寝室収納の考え方
2019.2.19
寝室収納と聞いてクローゼットや押し入れを想像した方、正解です。
その活用は人それぞれ。
本来の洋服を入れる、寝具を入れるなどの他に寝室という場所に他の役割、例えば書斎的な役割や読書スペースなどを加えるにあたって書籍や書類を入れる場所としても活用することが有益です。
また、新たにそういった家具を設ける必要がある人もいるでしょう。
そこで今回は寝室収納の考え方をお話します。
クローゼットや押し入れを効率よく寝具収納に
寝室収納でまず考えるのは、布団の収納場所です。
最近ではベッドで寝る人が増えたので、押し入れを設けないことも多くなりました。
しかしお客様のための客用布団や、季節から外れた寝具などの置き場所は必要になります。
押し入れがない場合は敷き布団を立てて保管できるマットタイプにして、クローゼットの奥に収納するという方法があります。
掛け布団類は布団袋に入れて、クローゼット上の棚などに置きます。
寝室に必要な収納家具とは
寝室を「睡眠をとる場所」だけに留めず、昼間はあまり使わないことも多いこの空間を書斎や趣味スペースとして活用する人も多くなっています。
こういった向きには、クローゼットなどとは別に収納家具が必要になるかもしれません。
この場合は空いたスペースに壁面収納を設けたり、腰窓の下に腰高の収納家具を設けることが多くみられます。
TVを見たい人は、腰高収納の上にTVを設置するか、壁掛けタイプにするというのも一つの方法です。
また、こういった収納家具の一角を利用して、パソコンコーナーを設けることもできます。
このように寝室の環境が変化している中、寝室収納を良くするポイントが3つあります。
●寝室に腰高の収納家具があると快適
寝室は、ベッドの周りに回遊が可能な程度の程よい空間があれば、それほど広くなくても良い筈です。
疲れを癒し、ゆっくりとくつろぐために寝具のスペースはなるべく大きくとっておきながら、収納を設けるなら高さの上で圧迫感のない腰高の収納家具がおすすめになります。
洗濯物を干す場所が近いのであれば洗濯物の一時置き場として、また、そこでアイロンがけをすることもできますし、パソコンを置いて書斎的な活用も可能です。
また、ベッドの中から手を伸ばして届くところに、ちょっとしたものを置くナイトテーブルのような場所があるととても便利です。
時計やスマホ、ラジオ、ティッシュ、体温計、リップクリームなど、いちいちベッドから出て取りに行く必要がなくなります。
●ウォークイン収納か壁面収納か
クローゼットには建築の中の一室として扱われるウォークイン収納と家具としての壁面収納があり、どちらを選ぶかによって部屋の広さも変わってきます。
どちらのタイプでも、洋服を保管しておくスペースはたっぷり設けたいものです。
洋服をたたまずに吊るして収納できると楽なうえ、コーディネートを選びやすくなります。
ウォークイン収納は中に踏み込むためのスペースが必要になりますが、洋服をひと目で見渡せるという利点があります。また、「クローゼットの中で着替えられるので、安心感がある」という方もいます。
ハンガーパイプも短丈用の上下2段にすると、かけられる量が2倍になります。
上段に棚を設ける場合も多く、そこには季節外の寝具や旅行バッグなどふだんあまり使わない物をのせるのに使います。下にかけた衣類のホコリよけにもなるので、その場合の奥行きは450ミリを目安にしましょう。
棚や引き出しなども上手く利用して、空間を上手に使う工夫をしてみると良いでしょう。
壁面収納などの家具を用いる場合には「洋服を掛ける」という目的が前提ですので、一般的な洋服の幅を考えると内寸600ミリ程度は欲しいところです。
そこをふまえた打合せ、オーダーを行うのがベストです。
●クローゼットは「寝室につくるか」「洗面室近くにつくるか」
クローゼットを設ける場所は寝室が一般的です。
朝起きて、その場で着替えができることはやはり便利です。
しかし洗面室の近くにあるクローゼットもまた、使いやすいものです。
着替えから身支度までを一ヶ所ですませられますし、朝シャワーを浴びる人にも便利になります。
洗面室と寝室が違う階にある住まいや共働きの場合にも、洗面室と隣りあったクローゼットがおすすめされることがあります。
帰宅してすぐ着替えて夕飯の支度にとりかかりたいとき、別室に異動して着替えをするより、時短になります。
洗濯の動線を考えると、干し場の近くのクローゼットも使いやすいですね。
洗濯物を取り込んだら、その場でたたんでしまうことができます。
干し場からクローゼットが遠いと、取り込んだ洗濯物をいったんリビングに置くなどで散らかる原因になりやすくなります。
寝室の環境はいまや「睡眠をとる場所」というだけでなく、書斎ルームや趣味の部屋に環境が変化する場合が多いことがわかりました。
その場合の収納スペースも例えば洋服を入れる収納だけを考えるのではなく、目的に応じた収納を考えなければいけません。
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