KAGURA OFFICIAL BLOG

無垢材で製作するのに「おすすめの家具」とは

2022.8.15

 

 

「良い家具」を求めるのは実用性のみならず「居心地」を求めているから


 

 

食事を摂る、作業を行う、身体を休める、衣服や食器などの日用品を収納する…。

毎日の暮らしの中において、家具というものはおおよそ必需品と言って良いものでありますが、その役割は単なる「実用品」には留まりません。

それだけではなく住まいという、自身が長い時間を過ごす場所において、その居心地の空間の良し悪しに大きく関係するものと言えます。

その役割だけを求めるのであれば、どのようなものを選んでも同じことです。

しかし、何を行うにも人は「心地良さ」を求めます。

毎日使用するものですから「頑丈であること」「飽きがこないものであること」も重要です。

そして人にはそれぞれ異なる嗜好やこだわりがあり、それを満足させなければなりません。

それらを兼ね備えた家具を用いるのは住まいという長い時間を過ごす場所を居心地の良いものとするためです。

 

居心地の良い空間に自然素材を使用する流れでの無垢材家具の採用


 

 

住まいを心地の良いものとする手段は多様に存在します。

そのひとつに「自然素材を多く使用する」というアプローチがあります。

床を無垢材フローリングにする、壁に珪藻土や漆喰を使用するといった内装を自然素材にすることで心身ともに快適な空間にしようという手法です。

その一環として、日々使用する家具も無垢材で製作したものを使用することは決して珍しいものではなく、非常に多くの人が採用している「住まいにおける自然素材の取り入れ方」と言えます。

もっとも「自然素材で住まいをつくる」という大きな目的が無いまま「雰囲気が良い」「デザインが良い」「素材感が良い」という理由で無垢材家具を選ぶ人も大勢います。

それでもまったく問題はありません。

例えばそれはビニールクロスとクッションシートの人工的な空間において、自然素材で作られたもののメリットや良さを享受することにもなり、それ以外にも無垢材家具が持つ堅牢性や長い期間使用できる耐久性、そして何よりも「自身が気に入ったものを使っている」という「心地良さ」に繋がっているためです。

 

無垢材家具には広葉樹材を使用する方が向いている


 

 

無垢材家具は言うまでもなく「木の家具」です。

この「木」には「広葉樹」と「針葉樹」という種類の違いがあります。

「広葉樹」は簡単に言えば「平たくて幅の広い葉を持つ木」のことです。

馴染みがある名前を挙げるならケヤキやポプラ、サクラ、ブナ、ナラなどがそれにあたります。

「針葉樹」は「針状の細長い葉を持つ木」であり、マツやスギなどは私たちの暮らしの中でもまた馴染み深い木です。

そのどちらが家具製作に向いているか?

家具という構造物に必要なものは多々あります。

デザインなども勿論重要ですが、日々の暮らしを支える「道具」としての観点を持つのであればそこに必要なのは「強度があり傷がつきにくい」ことであり「揺れに強い」ことと言えるでしょう。

広葉樹の組織構造と針葉樹のそれとの違いから、広葉樹の方が「強度があり」「固く」「揺れに強い」ので家具製作には向いているのです。

世界中の名作家具の素材は広葉樹であることがほとんどであり、広葉樹である「ウォールナット」「チーク」「マホガニー」が「世界三大銘木」と呼ばれているのはその美しい色味や木目の表情、加工性や剛性も勿論ですが、そのような理由もあります。

 

収納家具にも強度が高いのでおすすめ


 

 

広葉樹材は強度が高いので重量のあるものを収める可能性もある収納家具に向いています。

私ども家具蔵では「ウォールナット」「チェリー」「ナラ」「ハードメープル」という人気も性能も高い4樹種で収納家具製作を承っています。

そのどれもが確かな強度と、それぞれに異なる印象を持ち、多様なニーズにお応えするものとなっています。

また、そのほかの家具同様、受注製作であり、住まいの事情に応じたサイズ・仕様での製作も可能です。

 

ダイニングテーブルにおすすめする理由のひとつは「固さ」


 

 

また、その固さは長期に渡って使用するなかで傷などもつく可能性も高い=つまり傷がつきにくいものが良い、ダイニングテーブルにも広葉樹材は最適です。

私ども家具蔵では常時7樹種・一点ものの一枚板天板などを含めれば30近い世界中から選りすぐった樹種から無垢材テーブルをご案内できます。

サイズや脚のデザインや取付位置、高さや塗装なども色々とお選びいただけるので空間の雰囲気に合わせた「住まいの顔」が出来上がります。

 

揺れに強いことはソファやチェアにも向いている


 

 

そして、中身の組織の密度が高い広葉樹は揺れにも強いので、ソファやチェアのフレームにももってこいと言えます。

こちらも最大8樹種で製作可能であり、無垢材チェアは50を超える種類が、ソファも張地の組み合わせ次第で100以上の組み合わせから自身の求める心地良さとインテリア性が組み合わさったものを手に入れることが可能です。

 

長く使用できる無垢材家具と家具蔵の家具づくり


 

 

そして、無着色で製作を行ったものであれば、仮に傷が付いたとしても削り直して修復することが可能です。

そうすることで、非常に長い期間を美しく使用することができるのが無垢材家具なのです。

家具蔵の無垢材家具は目利きの人間が現地で原木を選定し、製材後に一本ずつを自然乾燥と機械乾燥及び養生を行ったものから作られます。

そして、木目もデザイン、と考える熟練の職人のもと、「機械のスピードに頼るところ」と「手間をかけるところ」をバランス良く振り分けることで長く使うことのできる高品質な家具を製作しています。

 

「ちょっと値が張ったけど、実際に使ってみたら今までのものよりもずっと使いやすかった」

皆さんも、そんな経験をしたことはありませんか?

特に毎日使うものが使い心地の良いものだったら、日々の生活はより楽しくなります。

私ども家具蔵でも無垢材家具をお使いいただいているお客様からは

「居心地のいい家具があるだけで自然とそこにいる時間が長くなって使っていくうちにどんどん愛着が増していくんだよね」

という嬉しいお言葉をよく頂戴します。

実際に使ったからこそわかることではありますが、その満足感という部分も考えると単純にものの価格だけではなく、そのものが持つ「価値」というものが見えてくるのではないでしょうか。

 

家具蔵の無垢材家具のラインナップはこちらから

 

  

 

 

 

 

 

 


最近の投稿

カテゴリー

月別アーカイブ

  • [—]2024 (60)
  • [+]2023 (367)
  • [+]2022 (364)
  • [+]2021 (365)
  • [+]2020 (369)
  • [+]2019 (366)
  • [+]2018 (85)
  • [+]2017 (65)
  • [+]2016 (69)
  • [+]2015 (44)
  • [+]2014 (32)
  • [+]2013 (62)
  • [+]2012 (130)
copyright AIDA Co,.Ltd. All Rights Reserved.