オーダー家具のメリットと特徴
2019.2.1
目次
オーダー家具は部屋のサイズに合ったものを作ることが可能
オーダー家具は、部屋のサイズに合ったものが作ることが可能です。
そのうえで色や形・素材など細部までこだわった家具にできるのは大きなメリットとなります。
通常は配置する場所を決めてから購入することになるオーダー家具は空間や配置場所のサイズを測り、オーダー家具を配置した際のシミュレーションをします。
既製品の場合は家具の色やデザイン・サイズが決まっていますが、オーダー家具なら空間の色調やサイズに合わせたものが作れるのです。
家具と空間に統一感が出ると、すっきりとした印象になり、グレードがグッとアップします。
部屋の寸法に合わせて作るので、デッドスペースも無くなるでしょう。
オーダー家具は引き出しの数なども調整可能で、数だけでなく、そのサイズを自身で決めることも可能です。
また、「欠き取り加工」で壁にあるコンセントを最大限に活かしながらオーダー家具を配置できるようになります。
「欠き取り加工」とは、コンセントの枠よりも少し大きめに家具の木材(背板や側面の板=側板)を切り抜いておくことで、これにより家具の内部からもコンセントなどが差し込めるようになります。
オーダー家具でない場合はコンセントの位置などを考慮しながら、家具と壁に隙間をあけることが多くあります。
しかし、隙間をとることで家具のサイズ自体が小さくなり、収納性が低くなるなどの問題が生じる場合もあります。
欠き取り加工を施したオーダー家具なら、その心配がなくなるのです。
その他にも、家具のなかや側面に穴をあけて配線を通す加工も可能です。
「うちは賃貸だからオーダー家具は無理…」
そんなことはありません。
壁を傷めないようなサイズ感と方法で家具をつくれば良いだけです。
壁に穴を空けるような施工作業を施さなくても壁面いっぱいの大型収納は配置可能であり、そういった個々の事情をふまえたオーダーが可能なのがオーダー家具や収納の良いところなのです。
オーダー家具は耐震性に優れる
オーダー家具は、耐震性があることもメリットです。
無垢材のオーダー家具の場合、家具だけで十分な重みがあります。
よって、そのまま設置しても地震などで倒れる可能性は低いのです。
また、壁面収納の家具は、部屋のサイズに合った家具の配置になります。
天井ギリギリの高さに設定すれば、万が一の転倒の危険性があっても天井に家具が引っ掛かることで転倒を防ぐことができます。
必要な箇所に耐震ラッチを取り付けたり、ガラス扉なども飛散防止用のガラスを使用することで安全性を高めることが可能になります。
また、施工を行い、壁面収納自体を壁と固定すれば、地震で大きな揺れがあっても転倒することはないでしょう。
壁面も固定されるため、部屋自体が崩壊しにくくなります。
オーダー家具は無垢材の特徴を活かしたものが作ることができる
オーダー家具で無垢材を使用した時、無垢材の特徴を活かした家具を作ることができます。
無垢材とは、一本の木から板や角材を切り出したものです。
家具の大きさに合わせて切り出すため、作りが頑丈になります。
一般的な既製品の家具はいわゆる「合板」などを使っている場合が多く、軽量化はできますが、頑丈さという点では無垢材に劣ります。
一本の木から作り出す無垢材は重みがあり、丈夫な家具が作れるのです。
また、無垢材は大量の接着剤を使わないので、ホルムアルデヒドなどの化学物質の影響を受けにくいのも利点です。
それによって「体に優しい自然素材」として注目されています。
無垢材は、乾燥している時に水分を出して、湿気が多い時は水分を吸収する調湿作用があることも特徴です。
身体にやさしい家具が身の回りにあることで健康への配慮も可能になるのです。
無垢材の家具は、経年変化によって色味が変わります。
その色の変化も樹種によって異なるので、空間のテイストや好みの風合いに変化する樹種を選ぶ楽しさがあります。
例えば、「ウォールナット」は数年すると全体に色味が明るくなり、赤茶色に変化します。
「チーク」は時間が経過すると色合いが金褐色へと鮮やかに変化し、
「アメリカンブラックチェリー」はサーモンピンク色から始まり、早ければ数ヶ月で琥珀色へ変わります。
このように、無垢材はその樹種によって異なる色味の変化を楽しむこともできるのです。
無垢材の家具は、たとえ傷が付いたとしてもそれが味わいになり、風合いが増してくるのも特徴。
合板を使った家具の場合、色の違う薄い材を積層させ、着色したり単板を貼ったりするだけなので、傷がつくとその内部との差が強く出てしまいます。
無垢材は深い傷がついたとしても同じ色味、同じ風合いのため、違和感なく使えるどころか、それが「味」になります。
長年使用していくうちの風合いの変化の美しさはまさに自然素材ならではです。
一般的に、オーダー家具は無垢材を使用する場合が多いですが、全ての箇所を無垢材にするとどうしても価格は高くなってしまいます。
比較的安価でオーダー家具を作るのであれば「天然木化粧合板」といった、天然銘木をスライスした板を合板に貼り付けていたものを使用すると無垢材のような風合いが表現できます。
適材適所な材選びが重要です。
まとめ:メリットを理解し、オーダー家具を検討してみよう!
オーダー家具にすることで、部屋のサイズや雰囲気、用途に合った好みの家具が作ることが可能です。
部屋のサイズや色調に合ったものは、統一感だけでなく空間全体の安定感と格の向上にも役立ちます。
オーダー家具は耐震性にも優れています。無垢材の特徴を活かした家具になるのもメリットです。
これを参考にそのメリットを理解し、オーダー家具を検討してみてください。
関連する記事
最近の投稿
- 「カバとサクラ」~なぜカバがサクラと呼ばれるのか~ 2024年12月9日
- 【吉祥寺店臨時休業のお知らせ】 2024年12月7日
- 環孔材・散孔材の違いとは 2024年12月6日
- ラウンドテーブルのサイズ選びの正解は? 2024年12月4日
- 作業しやすい無垢材デスクのサイズとは? 2024年12月2日
- 現代のキッチン事情はどう変わった? 2024年11月30日
- ソファ選びはクッションの内部材を知ることから始める 2024年11月28日
- 後悔しないオーダー家具の選び方 2024年11月26日
- ダイニングテーブルを選ぶ際の「5つ」のポイント 2024年11月24日
- 姿勢の改善にはチェア選びから 2024年11月22日
カテゴリー
- 家具の選び方・置き方 (1,574)
- インテリア&住宅情報 (638)
- 人と木と文化 (397)
- ニュース&インフォメーション (441)
- オーダーキッチン関連 (405)
- 一枚板関連 (635)
- オーダー収納関連 (617)