を楽しみにお待ちしております。

 

お部屋改善!整理収納無料相談会のご案内はこちらから

 

 

 

 

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https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21697/feed/ 0 https://www.kagura.co.jp/wp/wp-content/uploads/2021/03/1615821856-650x520.jpg650520
「テーブルはそのまま」「椅子だけを買い替える」際に気を付けることとは? https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21694/ https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21694/#respond Thu, 21 Mar 2024 20:00:03 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=21694  

 

家具を買い替えるという状況


 

 

これまでの人生の中で全く家具を購入したことが無い、という人はあまりいないはずです。

一方で家具をかなりの頻度で購入するという人も一部のコレクターなどの人を除いてそう多くはないでしょう。

じつは家具の購入という「イベント」はそう頻繁にあるものではないのです。

ものの性質上、一度購入するとある程度長い期間利用することも多く、決定的な破損がない限りは多少の傷みがあっても使い続けることも珍しくありません。

とはいえ、決して多くはないとしても家具を購入する機会は必ずあるはずです。

あるいは今まで使用していたものを買い替える、ということは十分にありえます。

使用できなくなるほど破損してしまった、メンテナンスをすれば使用し続けることができるがその費用を考えると購入した方が割安、引越し先にサイズや雰囲気が合わない、気分を一新したい…、その理由も様々です。

 

テーブルはそのままで椅子を購入するのはよくある


 

 

ダイニングテーブルとそれに付随するダイニングチェアはセット販売されているものも多く、同時に購入することが多いものです。

同じ時期に使い始めてどちらが先に傷みが激しくなるか、という定義をするのであれば、例外的なものを除いてダイニングチェアが先であることが多くなります。

その理由は使用条件の違いにあります。

椅子は「座って使用する」、つまり自身の全体重を受け止めるものです。

着座時の衝撃だけでなく都度の出し引きを含め、クッション部や各部の接合箇所には相応の負担があり、それが多くの椅子の場合、傷みや劣化に繋がりやすくなります。

テーブルもその表面に傷などがつくことはありますが直接的な衝撃を常に受け続け、体重がずっと掛かっているわけではありません。

それはダイニングテーブルとダイニングチェアが同時に購入されたものだとしても、月日が経ってテーブルはそのまま使用する一方でダイニングチェアのみを買い替えるということが多くなることに繋がります。

引っ越すことでダイニングテーブルのサイズを大きく(小さく)したい、テーブルの傷みが激しいために見栄えがしないので買い替えたい、などの理由でこれまで使用していた椅子はそのまま使用しながらテーブルのみを買い替えるケースも勿論あります。

あくまで「どちらが多いケースか」という点ではありますが、今までの椅子を残しながら追加の椅子を購入するというケースを含め、テーブルはそのままで椅子のみを購入するというのはよく見られる状況です。

 

必ず気を付けておきたいのは「差尺」


 

 

その時に「気を付けなければいけないこと」とはどのようなものがあるでしょうか。

今までとまったく同じものを買い替えれば、これまでの空間の雰囲気やテーブルとの見た目のマッチングも変わらないものになりそうです。

しかし、買い替えが必要な時期にそれが既に販売されていないという事態はありえます。

あるいは実は座り心地に不満があったということなら、やはり自身の求める座り心地がある椅子を揃えたいものです。

それによって今使用しているテーブルとはブランドなどが異なるものを選ぶこともあるでしょう。

そこで絶対に気を付けておきたいことは「テーブルの高さと座面の高さのバランス」です。

これはすなわち双方の高さの間隔、つまりギャップです。

テーブル天板と椅子の座面高のギャップを「差尺」と呼びます。

最適な差尺には基準があり「28~30cm」が無理のない姿勢で食事や作業ができる数値です。

例えばテーブルの天板高が70cmなら合わせる椅子の座面高は40~42cmであるのがベストというわけです。

ここから許容して良いのはせいぜいプラスマイナス1cmほど。

本来、椅子は着座した際に足裏が床に着くことがベストです。

その座面高から差尺をふまえたテーブルの天板高が導き出されるべきですが、テーブルは既存のものを使用する=既にテーブルの天板高は決まっているのであれば、仮に着座時に足裏が床に着かないとしてもこの差尺を優先させるべきです。

この点を軽視すると「椅子の座り心地は良いが食事や作業がしにくく疲れやすい」「合わない、失敗した」となります。

ダイニングチェアのみの買い替えの場合は今使用しているテーブルの「床から一番上までの高さ」を確認しておくことをお勧めします。

 

天板下や脚間も確認する


 

 

逆にテーブルの天板下の高さも重要です。

これは肘掛け付き、それも肘掛けが長いフルアームチェアを選択する場合に特に大事なこととなります。

天板下の高さいかんでは肘掛けがテーブル下に入らずに使いにくい、あるいはスペースを大きく占めてしまうことによる周囲の回遊性の欠如にも繋がります。

天板下に幕板がある場合はそれも含め床から何cmあるかを確認しておくことも重要です。

他にもテーブルの脚と脚の間=脚間も検討している椅子を並べて問題なく収納できるかという点で重要です。

天板上の高さだけでなく、天板下・脚間もしっかりと事前に確認をしておいて販売店のスタッフに伝えれば「高さが合わない」「椅子が入らない」という失敗を防ぐような椅子選びが可能になります。

 

家具蔵の無垢材チェアは長く使用できる


 

 

テーブルはそのままで椅子のみを買い替える場合の注意点をみてきました。

一方で「長期間使用していても買い替えの必要ない椅子を選ぶ」という視点があっても良いはずです。

家具蔵の無垢材チェアは非常に高い強度を誇り、何十年も使用できるように作られています。

無垢材はそもそも非常に剛性の強い素材ですが、特に広葉樹材は堅く、揺れや荷重に強い、つまり椅子に向いているものです。

それらのなかから厳選した8樹種を熱で蒸して曲げることなく「削り出し」でパーツ製作することで内部の繊維構造も傷めずに耐久性を高めます。

それらは「木は木で締める」という考え方のもと、ビスや釘といった金物は一切使わずに木組みで製作されます。

特に一番負荷のかかる座面と脚の接合箇所や背もたれ部の接合には独自の技術を生かし、強度の担保に努めています。

それらはすべて見た目の軽やかさと高い強度を実現させており、結果として非常に長い期間使用できるものとなります。

もし万が一の事態があっても直営工場ですべての事態に対して修理が可能です。

同じものを新しく購入するよりもはるかに格安で綺麗な状態でお返しします。

 

 

私ども家具蔵では椅子のみのご購入の方には必ず現在のテーブルの高さを確認し、お届けしたあとに使いづらさを感じないように心がけています。

また、同時に家具蔵の無垢材チェアはその後何十年も買い替えを必要とせずに長く愛用できるものとなります。

熟年の職人が厳選された無垢材を駆使し、手仕事をふんだんに取り入れながら仕上げる椅子は座り心地の良さだけではなく木の温もりも感じられます。

ぜひ椅子選びの際には家具蔵各店へもお立ち寄りください。

 

家具蔵の無垢材家具製作の詳細はこちらから

 

 

 

 

 

 

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チェリー材の無垢材テーブルに合わせる椅子は何が良い? https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21688/ https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21688/#respond Tue, 19 Mar 2024 20:00:12 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=21688  

 

非常に高い人気を誇るチェリー材。

正式名称は「アメリカンブラックチェリー」で、家具蔵でも人気が高い樹種のひとつです。

チェリー材の魅力は多々あります。

チェリー材と聞くと思い浮かべるその赤みを帯びた木肌の色。

これは経年による木肌の色の変化で表情に深みが増していったものです。

色が変わる進度の早さと最初期からのギャップの大きさは他の樹種と比較しても随一で、「使い込むことで味わいが深まる」という無垢材家具の魅力を楽しむにはもってこいの樹種とも言えます。

滑らかな質感と相まって、見る人と使う人双方を惹き付ける魅力があることはその人気の理由のひとつでしょう。

チェリーというのはいわずもがな「桜の木」です。

桜は周囲に人を集め、またチェリーの木に生る果実は陸からも空からも様々な生き物を呼び寄せます。

赤という色は食欲を増進させる効果があり、その要素を持つチェリー材はこのような意味合いからも家族や来客が集まるダイニングテーブルにも良く合います。

内装材や床との関係性においては非常に汎用性が高い=どのような空間にも合うものですが、せっかくであれば美しく映えるダイニングとしたいものです。

それにはチェリー材のテーブルと組み合わせる椅子の樹種の選択も大きなカギとなってきます。

 

ルールは無いがセオリーはある


 

 

基本的にチェリー材に限らず「この樹種のテーブルにはこの樹種のチェアを合わせなければいけない」「この色のテーブルはこの色や材質の椅子と揃えなくてはならない」という決まりはありません。

いわばルールは無いということです。

無垢材のテーブルに異素材であるポリプロピレンやグラスファイバー製のチェアを合わせても良いでしょう。

そのうえで美しく見えるかどうかが、空間の雰囲気と自身の気分の向上に大きく影響します。

もうひとつ、チェア・椅子というものは言うまでもなく座るためのもので座り心地が良いことは必須条件です。

また、毎日使用するものなので耐久性やメンテナンス性も重要でしょう。

そこで私ども家具蔵ではチェリー材を含めた無垢材でチェアを製作しています。

見て美しく、座って心地よく、高耐久でメンテナンスも可能というチェアを無着色で受注製作しています。

無着色ということは自然の色味であり、それは様々な色素が相まってそう見えている、というものと言えます。

つまりそこには厳密なカラーコーディネートの縛りは無く、その合わせにやはりルールはありません。

そのうえで「このように合わせると上手くいく(見える)」という「セオリー」は存在します。

今回はチェリー材の無垢材テーブルに合わせる無垢材チェアの樹種は何を選ぶべきか、について解説していきます。

 

同材で合わせるのが王道だがケヤキ材も面白い


 

 

ダイニングテーブルとダイニングチェア、つまりダイニングセットにおいて同じ色、あるいは同じ色合いのものを揃えるというのは王道であり定番です。

多くの人が採る選択であり、そこに間違いはないでしょう。

チェリー材の無垢材テーブルの場合、そこに当てはまるのは同じくチェリー材の無垢材チェアです。

この組み合わせは同じ樹種・色合いであることの「統一感」を生み出します。

同時にテーブルとチェアだけ置いてあるダイニングスペースは少ないので、他のインテリアや家具との合わせの意味でも破綻が少なく、いわば「バランスがとりやすい」組み合わせです。

奇抜なことは必要ない、チェリー材が好き、統一感を重視する、ということならチェリー材の無垢材テーブルに合わせる無垢材チェアの樹種はチェリー一択となるでしょう。

一方でケヤキ材も面白い選択です。

チェリー材のように赤みの強い色合いですが、大きな違いはその明瞭且つ迫力のある木目。

そのギャップが上手くメリハリを演出し、空間を立体的に見せてくれることでしょう。

 

異樹種の組み合わせはチェリー材よりも濃い色合いのものを選ぶ方が良い


 

 

一方でチェリー材の持つ他の樹種や色との相性の良さを生かし、ダイニングスペースに少しのインパクトとメリハリを付けるなら敢えて異なる樹種を組み合わせるのも「有り」です。

この場合、好相性となるのはチェリー材よりも濃い色合いを持ったものを選ぶことです。

そのことでチェリーの持つ暖かみのある色合いを引き立て、同時にその濃い色合いがダイニングスペース全体を引き締めることに貢献します。

 

チェリー材×「ウォールナット材」


 

 

そのうえで一番取り入れやすいのはウォールナット材でしょう。

黒にも近い濃茶の色合いはテーブルに対するチェアのように「ポイント」で使用することで、よりダイニングスペースの引き締めに寄与します。

使い込んでいくとその色合いはまろやかにやさしく変化していくので、当初の色合いのメリハリ感は薄れますが徐々にチェリー材とも馴染んでいくことで違った楽しみを味わうこともできます。

 

チェリー材×「サペリ材」


 

 

もうひとつお勧めなのが「サペリ」材です。

アフリカ産で「サペリマホガニー」とも呼ばれ、世界三大銘木の一つであるマホガニーに風合いが非常に似ていることから、家具材だけではなく楽器材としても評価の高い樹種です。

ウォールナット材よりも華やかで、チェリー材よりも落ち着きのある茶色みの強い赤褐色はウォールナット材同様にチェリー材の周辺に置くことでテーブルを際立たせ、空間の引き締めとメリハリを生み出します。

特にチェリー材を1年~数年使用して色が濃くなった際の見栄えは抜群です。

 

 

インテリアの作り方も一昔前に比べて画一的なものではなく、「自分らしさ」を表現する選び方にシフトしてきています。

見て楽しく、使って心地よい。

そのような「好きなモノに囲まれる暮らし」こそが、居心地の良い住まい方に繋がっていきます。

テーブルとチェアの組み合わせもしかり。

私ども家具蔵でも様々な角度からアドバイスしながら、ベストなダイニングセット選びをサポートいたします。

 

チェリー材のダイニングセットの使用事例はこちらから

 

 

 

 

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一枚板と「ブックマッチ」の違いとは? https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21691/ https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21691/#respond Sun, 17 Mar 2024 20:00:00 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=21691  

 

「耳付きテーブル」は無垢材テーブルの代名詞


 

 

世代を問わず多くの支持を受ける無垢材テーブル。

自然素材であることから、いわゆる木製テーブルというジャンルの中でもその素材の奥行き感や強度、耐用年数とメンテナンス性を含めた耐久性、経年変化による味わいの深化など多くの点で人を引き付けるものがあります。

ナチュラル志向が強い現代の住空間にもよく合い、インテリア性も抜群です。

そのなかでも、木そのままの自然形状を生かした「耳付きテーブル」は無垢材テーブルの代名詞と言える存在です。

 

一枚板テーブルが耳付きテーブルの代表格


 

 

この「耳付きテーブル」にも様々な製作方法やアプローチが存在しますが、その代表格と言えば、高樹齢の原木をそのまま使用した「一枚板テーブル」です。

しかし、すべての耳付きテーブルが一枚板、というわけではなく、一枚板でなければ耳付きテーブルとは呼べない、というものでもありません。

無垢材テーブル、そして自然形状を活かした耳付きテーブルを選ぶ際に、一枚板テーブルとその他のテーブルの違いを知っておくと、その選択肢はより広がり、さらに多くの「出会い」の機会が広がるかもしれません。

 

一枚板の希少性と「共木」テーブルの存在


 

 

一枚板とは、その名のとおり100年から200年、あるいはそれ以上の長い年月をかけて大きく育った高樹齢の原木から切り出された、接ぎ合わせのない一枚の天板のことを指します。

それに脚を付けたものが一枚板テーブルとなりますが、その一枚板がダイニングテーブルの用途に相応しいサイズでなければ(極端に言えば)その呼称には相応しくありません。

天板の幅にもよりますが、テーブルとしての用途に相応しいサイズは、対面で着座してお互いが近すぎないおよそ80センチ以上の奥行があるものとなります。

そのような幅広な一枚板が取れる原木は、樹種にもよりますがやはり樹齢が100年を超えるものでなくてはならず、そのような原木は世界的にみてもたいへん希少な存在となります。

厳しい自然環境、そして強風や雷、あるいは森林火災や台風などの自然現象を長い年月の間に乗り越えてきて生まれた木は、割れや節が多数あるものも少なくなく、そのうえで乾燥などの工程を経てテーブル天板として使用することができる良好な状態のものとなると、その数はさらに激減します。

耳付きテーブルが欲しい、しかし一枚板では自分が探しているようなものはなかなか見つからない。

そのような時に選択肢として挙がるのは、二枚接ぎ(ブックマッチ)などの「共木(ともぎ)」のものです。

 

「共木」とは何か


 

 

「共木」とは、同じ原木から切り出された材料の総称です。

木は人の身体と同じで個体ごとにその特徴は異なります。

同じ種類であっても、その木目・表情・色合い・含水量を含めた個々の状態はそれぞれ違いがあります。

同じ木=共木であれば元々持っている要素が同じですので家具となった時の剛性も高くなります。

そのような理由から本来はどの無垢材家具も共木で製作するのが理想です。

しかし、前述したように、原木というものは厳しい自然環境や乾燥の工程を経たうえではすべての部分を使用できるものになるとは限りません。

通常の無垢材テーブル、もしくは無垢材家具はそれも踏まえたうえで同じ木の種類であってもそれぞれの木の一部分を合わせて製作していくことがほとんどです。

そのような中で共木のテーブルを製作するためにはある程度の幅の板材が必要であり、乾燥などの工程でそれだけの幅の材が残らないこともあります。

一枚板は一本の木から一枚採れるかどうか、という希少なものですが、共木づくりの耳付きテーブルも、またたいへん希少なのです。

 

ブックマッチ天板とは?その希少性とは


 

 

板目が2枚左右対称に並んでいるブックマッチ天板

共木づくりのテーブルは2枚以上の複数枚の板材を接ぎ合わせたものです。

そのなかでもいわゆる「原木を開いただけの状態=1本の原木を製材した際の隣り合う2枚の板を表裏互い違いにして接ぎ合わせたもの」を「二枚接ぎ」あるいは「ブックマッチ」と呼びます。

何故「ブックマッチ」と呼ぶのか、それは木目が左右対称に、あたかも本が見開きの状態のように並べていることに由来します。

一枚板の様な高樹齢の力強い木目がシンメトリーに合わせられた表情は、高い芸術性を備えています。

一本の原木から隣り合わせの二枚の幅広材が、テーブル製作に相応しいコンディションで乾燥を終えること自体が稀なことです。

その二枚の板を木目までもデザインとして活かす木取りは、熟練の技を持つ職人がいて初めて成立します。

一枚板テーブルを探す際には、一枚板に勝るとも劣らないブックマッチ天板も併せて見比べてみると、さらに出会いの確率は高まります。

 

 

無垢材の魅力を余すことなく伝える耳付きテーブル。

自然の産物である希少性を誇る一枚板か。

熟練の職人技によって生まれる表情を楽しむブックマッチか。

家具蔵では「テーブルヴィンテージ」と題して、一枚板やブックマッチの天板はもちろん、3~5枚程度の幅を持たせて自然形状の耳付きテーブルを多数展示しています。

他にも通常のデザインテーブルの特徴を生かし、そのうえで自然形状を楽しむことができるエントリープライスのものもあり、多様なニーズに対応できるようにラインナップを展開しています。

一度、そのバリエーションの幅広さを店舗で体感していただければ幸いです。

 

無垢材テーブルヴィンテージについてはこちらから

 

 

 

 

 

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ダイニングチェアはデザインを「揃える」か「揃えない」か? https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21683/ https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21683/#respond Fri, 15 Mar 2024 20:00:04 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=21683  

 

複数のダイニングチェアを異なるデザインとすることも多くなってきている


 

 

いわゆる「ダイニングセット」という言葉を目にする、あるいは耳にするとひとつのテーブルを複数の「同じデザイン・同じ色」の椅子が囲んでいるものを想像する人も多いことでしょう。

そのとおり、ダイニングテーブルには、それとデザインやテイストを揃えた椅子を合わせるのが一般的なスタイルと言えます。

そして、その椅子が複数あるのであれば、そのデザインや色合いはすべて「揃っている」ものでないといけない、と考えてはいないでしょうか。

ダイニングテーブルと椅子、つまりダイニングチェアを同じデザインやテイストのものでセットで揃えると、まとまりのある印象になり、それは往々にして良い印象を与えます。

人は統一感のあるものには好感を抱くためです。

しかし、現代のダイニングセット選びは、あえてダイニングテーブルとダイニングチェアの雰囲気を異なるものにする、あるいは複数のダイニングチェアを異なるデザインとすることも多くなってきています。

それはダイニングテーブルやダイニングルームの役割が以前とは変わってきていることや、個々に異なって当然である「座り心地」が重視されるようになってきたことにも起因します。

 

同じダイニングチェアで揃える考え方が始まった理由とは


 

 

日本では長い間、床に座って座卓を囲んで食事をとるスタイルが主流でした。

しかし、戦後の住宅改革にともなうダイニングキッチンの定着は特に高度成長期にわたって爆発的に国内に広がり、椅子に座ってテーブルで食事をするスタイルも決して珍しいものではなくなりました。

それは今まで無かった生活スタイルの広がりを意味し、家具業界は「ダイニングテーブル」と「ダイニングチェア」の生産を増やすようになります。

そのような流れの中で求められることは、生産の効率化でした。

より多くの家庭の需要を満たし、業績を上げるべく行ったことはいわゆる「セット売り」であり、同じものをたくさん生産することです。

そのスタイルでの販売方法が主流となれば、今よりも情報を得る機会の少ない時代の消費者はそれが当然と思うようになります。

また、大量生産を行うなかでは家具は「着色」されることも多くなりました。

特に木製のものは着色することで木の木目や色目を整える必要はなく、大量生産は容易になります。

大量生産と着色を施さないことでデザインやテイストを揃えたものを前面に押し出すことは、いつしか「ダイニングテーブルとダイニングチェアは揃っていないといけないのでは」という考え方を定着させました。

「ダイニングチェアはすべて揃いのものでないといけない」というのが定番の選び方となったのです。

 

ダイニングチェアにも自分に合ったものを求めるようになってきた


 

 

時代は進み、最近ではダイニングチェアを揃えない、もしくは揃っていなくても良い、という選択をする人も多くなっています。

「揃えない」「揃えなくても良い」と考える人が増えてきた最大の要因は、多くの人が椅子選びの本質を理解しはじめたからではないでしょうか。

椅子の本来の役割は着座することによって体の負担を減らす道具である、というものです。

インテリアである以上デザインや見た目は非常に重要ですが、椅子は人が身体を預けて寛ぐものであり、その前提はしっかりと確立されているべきです。

たとえ家族であっても体型も違えば、その場所での過ごし方、過ごす時間などもそれぞれです。

いわゆる「座り癖」というものもあるでしょう。

さらには現代においてダイニングテーブルは非常に多用途な家具となっており、リビングダイニングで過ごす時間も長時間化しています。

ということはそこで使用するダイニングチェアに座っている時間も長くなるわけで、それぞれ自分に合ったものが欲しくなるのは当然の流れとも言えます。

その結果として、ダイニングチェアはデザインが揃っていなくても構わない、と考える人が増えてきたのです。

 

使い勝手を考えて椅子を変えるという考え方


 

 

また、ダイニングチェアを暮らしの道具として見た場合に、その使いやすさや機能性は軽視できません。

例えば、肘掛けのあるアームチェアはその場で寛ぐには非常に有能なものとなります。

一方で立ったり座ったりが多い場合には、肘掛けの分だけ椅子を後方に出さなくてはいけなくなり、これが特に慌ただしい朝や食事の準備で忙しい場合にはちょっとしたストレスにもなります。

そういったことから同じテーブルでキッチンに近い方にアームの無いアームレスチェアを、キッチンから遠い方に寛ぐことのできるアームチェアを置く、というスタイルをとる人も多くいます。

 

統一感を出すには色合いや高さが揃っていればOK


 

 

統一感というのは空間を演出する上では、比較的容易に上級感を演出できるものとしては押さえておきたい要素です。

ダイニングでこれを行うのであれば、ダイニングチェアのデザインを揃える必要こそなくても、色合いを揃えることで空間に落ち着きと統一性が生まれやすくなります。

例えば、色合いやテイストを揃えておけば、仮に4つの椅子が全て異なるものだったとしても決してちぐはぐな感じにはなりません。

私ども家具蔵のような無着色で無垢材家具をご案内している家具販売店では木の種類、つまり「樹種」を揃えておくことで全体に調和がとりやすくなります。

それさえ守っておけばダイニングチェアのデザインがすべて異なっていても問題はありません。

やはりある程度揃っていた方が安心する、ということであれば2脚ずつ変える、などの規則性を持たせると、座り心地や使い勝手も満たしたうえで統一性をより出しやすくなります。

 

 

セット販売のものは量販品になることも多く、その場合はコスト面を抑えることもできるでしょう。

また、色々と探す手間や時間を掛けずに済むというメリットもあります。

しかし、一方で整ったダイニングセットは空間を彩るインテリアとしては、どこか味気なさを感じてしまうこともあります。

最近、街中のカフェやインテリアショップなどで、「あえて揃えない」チェアの組み合わせをよく見かけます。

海外のインテリアでよく目にするこのスタイルは、逆にこだわりや洗礼された印象を与えます。

また、一脚一脚、気に入ったデザインや自分に合った座り心地のものを選べるという楽しさもあります。

座り心地の良いダイニングチェアは、その場所での居心地よさを生み出します。

家族皆が居心地の良いダイニングとなるような椅子選びを行って、日々の暮らしをより快適なものにしてみませんか?

 

家具蔵の無垢材ダイニングチェアのご案内はこちらから

 

 

 

 

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家具も「どこでどのように作られたか」を知る時代に https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21680/ https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21680/#respond Wed, 13 Mar 2024 20:00:22 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=21680  

 

どこの誰が作ったか、を知ることは安心のため


 

 

スーパーマーケットなどで卵や生鮮食品を購入する際に「私が作りました」といった文言と一緒に生産を行った人の顔写真が貼り付けられているのを見たことがあるでしょう。

言うまでもなく、それは「どこの誰が作ったか」という部分を明らかにして消費者に安心感を与え、購買に繋げるためのものです。

そこまでではなくても、ブランドやメーカーだけでなく産地や製造工場がどこであるかを購入の基準とするケースも見られます(産地自体がブランドとなっている場合もありますが)。

食べ物については「身体の中に入るもの」という点から「どのような過程で自分のところに来たか」はやはり気にしておきたいところです。

 

家具選びも「どこで、誰が」を知る時代に


 

 

世界中で様々な農産物・畜産物が生まれ、親しまれているなかで日本産のものは国内はもちろん海外においても高い信頼を誇ります。

それは日本という国の文化や日本人の気質から「間違いの無い信頼できるものを生み出す」ことが期待され、また、約束されているためです。

これは工業製品においても同様であり、その信頼度はある意味では農畜産物より上と言ってもよいでしょう。

一時期ほどではないとはいえ、いまだ日本が誇る各種の技術は大小関わらず様々な分野で世界をリードしています。

あらゆるものは「どこでいつ頃作られたか」を商品表示で知ることができ、それはひとつの「価値」になりえます。

そして「ものを作る」という過程においてはアジアや中米が世界的な「工場」となっています。

家具も同様に、世界中で製造されています。

安価な量販品はアジアや中南米で大量生産されていることも多くみられる一方、ヨーロッパなどで熟練の職人がひとつひとつ手仕事で仕上げるものなどもあります。

家具選びにも「どこでどのような人が携わったか」を知ることで安心と気構えが変わってくるはずです。

 

「顔が見えている」ものを購入できる安心感


 

 

「どこでどのような人が携わったか」を知ることは、農産品で畜産品でも家具をはじめとしたあらゆるものにおいても安心感と信頼をもたらします。

「知るということは安心するということ」ともいわれますが、安心して家具を使用するために「どこで誰がどのように製作したか」が明らかになっていると、万が一のことが起きたとしても心配は目減りします。

現代はもはやクリックやタップ一回で、誰もが世界中のどこのものでも手に入る時代です

そのような時代が故に、買い物にまつわる失敗例も少なくありません。

しかし、例えばメーカー直営店のものであればなにか問題があればそこに問い合わせをすることができます。

自社工場を持っているメーカーの直販品であれば尚よしです。

これはまさしく「どこでどのように作られたか」が明らかになっている前提のものであり、いわば「顔が見えている」ものを購入できる安心感に繋がります。

 

表記だけでなく製造工程も確認できるとより良い


 

 

繰り返しになりますが、日本製のものは世界で高い信頼性を誇ります。

それは細かい部分まで妥協なく製作するがゆえですが、それらがすべての工程を日本国内で行っているとは限らないケースもあります。

最後の組み立てを日本で行っていれば「日本製」と表記できるためですが、この場合大部分の製造は他国で行われていることも少なくありません。

その為、表記だけを鵜呑みにするのではなく、製造工程などもしっかり確認することが大切になるのです。

食べ物は自身の身体の中に入るものであり、それゆえにどのような過程があるかが重要です。

家具も毎日使用するものであり、日々の暮らしを支えるもの。

どのように製作され、そして万が一の際にはどのような対応をしてもらえるかを知ることは「安心」に繋がります。

私ども家具蔵は家具づくりを70年以上の長きにわたり行っている無垢材家具メーカーです。

茨城県常陸大宮市で原木の仕入れから乾燥などの管理・製作を一括で行い、店舗展開は工場直営店のみという体制により、もの作りに対する顧客の信頼感を高めています。

その家具蔵の家具づくりの一端をご紹介しましょう。

それこそが家具選びへの「安心」に繋がるはずです。

 

家具蔵の無垢材家具づくり


 

 

木材を家具材にまでするには大きく分けて、材木業者から板材や角材になっているものなど「ひと山いくら」で仕入れる方法と、原木の状態のままで入手し、製材立ち会いから乾燥・管理までを一括で自社で行うものとがあります。

家具蔵は後者です。

目利きの人間が現地まで赴いて細かな観点で原木を選定し、製材を経てそれぞれを一本ずつ天日の下で自然乾燥させながら海外のものでも日本の気候に馴染むようにじっくりと水分を抜いていきます。

含水率(木の中の水分の保有量)が12~13%までになるまで自然乾燥しながら、その間は風通しを良くするための桟棒を挟み、積み重ねて保管。

さらに、現代の気密性の高い室内でエアコンや床暖房などにさらされる木にとっての過酷な使用状況を考慮して、含水率を6~7%になるまで機械乾燥及び養生を行うのです。

家具となった後の環境に適応できるよう管理を徹底しています。

そして家具蔵の無垢材家具はパーツの切り出し、大まかな面取りなどの部分には機械加工も取り入れ加工効率をアップさせながら日本が誇る伝統の木造建築の工法を家具作りに活かしています。

「機械のスピードに頼るところ」と「手間をかけるところ」をバランス良く振り分けることで長く使うことのできる高品質な製品のコストダウンを図っているのです。

木目の流れを活かしながら各パーツを木取りし、それぞれのパーツは絶妙で滑らかなラインへと削り込んでいきます。

曲木では実現できない個性豊か年輪の表情が美しく現れ、彫刻のような複雑な造形を可能にします。

木目もデザイン、と考えるが故の製法です。

そして日本が誇る伝統の「木は木で締める」木造建築技術を応用した木組みにより接合していきます。

安易に釘などの金物に頼らないことが強度を確保し、何世代にも渡って使い込むことのできる丈夫さに繋がるのです。

そのうえで、パーツ同士の接合に強度が必要な部分は材を厚くした「持ち出し」を用いて、そのお互いの接合部は手仕事による「さすり仕上げ」で有機的なアートラインを描きます。

昔ながらの製法へのこだわり。

いくつもの道具を細かく使い分けること。

生産性の向上を理由に機械化が進む中、あえて手仕事を残そうとするのは機械では出せない滑らかで絶妙なラインや接合技術、また、木が本来持っている美しさを引き出せるからです。

原木仕入れを行うことから始まり、ひとつひとつが丁寧な作業でつくられる家具蔵の無垢材家具。

木目もデザインとするようなこだわりの製法と手間を持って長く使用することのできる家具づくりを行っているのです。

また、家具蔵の無垢材家具はすべて「無着色」で仕上げます。

無着色、つまり素材の色そのままでつくられる木製家具は傷が目立ちません。

いわゆる「着色もの」は傷がつくと下地が露出し、その風合いを損ないます。

木目の美しさを活かし、傷も目立たなくすることでインテリアとしても道具としても長く愛してもらうことのできる無垢材家具となるのです。

 

 

家具蔵の無垢材家具は工場直営店舗でメーカー側の「顔が見える」ものとなっています。

そして、日本の暮らしに馴染むような家具を、日本人が日本人のために製作しています。

万が一の際のメンテナンス体制もばっちりです。

本物志向の人も多い現代において、家具蔵では昔ながらの技法を残しつつ、より耐久性の高い家具作りを日々行っています。

日々の暮らしを快適に支えるために欠かせない家具。

安心感や信頼感のある家具を是非お選びください。

 

家具蔵の無垢材家具づくりの詳細はこちらから

 

 

 

 

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「タモ」と「ホワイトアッシュ」の違いとは https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21676/ https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21676/#respond Mon, 11 Mar 2024 20:00:45 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=21676  

 

白木材におけるタモとホワイトアッシュ


 

 

インテリアスタイルはじつに多様で、どれも知るほどに魅力的です。

ルールやアイテムの選択が難しく、導入に二の足を踏むようないわゆる「上級者向け」のものから、比較的自宅に取り入れることが難しくないものも実に様々です。

後者はそのハードルの低さも相まって定番的な人気を博すものも多く、「ナチュラルスタイル」もそのひとつといえます。

全体を明るい色合いで統一させ(差し色が入る場合もあり)ながら、随所にそれと趣きを合わせた木材を用いるインテリアスタイルです。

それぞれの素材感を活かして、明るくさわやかな、あるいは素朴でやさしい空間を表現します。

そこで使用される頃が多いのが白い木肌を持つ「白木(しらき)材」です。

一概に「白木材」といっても基本的に木材は木肌が白いものが多いので、その種類も非常に多く、どのような樹種をどの場所で、どの分量で使用するかでその空間の雰囲気も変わってきます。

白木材の代表格と言えばオーク材やメープル材などが代表的です。

オークであれば、その素材感が持つ凹凸感が素朴な雰囲気をたたえます。

メープルは艶やかで明るい木肌が爽やかで清潔感のある印象が強くなります。

家具材や床材などで「白木材」「明るい色合いの樹種」を探していると、他にも今回の主役であるタモ材やホワイトアッシュ材というものに出会うことがあるはずです。

 

両者はルーツが同じ


 

 

両者もオーク材やメープル材と同様に白木材の一種です。

しかしながら、他の白木材同様に、両者の見た目の雰囲気は大きく異なり、分布地も異なります。

一方で実はルーツを同じくする(モクセイ科トネリコ属の落葉広葉樹)樹種であるという両者。

それだけではない共通点も多い一方、やはりその違いはあります。

両者の比較やお互いの魅力を見ていきます。

 

「暮らしを守る神」としての立ち位置という共通点


 

 

タモ材とホワイトアッシュ材はともに「古代から人の暮らしに寄り添ってきたもの」であり「原住民に神として崇められてきたもの」という共通点があります。

どちらも樹形が真っ直ぐに近いものが多いことなどから優れた加工性を持ち、じつに様々な活用をされてきました。

タモ材は北海道における原住民といえる存在のアイヌの人々に、ホワイトアッシュ材は北米の原住民であるネイティブアメリカンに重用されていたのです。

アイヌ民族とネイティブアメリカンにはしばしば共通点が語られることも多いですが、そのひとつに「あらゆるものを神として(あるいは神の使いとして)畏敬する」というものがあります。

日々の暮らしに寄り添う木であったタモやホワイトアッシュも例外ではありません。

立ち木の状態も含めて「暮らしを守る神」として大事にされてきたという点は非常に興味深いものがあります。

 

明瞭な木目という共通点とその違い


 

 

両者の共通点をもうひとつ挙げるなら、互いに明瞭な木目を持っている点でしょうか。

両者とも通直(つうちょく・まっすぐの意)に生長する樹種であり、その結果として、両者ともに特徴が非常に良く出ます。

柾目材の比較においてはタモ材の方がより間隔が狭く細い木目が出ます。

これは「糸柾」と呼ばれ、タモ材独特のものです。

これがそこはかとないモダン性を演出することで和モダンを表現しやすい材としても有名です。

一方ホワイトアッシュ材は、柾目の通直さもさることながら、その特徴はやはり板目。

じつに鮮やかな等高線状の木目は家具や建材で使用すると確実の存在感をいかんなく発揮してくれるはずです。

 

コーディネートしやすいのはどちらか


 

 

両者において主張が少ないのはとくに柾目取りを行った材料で製作したタモ材のものでしょう。

それだけ合わせやすいということでもあり、事実、家具材だけでなく建材にも使われる樹種であり、カウンターや窓枠などの室内空間でも重用されています。

スギやパインといった、床材に多用される樹種はやはり主張が強い表情のものも多いですが、そのような空間でも「喧嘩」することなく、スッと馴染んでくれるはずです。

一方、ホワイトアッシュ材はその明瞭な木目が強い主張をするので空間を選ぶ傾向があるのは事実です。

反面、メープルなどの比較的木目の優しいフローリング材や全く木目がない建材などと併せる分にはその表情が十分に生きるものとなります。

「木のものを使っている」という実感がわきやすいのは事実です。

特に人気の高い北欧風のインテリア作りでは、シンプルでナチュラルな空間の中にホワイトアッシュ材を用いることも多く、内装材も多様な選択ができる昨今ではホワイトアッシュ材は非常に注目の樹種でもあります。

 

 

タモ材は、木の存在感を見せつつも主張しすぎないナチュラル空間にしたい場合に最適です。

木目がはっきりと浮き立つホワイトアッシュ材はその木目から木の温かみを感じられる空間作りが出来ます。

両者に共通するのはタモ材もホワイトアッシュ材も木の風合いを直にしっかりと感じられるものであるということ。

そして、はるか昔から人の暮らしに寄り添い、神として扱われてきた経緯があるものであるということです。

インテリアである以上、見た目の相性やその組み合わせはとても大事です。

しかし、見た目だけではない、それぞれの木や素材にまつわるよもやま話を知ることでその家具に愛着が湧き、やがてその空間そのものが掛け替えのないものになっていくと私ども家具蔵は考えます。

家具蔵でもダイニングテーブルやダイニングチェア、ベッドフレームやソファなどでタモ材とホワイトアッシュ材を扱っています。

ぜひ一度その違いや魅力を確かめに、店舗までお立ち寄りください。

お待ちしております。

 

 

家具蔵の扱う樹種のラインナップはこちらから

 

 

 

 

 

 

 

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ダイニングテーブル周りを片付けたいなら「これ」をする https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21673/ https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21673/#respond Sat, 09 Mar 2024 20:00:12 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=21673  

 

ありがちな「テーブルの上にものが放置されている」という事態


 

 

ダイニングスペースに配置される家具といえば、やはりダイニングテーブルがその代表格です。

食事だけでなく、家族やそこに住む人それぞれの作業場、あるいは来客をもてなす場でもあり、非常に多用途なスペースと家具という立ち位置になっています。

それはそこに滞在する時間が長く、使用するものも多くなることを意味します。

つまり、ダイニングスペースには意外とものがたくさん置いてあるということです。

間取りの関係上、出かける際・帰宅の際に必ず立ち寄る場所となることも多く、「家族みんなの目に留まりやすいように」とついついものを置きっぱなしになることも少なくありません。

そこで起きるのがダイニングテーブルの上、あるいは周囲が雑然としてしまうという事態です。

考えてみれば無理もない話です。

ダイニングテーブルやキッチンカウンターは、出かける前・帰宅後のよく目につく場所に「丁度良い場所に丁度良い高さの適当な広さの場所がある」という状況を作り出すものです。

ついついそこにものを置いてしまうこと・そしてそれがそのまま放置されてしまうことは往々にしてありえます。

 

ダイニングテーブル周辺はスッキリ片付けておきたい


 

 

視線というものは平面で面積の大きなところに行きがちです。

そのためダイニングテーブルや床などにものがいくつか置いてあるだけで部屋が散らかったように感じるのでしょう。

これはテーブルの上に書籍や印刷物が「整然と積みあがった」状況でも同様です。

そして、その状況を「よし」とはしないながらもなかなか解決方法が浮かばない、あるいは解決に向けて着手できないというケースも散見します。

ダイニングテーブル(やキッチンカウンター)の上にものがたくさん載っている状態は見た目の問題だけでなく、いざという時に目的のものを探し当てるのに時間が掛かるという実利面での弊害、つまり時間のロスを招きます。

急いでいるときなどはそれが致命的なものになることも考えると、やはりダイニングテーブル周辺はスッキリ片付けておきたいものです。

 

解決策は「適度なサイズ」と「収納の設置」


 

 

この問題を解決するのに採ることができる方法は大きく2つ。

「ダイニングテーブルを適度な大きさのものにすること」「ダイニングスペースに機能的で雰囲気を揃えた収納を配置すること」です。

まず、前者の「ダイニングテーブルを適度な大きさのものにすること」から見ていきます。

ダイニングテーブルの上にものを置いてそのままになってしまう理由は「それを置いていても作業や食事に差し支えないから」ということも多く見られます。

これはそれぞれが食事や作業に必要なスペースを満たしたうえでまだ余剰が生まれるような大きなサイズのテーブルが置いてあることで起こりえます。

例えば4人で使用するにあたり幅150~165cm程度のもので十分にも関わらず、2mを優に超えるような大きさのものが置いてある状況ではテーブルの端の方にものが積みあがっていても食事は可能です。

この場合「ついついものが置きっぱなしにする」ということに繋がりやすくなります。

反対に小さければ、つまり使用人数ぎりぎりのサイズなら良いのか、という考えもあります。

これならテーブル上にものを放置すると肝心の食事や作業を行うのが難しいので、ものを置きっぱなしにしないように気を付けることも増えそうです。

ただし、意識しないとテーブル上にものを積みあげる、という習慣はなかなか無くならないかもしれません。

小さいテーブルでその状態となった時にはそれを避ける(別の場所に移動させる)手間が掛かります。

また、あまりに狭いテーブルでは食事や作業の効率も悪くなります。

これらの問題を避けるためにはやはりダイニングテーブルは適正サイズにすることが肝要です。

家族や来客の食事や作業に十分なゆとりがあり、且つ大きすぎないサイズを家具販売店のスタッフと相談しながら決めていくことをお勧めします。

 

機能的な収納とは?


 

 

もうひとつの「ダイニングスペースに機能的で雰囲気を揃えた収納を配置すること」については「そのようなことはウチでもやっている」という人も多いでしょう。

この場合、重要なのは「機能的」で「雰囲気を揃える」という2点です。

ダイニングスペースでよく使うものをさっと取り出すことのできる内部の視認性や適切な仕様。

出かける際に持っていくもの(帰宅の際に置いておくもの)を見栄えよく収納・保管できる使い勝手。

これらを兼ね備えたものを使用しながら、「ものの住所」を決めて使用したらそこに戻す習慣を身に付けることはダイニングスペースを美しく保つ秘訣です。

ここではダイニングスペースの中でもテーブルの近くに置く、というのがポイントです。

長く滞在する場所でよく使うものをすぐに取り出すことができる(収納できる)ことがダイニングスペースを美しく保つことに繋がります。

お勧めなのは腰高且つ引き出しが上部に、その下部に扉が付いているものでしょう。

比較的スタンダードな仕様ですが、引出しは腰の近くにあると内部の視認性が良く、細かなものを収納しておくのに役立ちます。

テーブルやカウンターの上に重ねてしまいがちな郵便物や印刷物などを収納しておくのに活用してもよいでしょう。

扉収納には大きなものや重いものを収納します。

お子様のランドセルや学校で使う備品などはここに置いておくのも一手です。

腰高であれば天板上をさらに収納スペースにも飾り棚にも使用できます。

高さを抑えることで圧迫感も削減できることは空間をスッキリ美しく見せるのにも違う意味で一役買うはずです。

 

雰囲気を揃えることで生まれる効果


 

 

そして「雰囲気を揃える」ことは空間全体の統一感が見栄えに繋がり、その場所を美しく保ちたいという意欲に繋がります。

ダイニングテーブルと素材やデザインを合わせた収納、内装と世界観が同じもの収納などを配置することで美しいダイニングスペース作りがぐっと進むはずです。

 

 

この収納追加策はテーブル下・あるいはキッチンカウンター下を有効活用するのも非常に有効です。

とくに、デッドスペースになりがちなキッチンカウンター下のスペースはイニングテーブルからのアクセスも良く片付けやすい場所のひとつとなります。

家族が毎日使うダイニングスペースは、ふと気づけばものが置かれていたり散らかったりしがちです。

私ども家具蔵のスタッフも自身の日頃の行動や多くの事例を見てきた体験談をもとに鮮度と納得感の高いレイアウト提案を行っています。

住まいの空間の悩み、ぜひお気軽にお声掛けください。

 

家具蔵の行う各種相談会のご案内はこちらから

 

 

 

 

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家具蔵 の提案する無垢材キッチン ~タイプ別・木のキッチン製作実例紹介~ その9 https://www.kagura.co.jp/blog/interiorandhousing/21666/ https://www.kagura.co.jp/blog/interiorandhousing/21666/#respond Thu, 07 Mar 2024 20:00:43 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=21666  

 

最近では住まいの新築やリフォームを計画する際に、「リビング」や「ダイニング」のように多くの人が集まり、長い時間を過ごすことが想定される場所と同じように「キッチン」の重要性も高まっています。

キッチンをどのような空間にしたいか、そしてどのように過ごしたいか、キッチンの「インテリア」まで含めて家づくり全体を考えることも多くなりました。

それは、キッチンが単なる機能ばかりを優先する「調理の場」としてだけではなく、リビングやダイニングと同じように、そこで人が心地よく過ごすことのできる空間であることが求められるようになったからに他なりません。

キッチンにもリビングやダイニングの家具と同様に時間とともに深みを増す本物の素材を使い、 腕の良い家具職人が丁寧に作るものを。

木のキッチン・無垢材のキッチンはしっくりと手に馴染み、空間に美しく溶け込む「生活の道具」となります。

家具蔵の木のキッチン製作の実例紹介として「ベーシックタイプ」「オーダータイプ」という2つのタイプの概略とその応用をご紹介します。

 

家具蔵のキッチンは「ベーシックタイプ」「オーダータイプ」から選ぶ


 

 

私ども家具蔵では木のキッチンをプランニングする際に「ベーシックタイプ」「オーダータイプ」という2つのタイプから選択することが可能です。

お客様ごとにどちらのタイプをベースにするのが相応しいのか、どちらであればよりスムーズにプランの実現が可能であるか、を考慮しながら計画をする必要があります。

ベーシックタイプでは、横幅・奥行・引出しや扉・設備機器の並び方など、デザインに一定の決まりがあるなかからの選択となります。

そうすることで価格を抑えることも可能となり、また一方ではキッチンの使い勝手やデザインに普遍的な機能性とバランスの良い美しさが担保されたものとなります。

一方、オーダータイプではキッチン本体のサイズはもちろん、L型や二列型といった根本的な構成の部分から使用する機器やその配置、素材のセレクトまで全てを自由にデザインすることができます。

価格はベーシックタイプと比較すると高額となりますが、いわゆる高級オーダーキッチンメーカーと比較すれば安価であり、そのうえで本当に満足できる木のキッチンを計画したいという人には魅力的なものとなっています。

基本的には物件の状況やお客様の好み・事情に合わせてどちらかを当てはめながら計画する必要がありますが、内容によっては2つを組み合わせてプランニングをすることで、実現の可能性が拡がる場合もあります。

これからご紹介するケースでも、どのタイプをベースにしているかも併せて表記しています。

これからキッチンを計画している場合の参考になれば幸いです。

 

CASE 9 リフォームでキッチンを我が家の特等席に(I邸 東京都東大和市)


 

 

 【フルオーダータイプ】

約30年前に建築家に設計を依頼し、大切に手を入れながら過ごしてきたI様の愛着のある住まい。

家族それぞれの現在のライフスタイルに合わせてその住まいを大幅にリフォームすることになりました。

新しい間取りをどのようにするのか考えるうえでの大きな悩みの一つは、何よりも「キッチンの位置」でした。

それまでキッチンは家の北側に位置しており、どちらかというと暗い場所にありました。

加えてシンクやコンロの配置はキッチンに立つ人にとっては、家族に背を向けて作業をしなくてはならないものであった、という他のケースでも良く聞き及ぶような「不満」もあったキッチンでもあったのです。

それに対して家の中で南側に配置されていた寝室などは日中全く使われていない状況にあり、熟考の末に互いの場所をそっくり入れ替えるという大胆な発想を実現するはこびになりました。

 

寝室とLDKを丸ごと入れ替えて生まれた理想の空間


 

 

キッチンの位置を変更することは実は意外と簡単なことではありません。

配管スペースの確保や、キッチンからダイニング・リビングに至るまでの動線やコミュニケーション上の関わりを整理し直さなければならないのです。

しかし、そうすることで

「今度はなんとしてもキッチンを明るく、家族とのつながりも感じられる楽しい場所にしたかった」

という強い希望を元に、何度もプランを検討されたということでした。

敷地自体は南傾斜の高台にあり、窓の外には素晴らしい眺望が開けています。

南側のそれまで寝室であった場所をダイニングスペースとし、そことオープンにつながる対面キッチンを隣接させました。

それによってキッチンで作業する人にとっても外の景色の拡がりを感じながら、家族と会話ができるスペースとなっています。

 

キッチンに天窓を設けて爽やかな自然光を取り込む特等席に


 

 

さらにキッチン内部の天井に「天窓」を設けました。

これにより、南側のダイニングスペースからは少し奥まった位置となるキッチン内部に一日中爽やかな自然光が降り注ぎます。

こうしてI様邸のキッチンは陽光に満ち溢れた気持ちの良い「我が家の特等席」になったのです。

 

 

「キッチンスペシャリストでもある家具蔵のスタッフの方が、とても丁寧に無垢材キッチンの使い勝手だけではなく、そこからの視線や動線まで考慮しプランニングしてくれて、安心してお任せることができました。

また、キッチンだけでなくダイニングやリビングなど空間全体の家具の相談にも乗っていただけたので、とても統一感のあるインテリアになったのだと思います。

思い切ってリフォームをして本当によかった!」

と奥様は振り返ります。

室内には今回のリフォームに際して様々なアイデアを出されたご主人様が収集されている小物や美術品がセンスよく飾られています。

それらもまた住まいの居心地を高める重要なファクターとなっています。

ダイニングスペースの窓際に配置されたオーダー収納家具は、造り付けではなく敢えて「置き家具」にすることで可変性を持たせながら「抜け感」を出しました。

造作家具では出すことが難しい無垢材ならではの質感と細やかなディテールの上質感を出すことで、空間のアクセントとなっています。

無垢材アイランドキッチンカウンターの対面部分の下部収納(ディスプレイスペース)も含めて「見せる・隠す」のバランスが考えられた木のインテリアの参考になりそうな素敵なキッチンが完成しました。

 

 

天井に半分見えているのが天窓です。

木の枠で囲まれたシンプルな造形なので一見すると照明器具のような印象。

全体の面材はナラ材ですが、ライン状の取手をウォールナット材にしたことで、程よいアクセントとなっています。

これはそれだけでなく、実は「汚れが目立たない」というメリットも併せ持ちます。

引き戸の吊棚の下には、LED照明をすっきりとビルトインさせ、手元の作業を明るく照らしてくれます。

このような細部に渡るきめ細かい提案、工夫が実現されるのも、オーダーキッチンの醍醐味かもしれません。

 

快適&理想を実現するキッチン無料相談会のご案内はこちらから

 

 

 

 

 

 

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インテリアトレンド「ジャパンディスタイル」とは? https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21662/ https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21662/#respond Tue, 05 Mar 2024 20:00:53 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=21662  

 

様々な表現や手法があるインテリアスタイル


 

 

インテリアのスタイルは様々なものがあり、どのようなスタイルを選ぶかで空間の雰囲気も大きく変わります。

昔から存在するオーセンティックなものからそれに少し現代風の味付けを加えたもの、最新のトレンドや複数のスタイルを掛け合わせた「ミックススタイル」までじつに多種多様です。

 

長く続く定番的な人気を誇るインテリアスタイルのひとつに「北欧スタイル」「スカンジナビアンスタイル」があります。

自然味あふれる素材使いやモチーフの利用、そして優しい色使いは一般の住まいにも取り入れやすく、家具やアクセサリーのデザインも美しいものが多いので継続して高い人気を誇ります。

一方で日本という国の文化や美学をふんだんに取り入れた「和」を前面に押し出した「ジャパニーズスタイル」もやはり高い支持を得ています。

この「和」のエッセンスを定番のモダンスタイルに掛け合わせた「和モダン(ジャパニーズモダン)」もまた日本だけでなく海外でも愛好者の多いインテリアスタイルです。

 

ジャパンディスタイルとは「和×北欧」のスタイル


 

 

インテリアトレンドは年々異なる発信や移り変わりがあり、その中で継続的に高い支持を得て定番化していくものもあります。

そのひとつが「ジャパンディ」スタイルです。

これは「北欧スタイル」と「ジャパニーズスタイル」の掛け合わせのスタイルであり、いわば「北欧ジャパニーズスタイル」とでも表現できるものです。

このジャパニーズ=日本の要素とスカンジナビアン=北欧の要素をミックスしたインテリアスタイル。

一時期SNSなどでもコーディネート例が盛んにとり上げられ、海外も含めてインテリアトレンドを席巻していました。

もちろん今でも高い人気を誇ります。

ジャパンディスタイルはおおまかに言えば「和の洗練と北欧カルチャーの温かみが合わさったインテリア」と言えます。

「洗練」というとやや硬い、ともすれば無機質的なイメージがあります。

一方でインテリアにおける温かみとは素材感で言えば木材やファブリックといったものでしょう。

この「洗練×温かみ」という組み合わせ、一見難しそうだなと感じる人もいるかもしれません。

しかし、いくつかのポイントを抑えておけば決してそのようなことは無いのです。

 

ジャパニーズスタイル・北欧スタイル、それぞれの特徴は?


 

 

実際にジャパンディスタイルの取り入れ方を見ていく前に「ジャパニーズスタイル」「北欧スタイル」それぞれの特徴を掘り下げていきましょう。

日本の伝統美でもある「詫び・寂び」の体現化や畳や障子といった日本に古くから伝わる住居文化をそのまま取り入れたのが「ジャパニーズスタイル」であり、これで統一された空間はいわゆる「和室」となります。

それに現代的なエッセンスを加えることでより洗練された空間が完成し、この和テイストをふんだんに取り入れたインテリアスタイルは国内よりもむしろ海外で人気です。

自然と共存する昔ながらの「和の心」が時代の波にも上手く適合した結果とも言えます。

一方、北欧スタイルの特徴は美しいデザインや色使いにありますが、そのどれもが自然との共存を大前提としていることも挙げられます。

自然と共存するという観点において、季節を楽しむことを是とするジャパニーズスタイルとの共通点が見て取れるのは面白いことです。

また、彼の地における冬は長く厳しいことで有名です。

それによる物資不足は「物を長く大切に使い続ける」ことに繋がりました。

それはモノづくりの姿勢や暮らし方に表れ、「もったいない」を日常とする日本の暮らしとも似ている点があります。

互いに共通点のある両者の文化。

冬のあまり陽が射さない暗い室内を明るくする、という意味合いもあって柔らかな色使いや可愛らしい動物や植物をモチーフにしたファブリックなどを使用し「居心地」を求める空間の作り方は、ともすれば美意識の深化に目が向きがちなジャパニーズスタイルを補完する意味で良い組み合わせと言えるのではないでしょうか。

 

ジャパンディスタイルの具体的な取り入れ方は?


 

 

ここで実際にジャパンディスタイルの具体的な取り入れ方を見ていきます。

まずは色使いです。

北欧スタイルはポップな色を使用したアクセサリーも多いですが、ここではあまりやりすぎずに白やベージュ、グレーなどの「無彩色」中心でまとめるのが無難でしょう。

そこに黒や彩度の低い赤や緑、青系の色を差し込むのも良いかもしれません。

また、自然と共存する和と北欧のミックススタイルですから、使用するものは自然素材がお勧めです。

家具は無垢材、内装も漆喰や珪藻土、無垢材フローリングなどを使用し、麻やコットン、ウールなども取り入れながら、随所に観葉植物を置くとより「自然味」が増します。

そして和室の精神である「引き算の美学」、つまり極力何も置かないことを教材とし、必要最低限のもので空間をまとめること。

特にデザイン性の高い北欧家具を取り入れるならそれらを際立たせる意味でも互いの余白をしっかり確保するようにします。

ジャパンディスタイルの場合、ベースになるのは北欧スタイルに和のテイストを取り入れることです。

その意味では「和モダン」とも似ていますが、家具は北欧、あるいは北欧風のものとしながら随所に「和」を感じさせるものがあると機能的でありながらしっかりとジャパンディスタイルを演出できます。

 

 

距離も離れていて、文化や気候も異なる日本と北欧。

しかしそこには「自然や暮らしを大切にし、シンプルな生活をする」という考えの共通点があります。

そして、それこそが今の時代に必要であり、今後も大切にしていかなければならないことに他なりません。

何年先も支持されていく、つまり今後も定番化していくといわれるジャパンディスタイル 。

私ども家具蔵でも、このジャパンディスタイルの体現に相応しい、長く愛用できる無垢材家具をご案内しています。

同時にそれを最大限生かすことができるよう、家具のご紹介だけでなく空間づくりのご相談も承っています。

是非、最寄りの店舗に足を運んでみてください。

 

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テーブルのサイズが想定と違った!を防ぐには https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21659/ https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21659/#respond Sun, 03 Mar 2024 20:00:10 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=21659  

 

どのようなジャンルでも「買い物」という行為においてありがちな失敗に「想定していたものと違った」というものがあります。

家具を選ぶ・購入するということに限定した場合、もっとも多い「想定と異なる」ケースは「サイズ」にまつわるものです。

新しい収納家具や収納ケースを購入したが想定の場所に収まらなかった、というのは誰でも経験があるのではないでしょうか。

家具の種類は多々ありますが、リビングダイニングで使用する家具の代表格のひとつが「ダイニングテーブル」です。

そして、家具選びの際にもっとも多い失敗例が「ダイニングテーブルのサイズ選び」でもあります。

住まいに置いてみたら思ったよりも小さくて物足りない、あるいは使いづらい。

逆に大きすぎて持て余す、テーブルの周囲が歩きづらい、といった失敗談は意外とよく耳にします。

しかし、この手の失敗は事前に確認と準備をしておくことで限りなく「ゼロ」に近づけることが可能です。

 

大前提は「置ける限りの大きなサイズのものを選ぶ」こと


 

 

まず大前提として持っておくべき意識は「置ける限りの大きなサイズのものを選ぶ」ということです。

ダイニングテーブルはいまや食事をする場所に留まりません。

食事以外にも個々の作業の場ともなり、来客に対応する場ともなります。

それはそこで過ごす時間が長くなることを意味し、長い時間を過ごす場所は心身ともにゆとりがあることが理想です。

テーブルを使用する時間は限定的である・ダイニングスペースよりソファなどで過ごす時間が多い、という場合を除いてはそこに着座する想定人数の全員がゆとりを持って過ごすことができる大きさのものを選ぶことをお勧めします。

これは横幅(W)だけでなく奥行(D)についても同様です。

長方形テーブルは言うまでも無く「長辺=横幅(W)」と「短辺=奥行(D)」の掛け合わせからなるものですが、奥行きがあまり無いテーブルの場合、向かい合う人がいる際に互いの距離感が非常に近く感じてしまいます。

そうすると精神的な圧迫感があって落ち着かないのと同時に、自身の確保できるスペースが狭くなるので物理的にも不便を感じてしまいやすくなります。

具体的な数値を挙げるならテーブルの奥行は80cmを最低限確保しておきたいところです。

 

人が来るから大きくする場合はその頻度を見極めて


 

 

先程「想定人数」という言葉が出てきました。

この場合の想定人数とは言うまでもなく「何人でこのテーブルを使用するか」ということです。

この時に「人が来た時に備えておきたいから大きめのものを選ぶ」というのは、さきに挙げた理由からも正解です。

しかし、普段は4人で使うが年に一回大勢人が集まる、例えば10人になるので10人座ることができるテーブルを用意しておくべきでしょうか。

答えは「No」です。

普段使いにおいて適度な余裕は必要ですが大きすぎても持て余すことになります。

同時にそれは空間の余白を圧迫することになり、結果として周囲の回遊のしにくさなどを招きます。

何人で使用するかの想定は当然のこととして、人が来る機会の頻度などを見極めながらテーブルのサイズを決定していくと必要以上に大きくなることはないはずです。

 

空間との「引き算」から適正なサイズを決める


 

 

このようにテーブルのサイズが大きすぎても他の家具との距離感が近すぎる=圧迫感や回遊難に繋がるというリスクがあります。

同時に、空間に対して小さすぎるのも(たとえそれが普段使いに十分な大きさだとしても)却って空間の中でバランスを損ないます。

要は「丁度良いバランス」をどこから導き出すかが重要なのですが、その方法は「周囲との引き算」にあります。

テーブルの周囲に必要なスペースを確保し、それらの引き算から出てきた最大値が「そこに置くことのできるテーブルの一番大きいサイズ」です。

具体的には一人が無理なく回遊できるスペースとして確保しておきたいのは肩幅を基準とした「60cm(程)」。

他の家具との距離感が近くなりすぎない(=圧迫感が無い)スペースの目安は「100cm(程)」です。

椅子の出し引きにも最低限「60cm」は確保しておきたいところ。

無理のない出入りや、着座している人の後方を回遊することが想定されるなら90cm程度は必要です。

これらを組み合わせて、使用人数と空間に無理が無いサイズを決定していきます。

 

間取り図を利用した「プランニング」をする


 

 

この方法は「実測」であり、既にそこに住んでいるなら難しい作業ではありませんが、建築中・改装中・引越前など現場で計測が難しいことも大いにありえます。

そこでは家具販売店などの「プランニング」を活用しましょう。

これは間取り図などを使用して割り出していきます。

つまり実際のその場で計測しなくても机上で間違いの無いサイズをシミュレーションできるわけです。

結果として、幅165cmは欲しいが150cmにしておこう、というケースや逆に150cmで考えていたが165cmが置けるならそれでいこう、という「正解」を導き出しやすくなります。

同時に空間に対して使い勝手と見え方の双方で最適なレイアウトを確認する手段ともなります。

製図やCGシミュレーションなど可視化されたものならわかりやすく、イメージも湧きやすいというものです。

 

高さの失敗を避けるためには「差尺」を重視する


 

 

サイズ選定の想定違い、という意味ではダイニングチェアとダイニングテーブルの高さのバランスが悪く使いづらいというケースも考えられます。

つまり着座した際に「テーブルが高くて作業しづらい」「テーブルが低くて疲れてしまう」という使いづらさを覚えることは特にテーブルとチェア、どちらか片方だけを買い替えた際や双方を別々の場所で購入した際にあり得るケースです。

この失敗を避けるために覚えておくのはテーブルの天板の高さと椅子の座面高の「差」が「28~30cm」くらいであることが必要である、ということです。

この差尺を覚えておいて、椅子選び・テーブル選びの際に活かすことができれば高さに関する失敗の可能性もぐっと狭まります。

 

 

テーブルのサイズ選びは意外と失敗が多いものです。

また、それにも関わらず、長い期間、毎日使用するということから重要度も高く、サイズ選びが日々の快適度を左右する場合もあります。

私ども家具蔵の無着色で製作する無垢材テーブルは経年での味わいの深化とその耐久性で「一生物」ともいえるクオリティを誇ります。

そうしたテーブルをより長く快適にお使い頂くために、知識豊富なスタッフが一人ひとりの事情を考慮し、適切なレイアウトプランニングを行います。

テーブルのサイズ選び、不明な点はいつでお気軽にご相談ください。

 

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育児中の家具選びは何を重視する? https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21656/ https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21656/#respond Fri, 01 Mar 2024 20:00:06 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=21656  

 

育児中も今の不便を抱えて同じ家具を使うのか


 

 

お子様が生まれる、というのは言うまでもなくその家庭や周囲にとって様々な変化をもたらします。

何でも一人でできる大人だけの生活から、何事にもアシストが必要な存在との共同生活。

それにおいては家具選びもこれまでとは同じようにはいかないかもしれません。

よく耳にするのは「子供がまだ小さいから家具を新しく購入するのを控えている」という言葉です。

あるいは「お子様が頭をぶつけたりすると危ないので角が無い家具を選びたい」という言葉もよく聞きます。

どちらも頷ける話ですが、お子様が大きくなるまでの期間も暮らしは毎日続いていきます。

その間、不便を感じながら今の家具を使用し続けることは果たして得策なのでしょうか?

また、角が無い=例えばテーブルの四隅の角が丸くなっているものを購入したとして、本当にそれが気に入っているものでなければいずれまた買い替えとなるかもしれません。

それはコストの面でも労力の面でも決して良いこととは言えません。

 

育児中の家具選びの悩みは無垢材家具が解決する


 

 

実際に育児中=お子様が乳幼児期に家具を購入する機会は決して少なくありません。

お子様が小さい時期にマイホームを購入することは珍しいことではなく、新居への住み替えと新しい家具の購入はある意味で「セット」です。

その際に新居のイメージに合う新しい家具を購入することは、サイズなどによる実用面の充実と、空間の「格」が上がることによる内面の充足に繋がります。

繰り返しますが、その時にお子様がまだ小さいとしても成長するまでに新居での暮らしは毎日続いていきます。

新居での暮らしが一番楽しく刺激的な時期、つまり新築から間が無い時期にサイズが合わない、あるいは雰囲気が合わない家具を使い続けるのは「勿体ない」のではないでしょうか?

このようなタイミングで家具の購入を躊躇する理由は、予算の問題を別とすれば「キズや汚れが付くのが嫌」というものです。

子供がいると乱暴に扱ったり、汚したりするから子供がもう少し大きくなってから…、というわけです。

この問題は無垢材家具を選択することで解決します。

むしろ、無垢材家具はお子様がいる家庭、それも小さいうちからこそ使っていただきたいと家具蔵では考えています。

 

お子様が小さいからこそ選んでほしい無垢材家具


 

 

何故、小さなお子様がいても無垢材家具なら「大丈夫」なのでしょうか。

それは無垢材の特性、そしてそれで作る家具が生み出すものに答えがあります。

無垢材とは原木(丸太)から切り出したままの自然な状態の木材をさしたものです。

それを使用して製作した家具が「無垢材家具」であり、例えばテーブルであれば「無垢材テーブル」といわれます。

無垢材はいわば「木そのもの」であり、表面にシートを貼ったようなものではありません。

ですから、仮にキズなどがついてもそのキズは目立つことなく、味にすらなります。

お子様だけでなく、大人が使っていても思いがけない損傷などはできるものです。

そうしたものが単なる「傷み」ではなく、「思い出のひとつ」ともなると考えれば、お子様が小さいうちでも安心して使用できるのではないでしょうか。

そしてその傷みは削って修復することも可能です。

つまり、たとえ傷みができたとしても修復をかけることで新品同様に生まれ変わらせることができるのです。

そうであれば(最初はやはりショックかもしれませんが)おおらかな気持ちで使用できるはずです。

また、無垢材家具はある程度の厚みを持って製作されるので、非常に丈夫です。

その耐久性の高さや長期使用に耐えうる丈夫さと修復可能であるという特性。

この2点により、長く=ある意味では「若いうちから」「お子様が小さいうちから」使ってこそ、その良さを享受できるというものとなります。

 

自分の好きなデザインを選んでよい


 

 

もうひとつ、育児中の家具選びに関する問題のひとつに「デザインの選択」があります。

子供が小さくて危ないからテーブルや収納家具の角部は丸いものにしよう…、というものです。

万が一を考えた場合、確かにそれは考慮してよいリスクです。

そこでポイントとなるのは「そのデザインは自身が本当に好きなものかどうか」という点です。

お子様がテーブルの角に頭をぶつけるようなリスクがある時期はほんの数年です。

しかし、家具はそれ以上の期間を使い続ける可能性があります。

耐久性が高い無垢材家具ならなおさらです。

ゆうに何十年は使い続けることができます。

自身が好きではなくてもお子様のことを考えたデザインのものをその必要が無くなってからもずっと使い続ける、というのはあまり気が乗らないことでしょう。

そうすると「まだ使えるのに買い替え」ということにもなりかねません。

お子様が小さいうちの多少のリスクは保護パーツなどを装備させることで解決します。

また、家具蔵の無垢材家具は手仕事で微細な面取りを行っており、角が立っているデザインのものでも柔らかみのあるものとなっています。

本当に自身が好きなものを選ぶ。

それが長い期間の心身ともに快適な暮らしを連れてくることとなります。

 

収納家具の選び方は?


 

 

収納も日々の暮らしでは軽視できないポイントです。

育児の際の収納家具選びにおいて重要なことは、お子様に「片付けの習慣を付けさせる」ことができるかどうかです。

お子様が自身で楽しみながら「できた!」という事柄を増やしてあげることで、住まいも他の家族の気持ちもスッキリとします。

私ども家具蔵でも、住まいの状況や家族構成に応じた無垢材収納家具を多くの方にご案内しています。

無垢材のやさしい風合いは情操教育にも繋がり、それがお子様との「片付けコミュニケーション」に繋がるかもしれません。

 

 

家具選びについて悩みごとがある場合は、誰かに相談してみるのが一番です。

育児中の家具選びについても同様です。

家具蔵でもお客様ごとに異なる「住まいの悩みごと」を多くの事例を手掛けたプロスタッフが経験則も交えてお話しいたします。

ご相談お待ちしております。

 

家具蔵の無垢材家具のある暮らしの事例はこちらから

 

 

 

 

 

 

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スツールは「何を重視して」選ぶべきか? https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21653/ https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21653/#respond Wed, 28 Feb 2024 20:00:04 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=21653  

 

スツールとは?何を重視して選ぶのか?


 

 

スツールとは脚と座面のみで構成された、つまり「背もたれや肘掛けが無い簡易的な椅子」の総称です。

腰掛ける・座るという意味では他の各種の椅子と同じ役割を持ちますが、この「座面と脚だけ」という点で他の椅子とは明確な線引きがされます。

これとよく似た構成の家具に「オットマン」があります。

オットマンも座面(に相当する部分)と脚で成立しているものではありますがスツールは「座るもの」、オットマンは「足を置くもの」という役割の違いがあります。

オットマンに着座することも多々あり、スツールに足を乗せて寛ぐこともあるでしょう。

このようにスツールはそのシンプルな構成ゆえに「座る」という本来の目的に限らない、多様な使い方が可能です。

そこまでサイズも大きくなく、それでいて様々な場面で使用できるので、1脚あるだけでも非常に重宝します。

また、買い求めやすいものから名品と呼ばれるようなものまでその選択肢も本当にたくさんです。

失敗の無いスツール選びは何を重視して選ぶのが良いのでしょうか。

 

長時間座るかどうかの見極めをする


 

 

失敗の無いスツールの選び方のポイントは、まずその役割を見極めることです。

どのような場面でも使用できる万能性が売りでありながら、その役割を見極めるというのは矛盾している気もします。

しかし、スツールが本来の目的である「座る」ものとしてそこに長い時間座ることが多いのか、あるいは主に来客用の予備の椅子として活用するのかでも座面の高さの設定やダイニングセットとの親和性の高低の重要度は変わります。

メインの椅子とほぼ同じ役割を持たせる、つまりそこに長時間座ることがあり得るものなら、スツールそのものの座り心地や合わせるテーブルの総高と座面の高さのバランスは軽視できません。

座り心地が悪いとその場の快適性が損なわれます。

テーブルの高さと合わないと作業の効率も悪くなり、不自然な姿勢を強いられることで疲れやすくなってしまいます。

もっと言うならば、数十分を超える、あるいは1時間単位の着座を想定しているならば、スツールではなく背もたれや肘掛けのある椅子の方がお勧めです。

 

座る以外の用途を重視するなら?


 

 

一方で実際に座る機会は限定的である、例えばスツールの導入にあたって来客時に追加の椅子として使用する目的も大きいのであれば、別の用途にも使用しやすいものを選ぶほうが得策です。

繰り返しますがスツールは様々な用途に利用できる万能家具といえます。

オットマンにすることも、サイドテーブルの代わりとすることも、花台として使用することもできます。

あるいは玄関先・キッチン・洗面など使用できる場所も選びません。

その「何にでも使用できる」点を重視するならば「普段はどこに置いて使用するか」ということを念頭において選ぶことでそのスツールの有効性がより増してきます。

オットマンにするなら、ソファに座った際に自身の足が丁度良い高さにくるものを。

サイドテーブルにするならソファで使うのか床座で使うのか。

花台ならば花瓶が安定感を持って載せられるか、あるいは想定の位置にきちんと収まるか。

その点を見極めて選ぶと活躍度が高いものとなるでしょう。

 

スタッキングできるかどうかは「それが必要かどうか」が重要


 

 

スツールを語るうえでは「スタッキング(積み重ねる)できるか否か」が選択のポイントになることがあります。

この点は「スタッキングできないといけない」「スタッキングができなくても良い」という議論ではなく、「自身にとってそれが必要かどうか」という点での選択になります。

スタッキングできる利点は一か所に複数のスツールをまとめて重ねて置いておけることによる省スペース性です。

複数が必要な場合でありながらスペースに余裕がないなど、空間を有効に使用したい場合に重宝します。

また、最初は1脚で良いと思っていても追加が必要になり、しかしそれを置くスペースは無い、といった際にも同じものを買い足すことができれば重ねて置いておくことができる点も魅力的です。

スツールには比較的サイズが大きいものもあります。

そのようなものはメインの着座用椅子となるケースも少なくなく、その場合スタッキングできるか否かはそこまで重要ではないはずです。

あるいはワーキングデスクやドレッサーデスクで使用する場合も基本的にはデスク1台につき1脚の使用となるのでスタッキング機能は重視されないでしょう。

ここでは「何脚必要か」「追加が必要になることを想定しておくか」「どこで使うか」の見極めが必要になります。

 

軽視してはいけないのが耐久性


 

 

導入する目的や脚数、場所等が定まったら実際にスツールを選ぶ段階に入り(最初にこれを買おう!という考え方でも勿論良いですが)ます。

サイズが小さいとはいえ、家具はどのようなものでも暮らしの道具という役割と同時に空間を美しく飾るインテリアという側面も持っています。

そのどちらも兼ね備えている、つまり美しく使い易いものが良いわけですが、軽視してはいけないポイントに耐久性があります。

お気に入りのものがすぐに壊れて使えなくなってしまってはやはり悲しいものです。

もしくは何かの弾みに傷が生じてしまうことも仕方のないこととはいえショックも大きいでしょう。

そのような事態を遠ざけることができるのが無着色仕上げの無垢材で製作されたものです。

 

家具蔵の無垢材スツール


 

 

私ども家具蔵は長年無垢材家具をご紹介しており、スツールも全5種類のラインナップを取り揃えています。

それらの特徴は「無着色仕上げの厳選された無垢材を木組みで仕上げる」こと。

無垢材は基本的に剛性が非常に高い素材であり、特に広葉樹材で製作されたものは固く、傷が付きにくいことが特徴です。

揺れにも強いことからチェアやスツールなど自重を支える家具にはもってこいの素材といえます。

また、無垢材を木組みで組み上げることで「木を木で締める」という効果が生まれ、より強度が増します。

これは寺社仏閣などの建立などでも行われていることであり、はるか昔に作られたものが現存することも少なくないことは木組みの頑強性を実証しているものといえます。

さらに無着色で製作することで傷やへこみも目立ちにくく、経年による色の変化はその特徴をより際立たせます。

また、表面を研磨するなどして傷自体を無くすことも可能です。

今の暮らしに、新生活にスツールの導入を検討しているのであれば、ぜひ家具蔵の無垢材スツールもご覧になってみていただければ幸いです。

 

家具蔵の無垢材スツールのラインナップはこちらから

 

 

 

 

 

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リビングテーブルの選び方とは? https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21650/ https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21650/#respond Mon, 26 Feb 2024 20:00:15 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=21650  

 

リビングテーブルの導入はいくつかの点で見極めが重要


 

 

リビングテーブルは人や家庭によってその重要度が異なる家具のひとつです。

食事や作業をダイニングテーブルで行う前提がある人は、ソファの前に配置するアクセサリー的に考えるかもしれません。

一方、リビングテーブルで食事や作業を主に行う人もいます。

その場合、リビングダイニングにダイニングテーブルが無いケースもあり、そこではサイズや高さといったスペックはより重要になってきます。

リビングテーブル自体はリビングダイニングという空間の中で低い場所に重心をつくり、余白を埋めるという意味では有用な存在です。

しかし、サイズやレイアウトを軽視すると「邪魔」あるいは「有っても無くても良いもの」になってしまうものでもあります。

リビングテーブルは有名なデザイナーによる名品から無垢材の一枚板天板を使用したものも含め素材やデザインの選択肢も多様です。

その選択においてはいくつかの点をしっかりと見極めて選ぶことでその価値も変わると言えます。

 

食事や作業がメインの場合と使い勝手を良くするポイント


 

 

リビングテーブルを選ぶにおいて、まず「どの目的のために導入するのか」という点の見極めは重要です。

例えばそこで食事や作業を行うことが多いのか、それは同時に何人か、あるいはソファの前に置いて軽食などを置いておくことがメインなのか。

場合によっては「ソファの前にあるのが普通だから」という理由かもしれません。

食事や作業を複数人で行う場になるなら、幅と奥行はダイニングテーブルと同じようにある程度の大きさが無いといけません。

テーブルはいわば「場所」なので大きい方が心身ともにゆとりに繋がります。

この場合、ソファの前に配置されることが多いテレビボードやその他の周囲の家具、あるいは壁やドアなどとの距離感も余裕を持ったものにしないと回遊性が損なわれます。

ここで美しく使い勝手の良いものになるポイントを挙げるとすれば「ソファのクッション部よりも大きいサイズにしない」こと、そして「脚はなるべく中央に寄せること」です。

リビングテーブルをソファの前に置く場合、テーブルとソファの間に身体を入れて出入りします。

その時にソファより大きいサイズのリビングテーブルだと身体をぶつけやすくなるなど、使い勝手に影響します。

テーブルの総幅はソファの肘掛けと肘掛けの間のクッション部までの総幅であれば出入りにも影響しにくくなります。

また、脚が天板の4隅にぴったりついているようなものはやはり出入りに影響する場合があります。

脚のデザインや取付位置についても打合せができるのであれば、その点もふまえたものにしましょう。

 

小さくても良い場合は選択肢が広がる


 

 

逆にそこで食事はしない、飲食の機会はあってもグラスや小皿を置く程度ならサイズは小さくても良いでしょう。

「ソファの前にリビングテーブルがあるのが普通だから置く」場合も同様です。

この場合、選択肢は「テーブル」と銘打っているものでなくても良いかもしれません。

背もたれの無いベンチは一般的なリビングテーブルとほぼ高さが変わらず、そのうえで奥行きは小さくなります。

軽食程度なら問題ないサイズ感であることが多く、そのことで空間の余白が生まれます。

これで空間そのものがより軽やかに見えることや、ソファの前、あるいはテレビの前が広くなることで回遊性が増す効果もあります。

もちろん、本来は人が座るためのものですから来客の際には移動させても良いでしょう。

コの字型でソファに差し込むようなレイアウトができるものも有用です。

身体の近くに飲食物などを置いておくことができるので便利なうえ、ソファの前が開放的になります。

空間を広く見せることも、ソファ前を小さいお子さんの遊び場として活用することなどのメリットがあります。

スツールの活用なども視野に入れるとより幅広いコーディネートが可能になるかもしれません。

 

 

一枚板のリビングテーブルは汎用性が高い


 

基本的にはテーブルという家具は天板と脚があれば成立します。

そうはいってもインテリアですので、やはりデザインや素材、色合いを含めた「見た目」は重要です。

これを選んではいけない、というものは無く、それぞれが好みのものを選ぶのがベストですが大前提として空間全体の雰囲気に沿うものを選ぶのが良いでしょう。

サイズが大きく空間の主役級になるものなら、そのテーブルが持っているイメージで全体を作りあげるのも「あり」です。

また、空間全体のテイストが決まっている、あるいは他の家具を含めたインテリアに差し込むアクセント程度であれば、全体のイメージと乖離していないものを選ぶことが得策です。

例外は無垢材の一枚板天板です。

人気の樹種でもリビングテーブルとして活用しやすい、サイズが小さいものは価格も抑えめで取り入れやすい一方、樹種次第ではガラスや金物を多用したモダンな空間のアクセントにもナチュラルテイストの空間にもハマりやすくお勧めしやすいものとなります。

 

リビングテーブル上を「もの置き場」にしないために


 

 

リビングテーブルを使用するうえで気を付けたいことは日常における「もの置き場」となってしまうことです。

丁度良い場所に丁度良い高さのスペースがあり、普段使うものや一度使用したものを「とりあえず」置いてしまいがちです。

一つか二つならまだしも様々なものが重ねておいてあるのは単純に空間全体の見た目の美しさを損なうだけでなく、いざという時に目的のものを見つけにくくなるといった弊害も生み出します。

リビングテーブルを導入するにあたっては「ものを置きっぱなしにしない」という意識を高めると同時に、その近くに片づけを行い易い収納家具などを配置することもお勧めです。

例えばソファの横に座面と同程度の小さい収納家具があるだけでも「そこに物を入れる」という意識を根付かせて空間を美しく見せるとともに、テーブルランプなどを置いてよりインテリア性を高めることが可能になります。

 

 

私ども家具蔵では無着色仕上げの無垢材で受注製作するリビングテーブルをご案内しています。

世界中から選りすぐった一枚板天板も含め、サイズなども多様にご提案可能です。

ぜひ一度お声掛けください。

 

家具蔵の無垢材テーブルのある暮らしはこちらから

 

 

 

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間接照明はどこに置く?どう使う? https://www.kagura.co.jp/blog/interiorandhousing/21647/ https://www.kagura.co.jp/blog/interiorandhousing/21647/#respond Sat, 24 Feb 2024 20:00:53 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=21647  

 

室内の照明は日々の暮らしを営むうえで欠かせないものです。

普段何気なく使用していても、特に夜間の停電などの折にはその影響力の大きさを改めて実感します。

暮らしに直接影響する、つまりそれが無いと活動がままならない照明を「直接照明」と呼び、これ自体の明るさや形状・デザインも空間の雰囲気を左右する重要なファクターです。

そのうえで補助的に、あるいは一部分を明るく照らす照明を「間接照明」と呼びます。

この間接照明の使い方で空間の「格」は一段階も二段階も上がります。

 

直接照明と間接照明の比較


 

 

天井に埋め込まれた「ダウンライト」、浅く広い傘(さん)で照明本体を覆う「シーリングライト」など直接照明の種類も多岐にわたります。

テーブル上にペンダントライトを配している場合、その明るさや光の出方(シェードから光が漏れるのを楽しむものも多い)から間接照明との境目が難しい場合もありますが「メインの照明」という意味ではこれも直接照明に属すると言って良いでしょう。

最近ではスポットライトなど、本来は間接照明としての役割が主だったものをライティングレールに複数並べて直接照明とするスタイルも定番です。

直接照明は光がダイレクトに手元や床面を照らすことで効率の良い作業を可能にします。

言わば「照明本来の役割を果たすもの」です。

一方、間接照明はその名のとおり「間接的な」「補助的な」役割を果たすものであり、それが無いと夜間の作業がおぼつかないというものではありません。

部分的に一部を照らすという役割を持つ中では夜間に足元を照らす人感式のフットライトなども間接照明の類に入れても良いかもしれません。

壁から出て壁面の一部を明るく演出するブラケットライトなどは間接照明の代表的なものであり、フロアランプ・デスクランプなどは樹脂や紙で光源をカバーしているものなど含めそのデザインや形状は実にユニークなものが多くなります。

また、家具の内部、例えばフロートタイプのテレビボードの底部にLED照明が埋め込み間接照明としているものなども多く見かけるようになりました。

 

間接照明で得ることのできる効果


 

 

間接照明を効果的にレイアウトし、使用することで得ることのできる効果は大きく2つあります。

まずは「空間に明るさに強弱を生み出すことができる」点です。

間接照明を取り入れることで明るさの強弱ができると光の陰影が生まれます。

それによって影や一部分だけフワッっと明るく幻想的になる箇所が生まれ、空間全体に広角感が生まれます。

つまり空間を広く見せることができるということです。

また、優しく穏やかな光で照らしてくれるものが多い間接照明は、リラックス効果があるとされています。

眩しい光ではなく、目に優しい柔らかな光であれば精神的にも良い効果を発揮します。

睡眠の際には睡眠周期をコントロールする働きのあるメラトニンが分泌されます。

テレビやスマホなどから出る明るい光を睡眠前に浴びることで、メラトニンが分泌されにくくなり、睡眠の質が低下します。

寝る直前まで部屋が明るいことで目が冴えてしまうという状態を、間接照明の優しい光は良い眠りへと導いてくれるはずです。

 

重要なのは「場所」と「高低差」


 

 

基本的に間接照明は直接照明に比べるとサイズが小さい、あるいは光の出方が限定的であることからそれ単体では特に夜間は不便を覚えることも多いでしょう。

直接照明との合わせのバランス、適切な場所とそれに見合った照明の種類を適切に選ぶことが重要です。

重要なキーワードは「場所」と「高低差」です。

 

 

間接照明は空間全体のバランスを考えながら配置することが非常に重要です。

例えばソファの横にサイドテーブルを配してそこにテーブルランプを置くとします。

基本的にはそれ「だけ」で十分です。

もし、その横にフロアランプを置くなどするとその部分が明るくなりすぎる可能性が高くなります。

いわば「浮いてしまう」状態です。

この場合、テーブルランプはフロアランプの対角線上に置くことでバランスの良い配置になります。

平面的に見て適度に照明が分散されていることを心掛けたレイアウトを行いましょう。

あるいはフロアランプの反対側となる空間の隅、コーナー部に置くのも効果的です。

これがもう一つのキーワード「高低差」にも好影響を及ぼします。

高さの高いものと低いものを織り交ぜることで同じ高さに灯りが集中しないように意識して配置をする。

このことで高さのメリハリと奥行き感が出て空間を広く感じさせることができます。

例えば背の高いタイプのフロアランプを部屋の隅に置くことは、視線を高い位置に誘導することに繋がります。

これが視覚に対して空間の広がりを感じさせてくれるはずです。

逆にコンパクトで印象的なデザインの間接照明を床や卓上に置く(できれば数は少ない方が良い)と、部屋の重心が低くなりゆったり落ち着いた雰囲気を演出することができます。

 

 

間接照明の導入は決して難しいものではありません。

一部を除いて通常電源で作動するものばかりで、特別な工事なども特に必要はありません。

有名なデザイナーによる名品も勿論良いですが、低価格帯で取り入れやすく美しいデザインのものもたくさんあります。

「もう少し落ち着いた雰囲気になればいいのに」

「より寛げる空間にしたい」

そのように考えている人はリラックス効果を実感しやすく、日常がより豊かになる間接照明を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

照明のヒントも多数。家具蔵の無垢材家具のある暮らしの事例はこちらから

 

 

 

 

 

 

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アイランドキッチンを設置する際に気を付けることとは? https://www.kagura.co.jp/blog/interiorandhousing/21645/ https://www.kagura.co.jp/blog/interiorandhousing/21645/#respond Thu, 22 Feb 2024 20:00:37 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=21645  

 

ダイニングと対面するタイプの「対面型キッチン」はいまやスタンダードと言って良いほど一般的になっています。

そのスタイルのひとつである「アイランドスタイル」、俗に言うアイランドキッチンですが人気が高い一方でペニンシュラスタイル、あるいはI型のものと比べるとその普及度はやや見劣りします。

それは国内の住宅事情にまつわるいくつかの制約に起因するものもあり、その点をしっかりと見極めないと理想のキッチンも使い勝手の悪いものとなりかねません。

新築やリフォームでキッチンを新しく導入する際にアイランドスタイルを選ぶ場合の注意点、そして導入するためのリカバリー方法はどのようものとなるでしょうか。

 

アイランドキッチンは左右の回遊スペースの確保が重要


 

 

対面型のキッチンを導入する際にアイランドキッチンよりもペニンシュラキッチンが主な選択肢となりやすい理由。

それは室内のスペースの制約にあります。

アイランドキッチンとはキッチン自体が他の壁や設備と接していない独立したものです。

文字通りキッチンがひとつの「島」となっています。

必然的にキッチンの周り四方にはスペースができ、そこには回遊可能な余白が無いといけません。

一方、ペニンシュラキッチンは「半島」の名前が示すように左右どちらかが壁に接しています。

壁に接している部分から回遊はできないので、必然キッチンへの進入経路はひとつだけになります。

つまり同じ幅を持つキッチンがあるとして、アイランドキッチンは回遊スペースが余分に必要になり、その点でどうしても室内の広さの確保に限界のある大部分の国内の住宅では導入が難しくなるのです。

アイランドキッチンの導入の際には左右に十分な余白があること、それも「両手に物を持っている」などあらゆる事態を想定した余白があることを確認してから決定していきましょう。

あるいはその結果としてキッチン本体が小さくなる、シンクとクックトップが2つに分かれるⅡ型を導入する=コストが掛かるなどが生じるのであれば、それを許容できるかどうかも導入への重要なポイントとなってきます。

 

アイランドキッチンは各種費用が割高になる


 

 

アイランドキッチンをリフォーム等で導入する場合、通常のキッチンを選択するよりも割高になることが多くなります。

例えば、これまで使用していたキッチンがアイランドスタイルではない場合は配管の位置などを大幅に移設する必要が出てきます。

それによってキッチン自体の費用だけでなく、建築工事に掛かる費用も大きくなるのです。

また、アイランドキッチンの場合、レンジフード自体も通常の正面壁付けタイプや横壁付けタイプと異なり天井から吊り下げるセンターフードになります。

この取り付けには天井の下地組みや吊りボルトが必要となり、同時にセンターフード自体がほかのレンジフードと比べても高額です。

さらに排気ダクトの位置が変わる場合はダクトの延長を必要とします。

場合によっては天井から完全に作り変える必要もあるため、注意が必要です。

アイランドキッチンは通常のキッチンよりもキッチンそのものが割高になります。

ワークトップのエッジも4面仕上げが必要となることや、サイドのパネルについてもペニンシュラであれば1枚で済むところが2枚必要になる、あるいは面材やワークトップの素材にもよりますが他のキッチンよりも価格が上がることが前提となるキッチンです。

キッチン設計においては、細部の変更が大きなコストアップになることもあります。

当然、全体の価格にも影響することになり、それはオーダーキッチンが割高になる一つの要素ともなります。

逆にシステムキッチンなどは変更や希望の余地を強力省いたもの(=規格品)とすることでコストダウンを図っているのです。

 

アイランドキッチンはリカバリーの仕方次第で導入できる


 

 

ここまではある意味で「デメリット」ばかりの紹介でした。

それでも一定の人気と導入率を誇るのは条件さえ揃えば非常にメリットも高いからであり、快適に使用できるためです。

キッチン周囲の回遊性に優れている点、家族でキッチンを使う場合やゲストを招いてキッチンとダイニングを行き来しやすくしたいという場合には動線が重ならない点は大きなメリットとなります。

また、リビングダイニング側に収納機能を設けることができるので利便性にも優れています。

そこでデメリットを踏まえた上でもやっぱりアイランドキッチンを導入したいという場合、そのデメリットは工夫次第でリカバリーも可能です。

 

スペースとコストの問題はこれで解決する


 

 

まずは空間の問題、つまりアイランドキッチンの導入によって回遊スペースが狭くなってしまうという問題をどう解決するか。

一つの案としては、キッチン左右のスペースを考えるにあたり、片側だけ幅を広く確保しておくというものです。

この場合、もう一方は一名がギリギリ通過できる程度のスペースにします。

動線としてよく使う側(特に冷蔵庫とダイニングの行き来は多くなる)の回遊幅を800ミリは確保し、もう片方は450~600ミリ程度に抑えます。

これは動線を調整することで全体をコンパクトに収める方法です。

もう一つは先にも出た「アイランドにはシンクのみで、クックトップは背面」という2列型(Ⅱ型)にするプランです。アイランド側をシンクと食洗機だけにすれば、総幅は1400ミリ程度に抑えることができコンパクトになります。

シンク幅を約700ミリとすれば、作業スペースも700ミリ確保でき、アイランドの奥行きも考えると十分な作業面が確保できるはずです。

そしてクックトップを背面側にすることで、特にリフォームにおいて既存のキッチンが壁付けタイプの場合は、レンジフードのダクトを移設するコスト問題も削減でき、キッチン2台の製作コストもある程度相殺できるかもしれません。

あるいはシンプルなI型キッチンをコの字型の腰壁で囲ってアイランドのように見せることで、アイランド風に仕立てることが可能であり、これもコスト面で有用です。

奥行き650ミリのI型キッチンであれば、ワークトップの奥行きが小さいことでコストが抑えられるだけでなく、ワークトップのエッジの仕上げも1方向のみで済みます。

さらには両サイドも腰壁で囲えばサイドの化粧パネルも不要となるため、キッチン自体の価格を抑えることができます。

その場合、腰壁の高さによって印象が変わりますが、よりアイランドキッチンに近く見せるのであれば腰壁は低めに、手元を隠したい・油ハネが気になるという人は少し高めに、とアレンジも可能となります。

 

 

数あるキッチンスタイルのなかでもアイランドスタイルは日本ではまだそう多くはありません。

これはスペースの問題もさることながら、キッチンをインテリアの一部と捉える海外の考え方と住宅設備とする日本の考え方の違いによる部分も大きく影響しています。

特に細部を気にする日本人の気質として、アイランドは油煙や水ハネの問題や手元が丸見えになることからキッチンの打ち合わせの中でも敬遠されることも珍しいことではありません。

しかし、レンジフードの性能も日々進化していることや、何よりも家族との会話を楽しみながらLDKで過ごすことができるアイランドキッチンならではのメリットも多々あります。

キッチンを新規に検討する際にはアイランドキッチンも真剣に考えてみても良いのではないでしょうか?

 

快適&理想を実現するキッチン無料相談会のご案内はこちらから

 

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和モダンスタイルのつくり方とは? https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21641/ https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21641/#respond Tue, 20 Feb 2024 20:00:06 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=21641  

 

日本だけでなく海外でも人気の和モダンスタイル


 

 

インテリアのスタイルというものには実に様々なものが存在します。

昔から存在するオーセンティックなものだけでなく、(それが定番的な人気を得るかどうかは別として)新しいトレンドによって生まれるものもあり、まさに「百花繚乱」という状況です。

その中で人気が高く定番的なもののひとつに「モダンスタイル」があります。

モダンという言葉には「現代的」「近代的」といった意味があります。

インテリアでいうモダンスタイルとは余計な装飾を省いた、シンプルで飽きが来ないものを指します。

いわば「無駄をそぎ落とした」スタイルです。

このモダンスタイルに「ジャパニーズテイスト」、つまり日本独特の「和」の精神やそれを感じさせる素材を掛け合わせたものが「和モダン」あるいは「和モダンスタイル」と呼ばれます。

「和モダンスタイル」は海外でも高い人気を博しますが、特に私たち日本人にとっては自国の文化に根付いたものと強く関連することから馴染みやすく支持を得ています。

 

和モダンスタイルの定義と必要なものとは


 

 

和モダンスタイルとは、日本の伝統的なものや考えをエッセンスとしながら欧米で生まれた洗練されたスタイルと融合させたものです。

伝統的な和風(あるいは和の雰囲気を活かした)インテリアに、スタイリッシュで現代的なデザインを合わせたスタイルと言っても良いでしょう。

いわば日本伝統の様式に現代の新しい様式を織り交ぜたものという言い方もできます。

ここで明確にしておきたいのが「和風インテリア」と「和モダン」の違いです。

一見似ていますが「伝統的な日本のインテリアを取り入れ、それのみで構成された空間」が和風インテリアで、そこに現代風の要素を組み合わせたのが「和モダンスタイル」です。

日本独特の伝統的な「侘び・寂び」の文化やシンプルで洗練されたものは流行に左右されることなく、いつまでも古さを感じさせないことが大きな魅力のひとつです。

リビングから寝室、キッチンまで場所を問わずに取り入れることが可能です。

基本的に「和モダンスタイル」を体現するには「自然素材を取り入れる」「色調は落ち着いたものに」「家具などのデザインはシンプルでスタイリッシュなものを」という点を抑えておくことが重要と言われます。

これらはどれも「和を感じる要素」であり、「素材」「色使い」「家具などのアイテム」を上手く取り入れることができれば、静謐さを感じさせながらも温かみのある空間を演出できます。

 

どのような素材を使用するのか


 

 

素材の選定については、空間全体とそこに入る家具などの調度品双方で見ていく必要があります。

空間については外装には瓦や白壁を、内装には珪藻土や漆喰、そして障子や畳、襖などの和のテイストが強い建具を随所に取り入れながら完全な和室とならないようなバランスで全体を作りあげていきます。

家具にも経年変化が美しく、自然な色合いが和モダンスタイルにピッタリな無着色仕上げの無垢材家具を取り入れることで和モダンスタイルが体現しやすくなります。

ガラスや金属など透明感や光沢のある素材を随所に使用して変化を加えるのも良いでしょう。

 

色使いのポイントは?


 

 

次に重要なポイントとなる「色使い」ですが、一般的なモダンスタイル同様に白や黒、グレーなどのモノトーンカラーを重用しながらも、「詫び・寂び」を表現するくすんだ色合い=茶色や薄茶色をベースカラーとするのもお勧めです。

ベースカラーの次に多くの面積を占めることになるアソートカラーを差し込むなら畳や竹といった「和」を体現しやすい緑系の色がおすすめです。

アクセントカラーを取り入れるなら暗めの色の方が全体をまとめやすくなります。

 

どのような家具を選べばよいのか


 

 

そのうえで家具などの調度品はデザインがシンプルでスタイリッシュなものとします。

和モダンの特徴は天然素材が多く使われていること、「詫び・寂び」を含めた経年による、そこに置いてあるものの状態の変化を楽しむことにあります。

シンプルで普遍的なデザインが多い家具蔵の無垢材家具であれば、無着色仕上げによる自然の色合いの美しい変化を楽しみつつ、飽きが来ないデザインのものが多数あります。

格子などの和の意匠を取り入れたダイニングチェアなども和モダンスタイルの体現に一役買うはずです。

同時に圧迫感の少ない、開放的な空間とするには家具は高さを抑えたものを多く取り入れるとよいでしょう。

高さを抑えた家具は視界を遮ることなく、重心が低くなることで天井との距離感が生まれて空間を広く見せる効果を持っています。

収納家具なども腰の高さくらいまでのもので揃えておくと効果的です。

 

 

和モダンテイストをつくる上で大切なことはここに挙げたものですが、そのうえで「やりすぎないこと」がもっとも重要なものとなります。

それは家具やアイテムの配置についても同様です。

空間に余白を残し開放感を演出すること、使う色もできるだけ少なくすることを心掛けましょう。

私ども家具蔵では和モダンスタイルの体現にピッタリの家具のラインナップだけでなく効果的な活用法、美しい見せ方もご提案しています。

和モダンの空間づくりを検討している方はぜひお近くの家具蔵までご相談ください。

 

家具蔵の行う各種相談会のご案内はこちらから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「節」や「埋め」のある一枚板天板の魅力とは? https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21637/ https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21637/#respond Sun, 18 Feb 2024 20:00:28 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=21637  

 

一枚板の価値を上下させる「無節無欠点」


 

 

ダイニングテーブルの主な役割とは何か。

それは言うまでもなく、食事、あるいは作業を行うための「台」です。

空間の中で大きな面積を占めるがゆえにそこにはインテリア性も多分に加味されますが、究極的には「天板と脚で構成されていて」「食事や作業を行う場を形成するもの」というのがその主な役割と言えます。

ダイニングテーブルはそれを満たせば最低限の役割は果たしますが、それでは飽き足らないからこそ様々なものが生まれているわけです。

そのなかのひとつである無垢材テーブルは様々な要素から高い人気を博します。

その最高峰ともいえるものが一枚板天板を使用した「一枚板テーブル」です。

その名が示すとおり、一本の原木から一枚の板を切り出したものであり、ある意味で非常にシンプルなものと言えます。

それゆえに元の木の素性や一枚板天板となるまでの工程も重要視され、その良し悪しは長期使用が可能かどうかという基準にもなりえます。

また、ある意味で「ごまかし」が効きません。

元々持っている形状や表情が価値となり基準ともなることから、いつしか一枚板と無垢材には「無節無欠点(むぶし・むけってん)」という価値基準が生まれました。

 

無節無欠点のものは希少性が高い


 

 

樹木というものは仮に人の手が入って育てられたとしても大抵のものは屋外で育ちます。

それはつまり「自然の中で育つ」ことです。

そのうえで一台のダイニングテーブルを作ることができる一枚板天板が採れるような木は樹齢で言うと優に100年を超えるものばかりです。

自然の中ではどのようなことも起こりえます。

風・雨・雪といった天候に起因するものや他の生物や競生する樹木からの影響。

災害の類もあるかもしれません。

それが自然というものであり、100年を超える年月の間にはあらゆることが木の周りで起きていると言ってよいでしょう。

その結果として生まれたもの・痕跡が一枚板の形状・表情に反映されます。

それはある意味で「木材は外部からの影響を受けた痕跡が出るのは当たり前で、それが無いあるいは少ないものこそ希少」という価値観に繋がっていきました。

それは自然から生まれた表情や形状がそのままデザインともなる一枚板でも同様です。

基本的に木材を評価する際の基準の一つに「死節(しにぶし)・抜け節の有無(あるいは多少)」「割れなどの有無」がありますが、これらは「あって当たり前」なのです。

そしてが節や割れが少ないものほど希少となり、当たり前ではないもの、つまり高価値とされます。

 

つまり「無節無欠点」とは「節が無い」「(割れなどの)欠点が無い」という意味です。

太陽の恵みを受けるべく伸ばした枝が折れるか朽ちるかして生まれた「節」。

外部からの影響を受けて生じた幹の「割れ」。

これらは基本的にその材の価値を引き下げるものであり、無いほうが良いとされています。

この事実は昔から今でも変わりません。

 

節有りや欠点が目立つものを評価する傾向


 

 

一方であえて節や欠点が目立つものをデザインとして有用とみなし、それを愛でるという選び方は以前よりも確実に広まっています。

無節無欠点、あるいはそれに近いものの希少化が進み、高額になって手に入りにくいという実情もあるでしょう。

一方で、節や欠点が目立つからこそ一枚板天板を使用する醍醐味が増すという考え方の浸透がこの状況を後押ししているのも事実です。

食事や作業の場という役割を果たすもの=テーブルを手に入れるだけなら特に大きなこだわりを持つ必要は無く、無垢材テーブルを求めたとしてもわざわざ一枚板天板にこだわることはありません。

それでも一枚板天板を用いた一枚板テーブルが欲しい理由、それは一般的なテーブルでは表現されないような独特の形状や有機的な曲線の連続によって生まれるデザイン性、同じものがひとつとしてないという独自性にあるのではないでしょうか。

その独特の形状とともに大きく空いた節穴も、広い範囲に生じた割れも、すべて自然が生んだデザインでありそれは世界に一台、というオリジナリティを表現するものとしてむしろ価値を高めているとも言えます。

 

「節」や「割れ」をデザインに昇華させる「加工」


 

 

「節」や「割れ」をあくまで自然の表情・デザインとしてそのまま特別な処理を行わずにそのまま活かす場合もあります。

しかし、これは実用性の面では使いづらい場合も多く、また、そこから使用していくうちに傷みが新たに生じる可能性もあることから何らかの対処をしておくのがベターです。

一枚板の割れや節を埋める技法として一般的なのが「樹脂埋め」「埋め木」、そして「チギリ」です。

これらを施してはじめて、ありのままの自然の表情はデザインとして昇華するといっても過言ではありません。

「樹脂埋め」はその名の通り、樹脂材で死に節や抜け節、割れなどのいわゆる「欠けている部分」を埋める方法です。

「埋め木」も同様に欠損している部分を同じ種類の木=樹種(違う樹種の場合もあります)で埋める方法であり、欠けた部分を埋めることで傷みとなっている部分の更なる欠損を防ぎ、使いづらさを軽減させます。

チギリは「契り」とも書きます。

割れている箇所を埋めている部分の上に入るリボン状の部材です。

これも割れた部分がそれ以上進行しないように留めておくためのもので、これを差し込むのは熟練の職人技が必要です。

こうした加工は今やデザインの一部となって高い支持を受け、様々な手法で一枚板を表現する手段となっています。

 

 

一枚板を購入することは歴史を購入することでもあると言われます。

そのようないわば「木の歴史」である様々な痕跡は樹脂埋めによってデザインにもなり、毎日の暮らしの中心となって残り続けます。

私ども家具蔵でも無節・無欠点の希少なものから割れや節を大胆に埋めたものまで豊富なバリエーションで一枚板天板をご用意しています。

ぜひ一度その魅力に触れてみてください。

 

家具蔵の一枚板天板の詳細はこちらから

 

 

 

 

 

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シニアの暮らしこそ家具選びが重要な理由とは? https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21633/ https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21633/#respond Fri, 16 Feb 2024 20:00:44 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=21633  

 

シニア世代は家具購入を躊躇しがち?


 

 

高齢化社会と言われて久しい世の中です。

いわゆる「シニア世代」と呼ばれる層は依然と比べて確実に増えています。

シニア世代とは「65歳以上」と定義されており、一昔前まではそのくらいの年齢は明らかに高齢者として見られていました。

しかし、高齢化・高寿命化が進み、シニア世代であっても社会に参画している人は大勢存在します。

体力や気力も充実していて、若年層に負けない活力にあふれている人も少なくありません。

一方で人生の終わりや終わり方について考え始める年代でもあり、そこで新たに何かを購入することなどについては若年層よりも後ろ向きになる傾向も見られます。

家具の新規購入・買い替えについても「必要ではあるが…」「あれば良いのはわかるが…」と躊躇するケースを私ども家具蔵でも目にします。

「もう先が見えているので(笑)」という言葉を聞くと「だからこそ納得いくものを選んでほしい」と考えます。

 

シニア世代にこそ家具選びが重要である理由


 

 

数十年持つ家具を購入したとして、30代の人と70代の人ではその良さを享受できる期間に違いがあることは残念ながら否めません。

場合によってはあと数年単位の限られた期間しか使用できないのであれば無理に新しい家具を購入することもない、という考えは理解できます。

しかし、だからこそ使いやすく、自身の納得いく家具選びが必要ということもまた断言できます。

その理由は「期間が限られているからこそ、その期間をより良いものにする」ということに外なりません。

高齢になってくると身体のあちこちに不調が出てきます。

例えば足腰の衰えによって、今までは問題なかった些細なことでも心身にストレスを感じてしまうことにもなりかねません。

限られた期間だからこそストレスの少ない、心身ともに健康に近づくことができる毎日を送ることが大切です。

家具はインテリアであると同時に「暮らしの為に使用する道具」です。

道具であれば使いやすい方が良いことは明白です。

同時に見た目の満足度も高いものなら日々の充実度も高まることでしょう。

シニア世代はそれまでの長い期間、様々なものを見てきて「ものを見る目」「審美眼」というものも若い世代よりも確かです。

その世代にとって家具選びは若年層のそれよりもさらに重要であり、その意識さえあればおのずと質の良いものを手に入れることができる機会は高いと言えます。

 

シニア世代の家具選び必要な要素とは


 

 

それではシニア世代に必要な家具選びの要素とは何でしょうか?

それまでに培った価値観や思い入れ、こだわりというものが優先されるのであればそれが一番です。

どのような分野においても「好きなものに囲まれる」というのは何よりも精神的な喜びに繋がります。

そのうえで「特にそのようなものはない」「それをふまえたうえで新しい家具を導入したい」ということであれば、それは「耐久性に富むこと」「軽いこと」「自然素材であり健康に配慮したもの」であると言えるでしょう。

また「自身の求める使い勝手に寄り添っているもの」という要素も欠かせません。

 

耐久性と軽さが重要な理由


 

 

まず「耐久性に富むこと」はすぐに壊れるようなものを使用するのは、買替に要する労力や時間を省略する=時間を有効に使う意味で重要です。

また、椅子などは破損による転倒などが大きな事故に繋がる可能性もあり、その点で高耐久であることは必須であると言えます。

次に「軽いこと」も日常的に使うものを選ぶうえで「使いやすさ」を追求するとこだわっていきたい部分かもしれません。

ある意味高耐久であることと相反する部分もありますが(丈夫なものはその分重量が高いことも多い)、現代は様々な素材や製法が出ており丈夫でありながら軽量のものも多く見られます。

椅子などはテーブルからの出し引きにおいて軽い方が使いやすく、それは力も弱ってくる高齢層においてはより喫緊の問題です。

また、収納家具における引き出しなどもレール機構などのアシスト性があることでより使いやすくなります。

 

健康と使い勝手に配慮されたものを選ぶ


 

 

年齢が高まるとともに身体に良いものを周囲に置いておきたい、使用したいという気持ちは強くなるかもしれません。

その考えに基づく家具選びを行うなら「自然素材を使用し、健康に配慮されたもの」を選択するのが正解です。

木材などの温もりや温かみを感じやすい素材で身体に有害な成分が少ないような製法で作られているものなら、安心して使用し続けられます。

そして使用できる期間が限られている、と考えるならば最大限に自分の求める使い勝手を追求して良いでしょう。

「この部分が使いにくい」「ここがもっとこうだったら」と考えながらものを使い続けるのは、非常に勿体ないことと言えます。

我慢する期間や機会をなるべく減らすことが充実した暮らしに直結するのです。

 

シニア世代にも喜んでいただける家具蔵の無垢材家具


 

 

私ども家具蔵の無垢材家具は、このようなシニア世代に向けた家具選びに必要な要素を満たすものとしても高い支持を得ています。

高耐久性を持った自然素材である無垢材を使用した家具は木組みにより、さらのその強度を高めています。

無駄な補強は一切取り付けず、できる限りの軽量化も実現させています。

人体に有害な成分を含まない仕上げ塗装はあらゆる層に向けた健康への配慮です。

また、オーダー製作を基本としていることは「個々に求める使い勝手の良さ」にしっかりと応えるための一つの回答です。

家具というものはあらゆる世代の暮らしにおいて欠かせないものですが、その充実度が高いことは特にシニア世代にこそ重要と言えます。

人生100年時代といわれる現代です。

より快適で健康な暮らしを送る手段のひとつとして、家具蔵の無垢材家具を見てみていただいてはどうでしょうか。

 

家具蔵の無垢材家具のある暮らしの事例はこちらから

 

 

 

 

 

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いつものテーブルに彩りを加えるには? https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21630/ https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21630/#respond Wed, 14 Feb 2024 20:00:24 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=21630  

 

日々の暮らしに欠かせないものといえば食事の時間です。

毎日を営む糧となるだけでなく、家族や来客と美味しいものを食べながらコミュニケーションを重ねる貴重な時間ともなります。

その「場」となるのがダイニングテーブルです。

お気に入りの、あるいは自慢のテーブルで過ごす時間はそれだけで楽しいものとなるでしょう。

しかし、ともすればそれが日常となってしまうことで「飽き」がきてしまうこともありえます。

なんとも贅沢な話ではありますが、そのような事態を避けるために「彩り」を加えて、ダイニングスペースをより華やかに長く楽しむことができるものにするのはどうでしょうか。

 

テーブルコーディネートで変化を加える


 

 

テーブルコーディネート、と聞くと少々専門的で敷居が高いイメージもあります。

実際にテーブルコーディネーターの資格やそれに対する試験もあり、専門的で高度な知識を備えている人もいます。

しかし、どのような分野でも常にそのような「領域」はあるものです。

テーブルコーディネートはあくまで日常の食事を「より」楽しむためのものです。

「高級なお皿やカトラリーを揃えないといけないのでは」

「センスに自信がない」

「汚してはいけない・傷をつけてはいけない」

といったネガティブな考えは一度忘れてしまって大丈夫です。

「楽しむ」ことを基本に考えていくことをお勧めします。

季節の行事や記念日など、特別な日は事前に計画して思い切り楽しむ。

日常で行うならばお気に入りのものを使用し、季節感なども取り入れる。

このようにメリハリをつけて自分ができる範囲で行うとよいでしょう。

 

テーブルコーディネートの基本アイテムは5つ


 

 

テーブルコーディネートに必要な、基本的に揃えておきたいアイテムは「5つ」と言われています。

食器・グラス・カトラリーなど飲食に使う道具に加えて、テーブルリネンとフィギュアが揃って完成です。

カトラリーはナイフやフォーク、お箸など食事に使う道具のことを指します。

これらは「テーブルウェア」とも呼ばれます。

テーブルリネンはランチョンマットやテーブルランナー、あるいはテーブルクロスなど食卓で使う布の総称です。

フィギュアはテーブルに置く小物となります。

 

気分を替えるテーブルウェア


 

 

テーブルウェアは食べ物や飲み物を提供するために使う皿やグラス、カトラリーなど食器類のことを指すほか、ランチョンマットやコースターなどが含まれることがあります。

テーブルウェアの色を統一する、あるいは意識して組み合わせるとテーブルコーディネート初心者でも美しい食卓に見せることができます。

まずは白など定番のもので統一させるような組み合わせから始めてみると良いでしょう。

そこにカラフルな色合いをプラスすることで変化が付けやすくなります。

原色同士の組み合わせよりもパステルカラーを指し色にする、あるいは白中心の組み合わせの中に濃色を指し色に持ってくほうが比較的簡単です。

また、ナチュラルな雰囲気が魅力である木製の器やカッティングボードは取り入れるだけで変化を加え、気取らないコーディネートを楽しむことができます。

料理やその日の気分、インテリアに合わせてコーディネートを楽しみましょう。

 

会話のきっかけを作るフィギュア


 

 

例えばソルト&ペッパーやピッチャー、柔らかい雰囲気を演出するためのキャンドルなど、テーブルに置く小物の総称をフィギュアといいます。

フィギュアの役割は実用性もさることながら、楽しい食卓にするための会話のきっかけを作ることにもあります。

旅先で見つけた可愛らしい箸置きや習い事で作った自作の陶器の置物などを置くだけでも話が広がるというものです。

また、フィギュアは季節感の演出にも欠かせないものといえます。

しかし、決して高価なものを用意する必要はありません。

季節の花や植物を飾るだけでも良いでしょう。

春であれば桜の花びらを模した箸置きや、夏は海岸で拾ってきた貝殻、秋には近所の公園で拾った木の実などを並べるというだけでも大丈夫です。

身近なもので準備するからこそ温かみを感じることができます。

お正月などで使いたい和風のセッティングには折り紙なども有用です。

手作りで賄えることで手軽に取り入れられ、且つ喜ばれる演出でもあります。

食器の色に合わせた和紙を使用するとセンスが光ります。

折り紙は日本の文化なので海外からのゲストを迎える際にもとても有効なおもてなしとなるでしょう。

 

雰囲気を変えるテーブルリネン


 

 

テーブルリネンの類はコーディネートに合わせて変えることができる点で、複数あると非常に便利です。

テーブルクロスの本来の目的は食事中に生じる食器の音を軽減する、あるいは汚れを防止するものです。

フレンチやイタリアンなどのレストランではカトラリーが滑って床に落ちないようにする役割も担います。

テーブルランナー(直線状となっていてテーブルの中央に掛けるもの)は主にテーブルの上を華やかに演出する、つまり装飾が主な用途です。

ホームパーティや特別な日にワインボトルやスープ鉢、花などを置くその下に敷くとより美しく華やかに見せることができます。

普段とは違う演出を楽しむこともおもてなしのひとつ、と考えるとより飾り甲斐が出るというものです。

 

 

日常使いの場に彩りやおもてなしの心を加えるテーブルコーディネート。

家具蔵でも展開する無着色仕上げの無垢材テーブルであれば自然の色合いがどのようなアイテムも美しく映えさせてくれます。

自然の作る表情はどんな装飾よりも美しいもの。

日中に自然光で照らされる表情、夜に温かみのあるライトで上から照らされる表情は、全く異なるテーブルのようです。

加えて座る位置でも木目の見え方が変わるので飽きずに使うことができます。

見て、使って楽しいダイニングスペースを演出してくれるはずです。

お気軽に家具蔵各店までお問い合わせください。

 

家具蔵の無垢材テーブルのある暮らしの風景はこちらから

 

 

 

 

 

 

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椅子選びで夫婦や家族で意見が分かれた場合は? https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21627/ https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21627/#respond Mon, 12 Feb 2024 20:00:10 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=21627  

 

家族で椅子選びの意見が分かれてしまった


 

 

あなたが夫婦や家族でダイニングテーブルとダイニングチェア、いわゆる「ダイニングセット」を新しく購入する機会を得たとします。

ダイニングテーブルは首尾よく2人の、あるいは家族皆の好みが合致し、丁度良いものが見つかりました。

次はそれに合わせる椅子、つまりダイニングチェアを選ぶことになります。

今回のダイニングセットは「このテーブルを買えば自動的にそれに合わせた椅子が付いてくる」というものではありません。

ダイニングチェアを必要な数だけ、好きなものを選ぶことになります。

そこでご主人と奥様の意見が食い違ってしまいました。

どちらかにお子さんの助け舟があれば、多数決でどちらかの好みで揃えることができるかもしれません。

しかし、お子さんも他の2人とは別のものが気に入っており、すべて違う椅子が選択肢となってしまいました。

そのような時、あなたならどうしますか?

 

椅子選びで意見が分かれることはよくある話


 

 

これは「5点セット」と呼ばれる「ダイニングテーブル1台+ダイニングチェア4脚」のセット購入「ではない」ダイニングセットの購入の際に往々にして起こりうるものです。

また、テーブルはそのまま使用し、ダイニングチェアのみ買い替えるケースでもありえる話でもあります。

ダイニングチェアが複数ある場合は同じもので揃えておきたい、あるいは揃えなければいけないという固定観念があると、互いに好みが分かれた際にその選択に非常に時間を要することになります。

椅子選びで夫婦や家族で意見が分かれることはよくある話なのです。

 

意見が分かれたらそれぞれが好きな椅子を選ぶ


 

 

この「椅子の好みが分かれる問題」はある意味では当然の話ともいえます。

デザインや色の好みは夫婦であっても違っていておかしくはありません。

お子さんが成長していて自己主張も出てくるならなおさらでしょう。

座り心地の感じ方も人それぞれであり、体型やいわゆる「座り癖」も皆異なることから「自分に合う椅子」は人によっても違うのです。

つまり「ベストな椅子」を選ぶうえでそれぞれが異なる好みを主張する、つまり意見が分かれるのは必然とも言えます。

そして、その結果、意見がまとまらないとします。

その際には「それぞれが好きな椅子を選ぶ」ということを優先してください。

それが「意見が分かれた時の解決方法」です。

 

好きな椅子を選んでよい理由とは


 

 

その理由をいくつか説明していきましょう。

まず、デザインの好みは人によっても異なるということ。

椅子は暮らしの道具でありつつもインテリアでもあります。

「見て楽しむ」つまり視覚的に満たされるものであるほうが暮らしにおける満足度は向上します。

そのうえで大前提として考えておきたいのは「椅子の役割とは座るためのものである」という点です。

椅子に座るということは自身の身体を椅子に預けることに外ならず、椅子と身体が常に接している状態です。

その状態で違和感がある、極端に言えば痛く感じる・すぐ疲れるという「座り心地が良くない」という状況はあってはならないことといえます。

食事を美味しく食べ、作業を快適に行い、団らんの時間を楽しく過ごすためには椅子の座り心地は良い方がいいでしょう。

体型や座り癖によってそれを叶える椅子が異なるのであれば、そちらを優先すべきです。

もしくは過ごし方の違いもあります。

家族の中でも立ち座りが多い人もいれば長時間着座していることが多い人もいるはずです。

その「過ごし方」によっても適したダイニングチェアは異なります。

もし自身が「私はゆっくり過ごしたいから」「私は出入りが多いから」という理由でその椅子を選ぶのであれば、やはりそれを優先して良いでしょう。

 

統一感は高さや色合いで演出する


 

 

ダイニングチェアはそれぞれが思うデザインの好み、座り心地の良し悪し、使い勝手で選択して良いのです。

その点さえしっかり把握しておけば夫婦や家族で好みが分かれても汲々とすることは無いでしょう。

しかし、インテリアでもあるという前提で考えた場合、互いに違うものを選ぶことで統一感が欠落することに不安を覚える可能性もあります。

美しいインテリアや空間をつくる条件に統一感や計算された考えは欠かせません。

一見無秩序に見えてもそこにポリシーや明確な考えがあれば、それは「正解」になるのです。

ここで解決方法を提案するとすれば「色合いを揃える」あるいは「高さを揃える」という点です。

同色、もしくは同じ色調のもので揃えることで、異なる色を使用するよりも整った印象を与えることができます。

また、これにより他の部分との境界がはっきりして結果として空間が広がって見える効果も出ます。

もしくは背の低いラウンドバックチェアで揃える、背の高いハイバックタイプで揃えるといった「高さの統一性」があればそこに計算の跡と統一性が見え、空間の質を破綻させることは無いはずです。

 

無着色仕上げの無垢材チェアだからできること


 

 

私ども家具蔵で展開する「ダイニングセット」もいわゆる5点セットでの販売は行っていません。

テーブルのみ・チェアのみの購入も、好みのダイニングチェアを好きな数だけ合わせるのも自由です。

それは、テーブルと椅子の組み合わせがラインナップの数だけ無数にあるということでもあります。

そこで夫婦や家族で意見の相違が出ることはあり、ここまでお話ししたような内容をお伝えしながら座り心地と見た目が共存する家具選びを行っていただきますが、一方で「好きなものを好きなように」、つまり色合いも高さもデザインも全く異なるものを選んでいただくケースもあります。

それが可能なのはデザインがどれも普遍的であること、そし無着色仕上げで製作している点にあります。

普遍的であるがゆえに組み合わせのNGが無いことは自由な組み合わせを可能にします。

そして、無着色ということは自然の色合いそのままを使用していることであり、それは様々な色素の集合体であることから「○○色」と定義できない、カラーコーディネートの範疇を良い意味で逸脱しているものであることを意味します。

つまり「合わないものは無い」ので好きなものを選んで組み合わせても破綻しないのです。

 

 

そうは言っても「皆それぞれ違う椅子」というのも意外と勇気がいるものです。

しかし、自身の感性で選んだお気に入りのダイニングチェアはいつもの日常をより華やかに楽しいものとしてくれます。

要はバランス、でもあるのですが、その点をふまえたご案内を家具蔵各店でも行っていますので、ダイニングチェア選びの際にはぜひ一度お立ち寄りください。

 

家具蔵の無垢材チェアがある暮らしの風景はこちらから

 

 

 

 

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テーブルの「買い時」は子供が何歳になってからが良い? https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21624/ https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21624/#respond Sat, 10 Feb 2024 20:00:00 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=21624  

 

テーブルを購入するタイミングは人それぞれ


 

 

ダイニングテーブルを購入するタイミングは、基本的には「人それぞれ」です。

新築や引越しといった「住み替え」は今まで使用していたものを変える、あるいはこれまでダイニングテーブルを使用していなくても新たに導入する絶好の機会です。

もしくは住み替えではなくても今まで使っていたものの「交換する」ということもあるでしょう。

テーブル自体の老朽化や故障、あるいは単純に「他のものに換えたい」という気分など、そのきっかけもまた様々です。

これまではテーブルは使っていなかったものの、暮らしのスタイルの変化などを理由に新規に購入を考える人もいます。

 

テーブル購入を子供が大きくなるまで待つのは勿体ない


 

 

ダイニングテーブルは空間の中で一定のスペースを占めるものであり、それ自体が空間の印象を左右することも少なくなく、どのようなものを選ぶかは非常に重要です。

頻繁に買い替えるものでもないので長く使いたい、という人もいるはずです。

そして、正確には高額であれば長く使用できることが保証されているわけではないのですが、ある程度の価格帯のものであれば耐久性を含めた品質が比例しているものを選びやすいのは間違いありません。

そのような「長く使える」が「高額なもの」を購入するにあたって、特に小さなお子さんがいる家庭ではそれを躊躇する傾向があります。

たしかに高い金額で購入した大事なテーブルはできるだけ長くきれいに使用したいものです。

「傷つけるから「汚すから」という理由で購入に二の足を踏む気持ちは大いに理解できます。

ではお子さんが何歳になれば新しいテーブルを購入できるのか、という点は正直誰にもわかりません。

目安としては行動も落ち着いてくる小学校高学年や中学生、あるいはそれ以降の年代になってからでしょうか。

それ自体、間違った考えではありません。

しかし、大人でもテーブルに傷を付けたり汚したりしないとは限りません。

また、考え方を変えればお子さんの成長を「待つ」のは「それを使用できなかった時間」でもあるのです。

残念ながら人生は短く、お子さんと食卓を共にする期間も無限ではありません。

いわば貴重な時間を、明確な理由があるとはいえフイにするのは勿体ないともいえます。

 

無垢材テーブルならお子さんが小さいうちでも安心して使用できる


 

 

お子さんが小さなうちから安心して長い期間使用し続けることができるテーブル、それは無着色仕上げの無垢材で製作された無垢材テーブルです。

そして、無垢材テーブルはいくつかの理由により、むしろお子さんが小さなうちから使用してほしいものでもあるのです。

 

修復が可能だからお子さんが小さくても安心


 

 

お子さんが小さいうちでも使用が安心である大きな理由の一つは「修復が可能」という点です。

一般的な木製テーブルは芯材と呼ばれるものの上から化粧シートなどを貼り付けたものであり、美しく安価なものも多数ありますが傷みに弱く修復が効かない点に難点があります。

メーカーやブランドによっては高額なものもあり、そのようなものを早い段階で傷つけてしまうとやはりショックは大きいはずです。

無垢材は違います。

基本的には「木のかたまり」と呼んでよいものであり、それは仮に表面に傷がついても中身も表面と同じことで傷が目立ちにくいことを意味します。

むしろ自然材ならではの味わいを増してくるといってもよいくらいです。

さらに生じた傷み、例えばへこみや切り傷、擦り傷、あるいは汚れなどは研磨を行うことで修復できます。

元来無垢材は耐久性も高く、きちんと製作されていれば何十年と使用できるものですが、この「修復可能」という特徴のお陰で美しい状態で長い期間使用し続けることができます。

 

特有の色合いの変化が様々な副産物を連れてくる


 

 

この「修復可能」「長期使用が可能」という点は「ものを大事に使い続ける」という情操教育にも一役買うはずです。

また、無着色仕上げで製作されたものであれば、使い込んでいくうちに当初とは色合いを変えていきます。

劇的に変わるものもあれば、言われないと気づかないようなものもありますが、どの樹種で製作しても無着色仕上げであれば色合いは確実に変化していきます。

このことはお子さんや家族の成長とテーブルを使用した年月をリンクさせることができる、という意味でもたいへん有益と言えるのではないでしょうか。

お子さんが乳幼児期にテーブルを購入したとして、その時の色合いをお子さんが覚えているかどうかは疑わしいものです。

大人でさえ、長い時間が経つなかで当初の色合いや雰囲気を忘れてしまうこともあります。

しかし、写真などを撮っておいてそれを何かの機会に見る際にテーブルの色合いも現在と違っていれば、それは過ごした時間の長さや濃さを表現する要素にもなります。

 

樹種を選ぶことで生まれる愛着や興味


 

 

無垢材テーブルは多くの場合、樹種、つまり木の種類を選びます。

その時にお子さんにゆかりのある(名前や出生地など)樹種を選ぶことはお子さんにテーブルに愛着を持ってもらえる良いきっかけとなるはずです。

それはひょっとするとそのテーブルを大事に使う気持ちとなり「傷つけるかもしれない」「汚すかもしれない」という使用リスクを軽減することにも繋がるかもしれません。

また、近所の公園などで見かける木と同じ種類のテーブルならそれをきっかけにした学びや興味を惹きだすことにも繋がります。

お子さんが赤ちゃんのうちに選んだテーブルでも、その理由を教えてあげることはお子さんにとっても嬉しいものとなるはずです。

 

 

新しいテーブルを購入したい、でも子供が小さいからと躊躇しているのであれば無垢材で製作されたものがお勧めです。

無垢材テーブル、それも無着色仕上げのものなら経年変化による味出しを楽しみつつおおらかな気持ちでお子さんが小さくても安心して使用できます。

そのうえで情操教育やコミュニケーションにも貢献してくれる存在ともなります。

私ども家具蔵でもそのような無垢材テーブルをバリエーション豊富にサイズも自在に設定できるオーダー製作でご案内しています。

小さなお子さんのいる方にこそ使っていただきたい無垢材テーブルを一度見にいらしてください。

 

家具蔵の無垢材テーブルのある暮らしの風景はこちらから

 

 

 

 

 

 

 

 

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家具蔵 の提案する無垢材キッチン ~タイプ別・木のキッチン製作実例紹介~ その8 https://www.kagura.co.jp/blog/interiorandhousing/21614/ https://www.kagura.co.jp/blog/interiorandhousing/21614/#respond Thu, 08 Feb 2024 20:00:27 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=21614  

 

最近では住まいの新築やリフォームを計画する際に、「リビング」や「ダイニング」のように多くの人が集まり、長い時間を過ごすことが想定される場所と同じように「キッチン」の重要性も高まっています。

キッチンをどのような空間にしたいか、そしてどのように過ごしたいか、キッチンの「インテリア」までを含めて家づくり全体を考えることも多くなりました。

それは、キッチンが単なる機能ばかりを優先する「調理の場」としてだけではなく、リビングやダイニングと同じように、そこで人が心地よく過ごすことのできる空間であることが求められるようになったからに他なりません。

キッチンにもリビングやダイニングの家具と同様に時間とともに深みを増す本物の素材を使い、 腕の良い家具職人が丁寧に作るものを。

木のキッチン・無垢材のキッチンはしっくりと手に馴染み、空間に美しく溶け込む「生活の道具」となります。

家具蔵の木のキッチン製作の実例紹介として「ベーシックタイプ」「オーダータイプ」という2つのタイプの概略とその応用をご紹介します。

 

家具蔵のキッチンは「ベーシックタイプ」「オーダータイプ」から選ぶ


 

 

私ども家具蔵では木のキッチンをプランニングする際に「ベーシックタイプ」「オーダータイプ」という2つのタイプから選択することが可能です。

お客様ごとにどちらのタイプをベースにするのが相応しいのか、どちらであればよりスムーズにプランの実現が可能であるか、を考慮しながら計画をする必要があります。

ベーシックタイプでは、横幅・奥行・引出しや扉・設備機器の並び方など、デザインに一定の決まりがあるなかからの選択となります。

そうすることで価格を抑えることも可能となり、また一方ではキッチンの使い勝手やデザインに普遍的な機能性とバランスの良い美しさが担保されたものとなります。

一方、オーダータイプではキッチン本体のサイズはもちろん、L型や二列型といった根本的な構成の部分から使用する機器やその配置、素材のセレクトまで全てを自由にデザインすることができます。

価格はベーシックタイプと比較すると高額となりますが、いわゆる高級オーダーキッチンメーカーと比較すれば安価であり、そのうえで本当に満足できる木のキッチンを計画したいという人には魅力的なものとなっています。

基本的には物件の状況やお客様の好み・事情に合わせてどちらかを当てはめながら計画する必要がありますが、内容によっては2つを組み合わせてプランニングをすることで、実現の可能性が拡がる場合もあります。

これからご紹介するケースでも、どのタイプをベースにしているかも併せて表記しています。

これからキッチンを計画している場合の参考になれば幸いです。

 

CASE 8 暮らしを楽しむ舞台のような、森を眺めるオープンキッチン( 村田邸 /山梨県 )


 

 

【フルオーダータイプ】

古くから軽井沢に並ぶ「森の別荘地」として知られる山梨県小淵沢。

爽やかな高原の涼と歴史ある別荘地ならではのバランスのとれた住環境を求め、多くの人が都市部からこの地へやって来ます。

村田さんは

「40年以上、海の近くで暮らしてきたので、老後は山の中と決めていた」

と定年まで数年を残して早々と小淵沢移住を決めました。

若い頃から夫婦でスキーを楽しんできたこともあり、周辺の地理や気候についての知識と体感があったこともこの場所に決める後押しとなったようです。

 

偶然の出会いが生んだ理想のキッチンプラン


 

 

当初、キッチンはステンレス製のシステムキッチンを予定していました。

ところが、キッチンメーカーのショールームからの帰り道、ランチに入る店を探しているうちに偶然家具蔵の前を通りかかり、アプローチに置かれていた一脚の椅子に目を留めます。

その椅子を見るつもりで立ち寄った家具蔵表参道店で展示されていた無垢材オーダーキッチンの話を聞き、システムキッチンで計画していたプランを大きく変更することとなりました。

もともと住んでいた鎌倉の家でも無垢材を使用したオーダーキッチンがあったため、その良さも十分にご存知であった2人。

そこに精緻な仕事とキメの細かい設計が加わることで、理想が実現できると感じたといいます。

 

ご夫婦の優しさと愛情でできたキッチン


 

 

村田邸のキッチンプランの大きな特徴は、その位置と向きにあります。

ウッドデッキに面した細長い吹き抜け空間の下、文字通り家のど真ん中に位置しています。

キッチン正面の大きな掃出し窓の外は、森の木々が拡がるパノラマです。

「普通、オープンキッチンはリビングやダイニングに向いているでしょう。

それが我が家はいきなり窓の外の大自然に向いている。

みなさん、こんなの見たことないって(笑)」

他にも、奥さまの身長に合わせた無垢材吊戸棚・計算された食洗機の配置・容量たっぷりな収納など、こだわりが形になっています。

「妻には苦労をかけたから、このキッチンだけはぜひ実現してあげたかった」

というご主人のお言葉。

この住まいに満ちる温かさを何よりも表現しています。

 

 

この日は知人も呼んで新しい住まいのお披露目&食事会。

家の中心に据えられた広々としたオープンキッチンを囲み、それぞれ会話もしながら楽しく調理が進みます。

庭採れハーブを効かせたシーフードパスタはご主人の得意料理のひとつです。

 

 

庭に向いて設えた無垢材キッチンの堂々とした佇まい。

キッチンに居ながら大自然に触れることが出来る、まさに暮らしの中心です。

 

 

無垢材のウォールナットの深い色合いが空間を引き締めています。

キッチン上部は吹き抜けの開放感ある空間。

梁や柱もウォールナット材の無垢材家具と相まって、空間の一部として見事に溶け込んでいます。

キッチン隣はキッチンと同じウォールナット材で統一したリビングと、逆側は奥様のアトリエスペースになっています。

 

快適&理想を実現するキッチン無料相談会のご案内はこちらから

 

 

 

 

 

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「戸建」と「マンション」で家具の選び方は変わるのか https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21610/ https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21610/#respond Tue, 06 Feb 2024 20:00:47 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=21610  

 

戸建とマンションでは家具選びは変わる?


 

 

住宅というものを大きく分けた際、一軒家と呼ばれることも多い「戸建」とマンションやアパートなどの「集合住宅」に分かれます。

戸建・集合住宅、いずれにしてもそれが持ち家か賃貸かという違いはあり、賃貸においても誰(どの団体)から借りているのかなどで呼び方が変わることもあります。

どちらのスタイルの住まいで暮らすとしてもそこには家具が必要です。

戸建とマンションでは家具選びは変わるのでしょうか?

 

戸建でもマンションでも家具の選び方は変わらない


 

 

間取りや住まいについて質問をする際に「ウチは賃貸で狭いから」「ウチは一戸建ではないので大きな家具は置けない」というお話しを伺うことがあります。

この点については賃貸でも広い間取りを有する物件もあれば戸建でも置くことのできる家具が限られるケースもあり、あまり大きな問題ではありません。

つまり、結論から言ってしまうと戸建であってもマンションなどの集合住宅であっても家具の選び方はそこまで変わらないのです。

家具は暮らしの道具であり、同時に場を華やかに、あるいは落ち着かせる役割を持ったインテリアでもあります。

見た目だけでは実際の使い心地に欠ける可能性もあり、使い心地が良いものでも見た目が気に入らなければ長い期間愛用することは難しくなるかもしれません。

使い勝手と美しさを兼ねているというのが前提であるとして、住宅の形状に関わらず「空間や使用人数に対して適正なサイズであるか」「長期の使用に耐えうる耐久性を持っているか(あるいは持っていないと割り切るのか)」という点は非常に重要であり、さらに空間の雰囲気との相性のマッチングや好みがそこに加わります。

それは戸建住宅であっても、マンションをはじめとした集合住宅でも変わりません。

厳密に言えば戸建住宅の方が注文住宅という選択肢があることから間取りや内装の自由度が高い印象があります。

対してマンションは特に分譲の場合、比較的似通った間取りになることが多い印象です。

しかし、中古マンションのリノベーションという住宅購入方法も定着しているなか、マンションなどでも間取りの自由度は高くなっています。

 

戸建とマンションでは搬入経路の確認場所が異なる


 

 

戸建であってもマンションであっても家具の選択自体に大きな違いはなく、重要な点は使い勝手・美しさ・空間との適性にあります。

そのうえで気を付けておきたいのは「搬入経路」の違いでしょう。

搬入経路とは家具が室内の想定の位置に辿り着くまでの道筋であり、この確認は戸建・マンション問わず、事前に必要なものです。

この搬入経路については戸建とマンションで気を付ける部分がやや異なります。

まず戸建で気を付けたいのは2階以上に家具を設置する際に階段を使用する場合です。

階段部の天井までの高さが低く高さや幅のある家具が通過できない、あるいは曲がり角(クランク)があることで奥行きのある家具が通過できないケースは往々にしてありえます。

その際には2階に大きな開口部があり、手摺も十分な強度があることが条件になりますが吊り上げ搬入も選択肢となります。

あるいは様々な事情から吊り上げ搬入が難しい場合はクレーン車を使用するケースもあります。

マンションにおいてはエレベーターの有無とそのサイズの確認が重要です。

高層階の場合は特にエレベーターの存在は不可欠です。

築年数が高いマンションの場合、エレベーターが装備されていても現代のものより間口の高さも室内の天井高も小さいケースも多く、特に大型家具を搬入する際には事前の確認は必須です。

また別の視点で言えば、セキュリティが高いマンションの場合、事前に管理室へ書類の届け出が必要なこともあります。

さらにタワーマンション等でみられる地下駐車場からの搬入の場合は、場内の制限高規制によりトラックの種類が限られるケースや、搬入専用のエレベーターや台車使用が制限されるマンション、さらには通路内養生やエレベーター内養生が必須となるマンションもあり、搬入経路と合わせて事前の確認が大切です。

吊り上げや事前の準備、これらを事前に行ったとしても結果的に搬入が難しい場合もありえます。

その際には次善策としてサイズを再度検討するか、現場で組み立て可能なものを検討するのも一手です。

いずれにしても当日になって困ったことにならないよう、事前の確認を家具販売店のスタッフの助けも借りながら行っておくのが正解です。

 

壁面収納や吊戸棚を設置するなら「壁の下地」をチェック


 

 

もうひとつ、戸建とマンションでの家具選びにおいて注意点の違いを挙げるとすれば「壁面固定」についてです。

壁面に固定を行うにはいくつか条件があり、特にマンションの場合は戸建てに比べて条件が厳しくなることもあります。

賃貸だと家具の固定に必要な壁への穴開けが禁止されていることが多くみられます。

分譲マンションでも構造用の壁は共有部分とみなされ、穴開けができない場合があります。

また、壁面収納を設置する壁は隣の住戸との間にある戸境壁になることも。

この戸境壁は共有部分にあたり、家具をビスなどで固定することは禁じられている場合が多々あるのです。

分譲マンションであってもマンションの管理規定などを必ず確認するようにしましょう。

取り付け可能な壁であった場合、次に確認するのは壁の下地です。

吊戸棚や壁面収納等を壁固定する場合、戸建・マンションのどちらの場合も「下地」の確認が必須となります。

マンションの壁や間仕切りは間柱という柱を等間隔に立て、そこに防火性・遮音性などに優れた石膏ボードを取り付け、その上にクロスを貼っていることが多くみられます。

このような石膏ボードに家具を固定する場合は柱の位置を探して柱にネジを締めて固定するか、柱のない空洞の場所でも取り付け可能なアンカーという補強アイテムを使い固定するかの2種類に分かれます。

ただし柱への固定でない場合はあまり重いものは取り付けできません。

壁の裏のどこに柱があるかは市販の下地センサーを使えば調べることができます。

予め確認しておきましょう。

 

 

戸建住宅とマンションにおける家具の選び方は大きくは変わりません。

しかし、住宅の形状やそれぞれの事情によって気を付ける部分、事前に確認すべき点が異なる場合もあります。

私ども家具蔵でも搬入経路の確認や対処方法の案内、壁面収納を検討する際の現地調査なども無料で行っております。悩まれた際はお気軽に最寄りの家具蔵へご相談下さい。

 

家具蔵の各種相談会のご案内はこちらから

 

 

 

 

 

 

 

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2月5日の各店営業につきまして https://www.kagura.co.jp/blog/information/21619/ https://www.kagura.co.jp/blog/information/21619/#respond Mon, 05 Feb 2024 06:51:01 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=21619  

首都圏に警報級の降雪情報が出ており、それに伴う交通機関の運休状況を踏まえ、2月5日(月)は家具蔵全店舗にて17時閉店とさせていただきます。

お客様にはご不便をお掛けいたしますが、ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。

なお、諸状況により6日(火)の開店時間が遅延する可能性がございます。

その際には再度告知を行います。

併せてお知らせ致します。

 

※2月6日ご納品予定のお客様へ

当日の家具配送は事前のお約束どおり行われる予定ですが、当日の交通状況により到着時間帯の前後なども想定されます。

重ねてお詫び申し上げます。

ご不明な点は担当各店舗へお問合せ下さい。

 

 

 

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お子様に「長く使ってもらえる」デスクの選び方とは? https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21606/ https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21606/#respond Sun, 04 Feb 2024 20:00:12 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=21606  

これが掲載される2月の頃はまだ受験の真っ最中という家庭もあるでしょうが、そこから間もなく入学の準備などがスタートします。

入学準備のひとつとして、新規に学習机などの「デスク」を購入することを検討している人も多いことでしょう。

お子様にデスクを準備することは「初めて自分専用の家具を手にする」という機会になることもありえます。

そのようなものはなるべく長い期間使ってほしいと思うもの。

誰かからのプレゼントというケースもあり、そうなれば尚更です。

小学校入学から使用すると考えると10年以上同じものを使用する可能性もあり、逆に言えば長い期間の使用に耐えることができないものを選ぶのはあまり得策ではありません。

また、長い期間使用することができる「質」があったとしても、他にも様々な理由で使用しなくなってしまう可能性もあります。

「長く使うことができ、長く使ってもらえる」デスクとはどのようなものなのでしょうか。

 

飽きが来ない、シンプルなものを選ぶ


 

 

デスクに限らず、あらゆるものに共通することですが「長く使用できる」定義のひとつのなかに「飽きが来ないもの」というものがあります。

これをデスクに置き換えると「大人になっても使用できるシンプルなデザイン性」ということになります。

お子様用の学習机には様々な機能が装備されているものもありますが、成長するにつれてそれらの機能は不要になってくることが殆どです。

将来的に不要になりそうな機能を排除した、大人でもそのまま使用できるシンプルなものを買い与えてあげることは長く使ってもらえる大きな要素となるはずです。

また、それによってお子様が独立された際に仮にデスクを持っていかなかったとしても、大人が使用できるものであれば他の家族の誰かが使用することもできます、

リビングダイニングといった、他の家具との共存が必要な場所でもシンプルなものであればすんなり溶け込むことでしょう。

 

木質系加工材と無垢材の違い


 

 

シンプルな見た目という点は、長く使用するうえで重要なポイントです。

そのうえで長く使用するためには「質」、つまりクオリティが伴っていないとそれは叶いません。

デスクも様々な素材のものが世に出ていますが、大多数を占めるのが木製のものです。

つまり「木の机」なのですが、同じ木の机にも2種類が存在します。

ひとつは「木質系加工材」と呼ばれるものでできたもの。

そしてもうひとつは「無垢材」で作られたものです。

木質系加工材とは薄くスライスした木材や木屑を圧着させたものを利用した工業製品の総称です。

その代表格である合板(ベニヤ=木材から薄く剥かれた単板を何枚か積層して接着したもの)など大量生産が可能で扱い易く、同じものを安価に作ることを目的としています。

私たちが量販家具販売店やホームセンターなどでも見かけることができる「一般的な」ものと思ってもらってよいでしょう。

無垢材は表面材と心材に分かれている木質系加工材とは異なり「天然木そのもの」のことを指します。

わかり易く言うと原木(丸太の状態)から伐り出した板材のことで「木そのまま、木そのもの」と言ってよいものです。

前者はコストパフォーマンスにすぐれ、同じものが手に入りやすいメリットがあります。

同時に基本的には中身の部分に上から化粧シートや突板を圧着し加工したものなので、長い期間使用していると貼り付けた部分は捲れてくる、あるいは傷がついた部分の下地が露出することでみすぼらしく見えるという欠点もあります。

つまり「長い期間使用できない」ものになる可能性が高いのです。

木をそのまま使用する無垢材、それも無着色仕上げのものであれば、その内部もまさしく「木そのもの」であり、傷なども目立ちにくく、いざとなれば研磨して修復することもできます。

手ざわりや質感も比較するとかなり異なります。

特に広葉樹材で製作されたものであれば強度があるので、重量のあるものを収める可能性や長期に渡って使用することとなるデスクにも向いています。

また、中身の組織の密度の濃い広葉樹は揺れにも強いのでデスクにはおあつらえ向きなのです。

 

無着色でこそ味わいが生まれる


 

 

無垢材で作られていて且つ無着色仕上げのものであれば、時間の経過による色合いの変化も楽しむことができます。

着色したもので起こる色褪せ・退色とはまた異なる、この色合いの変化は長く使用していないと生まれないものでもあり、その結果生まれた色合いは「時間の色」とも呼ばれ、それを使用した年月を雄弁に物語ります。

何かのはずみで生まれた傷みも目立たなくする効果も併せ持つ「経年変化」は長く使っていきたい、と思わせる大きな要素です。

 

サイズ選定も重要


 

 

長く使用するという前提の上ではサイズの選定も重要でしょう。

小さいうちに丁度良くても身体が成長してからデスクが小さく使いづらいということがあってはいけません。

逆に大きすぎても独立してからの引越し先に持っていけない可能性があります。

デスクの一般的なサイズ感は幅90~100cm・奥行きは60cm前後というところです。

この辺りのものであれば使用環境が変わっても、様々な作業を行うことができるはずです。

 

 

私ども家具蔵でも無着色仕上げの無垢材で製作したデスクを多数ラインナップしています。

堅牢さと美しさを併せ持った銘木4種から素材を選ぶことができ、デザインやサイズのバリエーションも豊富です。

熟練の職人が手仕事で仕上げていくデスクは無着色で製作するので、経年による木肌の色味の変化はお子様の成長となぞらえて楽しむことが可能です。

長い期間使用でき、できれば何世代にもわたって使用してもらえるように普遍的で使い勝手の良いものを。

デザインと耐久性が高いレベルで融和した、日常使いに相応しいものを。

願わくば「一生もの」となるように。

そのような家具を家具蔵各店ではご案内しています。

 

家具蔵の無垢材デスクのラインナップはこちらから

 

 

 

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キッチンは収納力も重要なポイントである理由とは? https://www.kagura.co.jp/blog/interiorandhousing/21603/ https://www.kagura.co.jp/blog/interiorandhousing/21603/#respond Fri, 02 Feb 2024 20:00:31 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=21603  

 

キッチンは収納力が重要


 

 

キッチンが果たす役割はもはや料理を作る場に留まらない、というのはこれまでも多くの場で言われていることです。

家族やゲストとのコミュニケーションの場であり、インテリアとして住まいの印象を左右する存在ともなっています。

キッチンというものを構成するうえではどれもおざなりになってはいけませんが、重要視するものはそれぞれに異なります。

デザイン性を重視する、掃除のしやすさなどの機能性を重視する、あるいは機器の配列などを含めた使い勝手を重視する、それぞれのニーズがあることでしょう。

その中で軽視されるべきでないのが「収納力」です。

キッチンには食材、キッチンツール、食器・調理家電などパッと思い浮かべてみるだけでも、非常にたくさんのものが混在しており、それらが機能的に配置され、収納されていることが望ましい状態です。

収納力を欠いたキッチンは必要なものを十分に収納できず、乱雑で使いづらい場所になる危険性が高くなります。

 

キッチンの面積が広くなっているのも収納の必要性から


 

 

事実、キッチンにおける収納力向上の必要性の認知の高まりは新築物件におけるキッチン面積の増加という点に見て取れます。

キッチンを使用する人が増えた、つまり奥様のみがキッチンを使用していた時代から男性やお子さんがキッチンに立つことも珍しくなくなってきているという時代の流れも一因としてあります。

しかし、やはりキッチン面積の増加は収納性を求めた結果にあると言って良いでしょう。

間取りに余裕があればパントリーなどの収納庫を設けることももはや一般的になっています。

また、時短調理のための冷凍食品のストックに使用される「セカンド冷蔵庫(冷凍庫)」は家電販売店でも人気商品となっていますが、その配置場所が必要になる=キッチンスペースの広大化に繋がるというのは言うまでもありません。

災害に備えた備蓄や防災用品の置き場所がキッチンということ多く、それらを「収納しておく」という意味で間取りにおけるキッチンの面積は広くなっています。

 

収納力を増やし、活かすために必要なこととは


 

 

一方でキッチンの収納は単純にキッチンスペースが大きればよい、というわけではありません。

収納とは「使ったものを仕舞う」「仕舞っているものを出す」「普段使用しないものを仕舞っておく」というものです。

それらの行為において、目的のものが出し入れしやすいか、あるいはその場所が普段の動線の中で使いやすいかどうか、そして住まい全体とバランスがとれているかが重要であり、それはキッチンでも同様です。

つまり、キッチン収納というものはこのようなことを満たしたうえで、必要なものを十分に収納できる容量があれば申し分の無いものになるということです。

そしてそれは何らかの理由で十分なキッチン面積を確保できない場合でも同様であり、その場合は「何を取っておいて」「何を手放すか」という選択も重要になります。

 

「8割収納」をめざす


 

 

キッチンに限らず収納の基本的な考え方として「収納スペースの約8割程度に収まるようにものの所持を抑える」というセオリーがあります。

常にスペースを満杯にしておかない、つまり収納スペースに余裕を持たせることがポイントです。

食品や食材のストックは一時的に増えることも多くあります。

セールなどで賢くまとめ買いを行ったとしても収納スペースにゆとりがあれば置き場所に困ることも、収納しきれずにそのまま外に出ていることもありません。

キッチンツールもその種類は実に多岐にわたります。

それらもスペースにゆとりがないとついつい煩雑な収納になりがちです。

そしてそれは必要な時にすぐに取り出すことができない、あるいは見つからないといったことも招きます。

まずは「使いづらいと感じているもの」「セットの一部が欠けてしまったもの」「買ったはいいが一度も使っていないもの」といった、「頻繁に使用しないもの」を手放すだけでもある程度のゆとりができるはずです。

 

普段の動作をイメージする


 

 

収納物を少なくして余裕を持たせたうえで、次に決めるのはそれらがどこにあれば使いやすいのか、です。

つまり「収納場所を決める」作業になります。

現代のシステムキッチンやそれに伴う一般的なキッチンスペースの設計は、これまでに蓄積されてきたデータに基づいた「最大公約数」ともいえる使い勝手を求めたものです。

つまり、収納機能についてもある程度の使い勝手は約束されています。

そのうえで「ここがもっとこうだったら」と思うことがないかどうかを突き詰めて、その問題を解消させることが自身にとって本当の意味で使い勝手や収納力を兼ね備えたキッチンとなるはずです。

具体的に言えば、手の届く範囲によく使用するものがあることが理想です。

特に頻繁に使うキッチンツールや食器類は腰の高さから目線までの範囲に収納することで、出し入れの動作もよりスムーズになります。

使う頻度に応じてよく使うものは腰高から目線の高さ、その次に使う頻度が高いものや重さのある鍋やフライパンなどは腰より低い高さ、使用頻度の低いものや軽いものは手を上に伸ばせば届く高いところに。

まずは使用頻度に応じた「上・中・下」を決めましょう。

 

オーダーキッチンという選択肢


 

 

このような「自分にとっての使いやすさ」「個々に異なる事情に応じた収納力や機能」を求めるのであれば、やはり理想はオーダーキッチンです。

使い勝手や収納機能を細かい部分まで追求しながら、機器の配列や設備の仕様なども指定でき、組み合わせることができる自由度はやはり魅力と言えるでしょう。

闇雲に理想を詰め込むだけでは本当の意味での完成度は低くなる可能性もありますが、様々な事例を知り、専門的な知識も豊富なスタッフと一緒なら安心です。

無垢材でオーダーキッチンをご案内している私ども家具蔵でもそれは同じです。

理想のキッチンを二人三脚で作りあげていきます。

お気軽にご相談ください。

 

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「箱物家具」と「脚物家具」の違いとは? https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21598/ https://www.kagura.co.jp/blog/howtochoose/21598/#respond Thu, 01 Feb 2024 04:00:00 +0000 https://www.kagura.co.jp/?p=21598  

 

箱物家具と脚物家具


 

 

家具の種類の分け方のひとつに「箱物家具」と「脚物家具」というものがあります。

それぞれのイメージは、その言葉の持つ雰囲気から何となく想像がつくかもしれません。

箱物家具は、その名の通り「箱」の中にものを入れることになる収納家具全般を指す言葉です。

対して脚物家具はこれもまた名は体を表すように脚がついた家具、つまりテーブルや椅子、ソファなどを指します。

同じ家具ではありますが「箱物」と「脚物」では根本的に作り方も変わります。

そのため、こうした区分けがされているのです。

家具販売店でスタッフが家具を「箱物」「脚物」と呼ぶことがありますが、このことを知っておくと「?」とならずにスムーズな対話が可能です。

 

箱物家具とは?その歴史とは?


 

 

箱物家具とはいわゆる「収納家具」を指しますが、箪笥や食器棚、飾り棚などがこれに当てはまります。

もう少し詳しく掘り下げていくと、主に天板(最上部に来る部分)・地板(底になる部分)・側板(横の部分)・棚板(内部の棚)、ものによっては扉や引き出しなどを用いて作られる家具のことです。

ご存知のように収納家具は、その使用において頻繁な移動はあまり行いません。

基本的には室内の所定の位置で使い続けることが多くなります。

目的を満たす収納量とそれに呼応する家具の耐久性が求められることから、箱部の構造強度を持たせることは非常に重要な課題となります。

家の中を見回してみるとじつに多くの種類の収納家具、つまり箱物家具に囲まれていることが分かります。

かつて、日本には家具が無かったともいわれます。

厳密に言えば銘々膳などを含めたものは存在していましたが現代のような家具が一般的に広まったのは明治維新以降、そして大衆的になったのは戦後になってからです。

しかし、箱物家具についてはその源流は日本においては平安時代には既にあったとされています。

「厨子」と呼ばれる小型の収納です。

この厨子は調理道具や食材などを入れるものとして使われていましたが、徐々に身の回りのものを仕舞う収納としても活用されるようになりました。

室内に置くものとして、ある意味現代のインテリア収納の始まりとも言えるでしょう。

そこから葛篭(つづら)や行李(こおり)、櫃(ひつ)、長持ちなど用途に合わせた収納が現れ、市民権を得ていきます。

実際に収納家具として意識され始めたのは江戸時代に衣装箪笥が作られたことが始まりとも言われています。

 

箱物家具の脚元のデザインの違い


 

 

箱物家具=収納家具は「箱の中にものを収納する」という基本的なコンセプトは世界共通です。

しかし、そのディテールには違いがあり、特に脚元のデザインは大きく分けて2つの分類が可能です。

それが「4本脚」と「台輪」という2つのスタイルの違いです。

「4本脚」、つまり下部に脚を持たせた構造はそのプロポーションの良さが特徴的です。

ヨーロッパのアンティーク家具の脚にも特徴的な装飾や形状があるものも多く、現代においても収納家具に脚を求める人も大勢います。

実用面でのメリットは何と言っても家具下のフロア面が見えることで家具自体に軽やかな印象を与えることができる点にあります。

これは空間全体で見ても「抜け」が生まれることでの軽やかさに繋がり、収納下部が空いていることは特に現代においては掃除ロボットが進入しやすいという相乗効果があります。

対して「台輪」とは収納家具下部が箱状になっているものです。

収納家具には扉や引出しなどが装備されていますが、それぞれを床から離しておかないと床に接してしまうことで扉や引出しの開閉に困難が生じます。

それを避ける存在が台輪であり、室内の床と壁の境目にある巾木(はばき)を避け、収納家具と壁の隙間を無くす意味合いも持っています。

土台のように床面に家具本体がぴったりと付いている状態になるので見た目の安定感も生まれます。

 

脚物家具とその強度の高め方は


 

 

一方「脚物家具」として代表的なものはテーブルや椅子、ソファなど現代のリビングダイニングで主に使われる家具の類です。

今では当たり前のようにダイニングテーブルやダイニングチェア、ソファを皆が使用していますが、脚物家具が一般の暮らしの中に浸透してくるのは戦後になってからでした。

それまでの日本では床座の暮らしが主であったためです。

箱物家具は内部にものを入れる際の強度を重視しますが、脚物家具は上に物を乗せる、その際の荷重を支えるという考え方を前面に押し出す家具づくりを行います。

例えばダイニングチェアやソファ或いはベッドなど、人の体重が掛かり、しかもその場所での移動もある家具はそれに対応する構造強度が求められます。

たとえば椅子は上から掛かる荷重だけではなく、前後左右への動きにも耐えうる構造でなければなりません。

釘やビスなどの金属を接合部分に用いると木の繊維が脆くなりやすくなり、ぐらつきの原因になっていきます。

それはその家具の寿命が短くなることを意味します。

そこで私ども家具蔵では木造建築で使われる様々な「仕口」を家具製作に用いています。

「木は木で締める」という、木材同士を組み合わせる仕口は様々な種類がありますが、建築技法にも相通じる点もあることから、椅子は家の建築と同じように捉えられることも多くあります。

この構造強度を高めるための仕口の構造は、ある意味では家具を作る職人の腕の見せ所ともなるのです。

 

 

 

このように家具のジャンルの中でも使用用途に合わせた構造の作り方に分かれてくることから、箱物家具と脚物家具は全く異なる区分けと考えられています。

それぞれの家具たちがどのように作られているのかを見ていくと、更に家具選びが楽しいものとなるかもしれません。

そして、ぜひ家具蔵で職人技の数々を実際に確認してみてください。

 

家具蔵の無垢材家具づくりの詳細はこちらから

 

 

 

 

 

 

 

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