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オーダーメイドで作るキッチンボードの魅力とは

2020.12.14

 

 

キッチンで過ごす時間が長くなると、気になるところが目につく機会も多くなります。

今年はいわゆる「おうち時間」が増えるなか、私たち家具蔵でもキッチンやキッチン収納についてご相談を受けることも例年にないくらい多くなっています。

今までよりも家での食事回数が増えたため、食洗機の導入を検討したり、ゴミの量も増えてダストボックスの置き場所に困ったりと、ライフスタイルの変化に応じてキッチンはその使い方も少しずつ変わるものです。

今回はキッチンボードを買い替える時や、リフォームでキッチンに造り付けの収納をと考える時に、どういったところを見て探したらよいか、3つのポイントに絞ってお伝えしていきます。

 

 

オーダーキッチンボードはかゆい所に手が届く


オーダーメイドの家具の一番の魅力、それは「かゆい所に手が届く」ということ。

ただ、その「かゆい所」は人によって違います。

特にシステムキッチンを検討されている場合、キッチンボードも同じメーカーでと考えるケースが多いですが、その場合は収納本体のサイズモジュールが規格の中からしか選べなかったり、収納本体が低圧メラミン化粧板で出来ているため扉材と同じパネルでサイドをカバーする必要があったり、なんとなくスッキリと収まらないと感じることもあります。

また、強度の面からダストボックススペースなどオープンスペースの上に食器棚をレイアウトすることができないという機能的に制限を受けることもあります。

「かゆい所」がこうした部分で引っかからなければ既成のシステム収納でも満足のいくものが作れますが、持っている食器の多い方やゴミ箱収納に困っている方、ワインセラーを組み込みたいという方など、何か自分なりのこだわりを持っている方はオーダーメイドという選択肢も検討する価値があるはずです。

 

見た目や価格だけではない満足感


オーダーで家具を作る場合、その意匠性ももちろん重要ですが、収納家具についてはその機能面も外せないポイントです。

特にキッチンボードの場合、その設置場所の寸法や使う人が仕舞うものは十人十色ですから、決まったサイズのものでピッタリと収まる方がむしろ少ないケースかもしれません。

収納できるダストボックスの数、米櫃を使うかどうか、ワインや一升瓶などボトル類の収納が必要かどうか、キッチン家電はどういったものを使っているか。

その人が使っているものも、解決したいと思っている問題もそれぞれです。

そしてその問題が解決できたとき、とても満足のいく買い物をしたと感じることでしょう。

また収納の扉一つを取って見ても、吊戸棚の場合は開き扉に耐震ラッチを付けた仕様が一般的ですが、昔ながらの引き戸も地震が多い今の時代にまた見直されてきています。

少しコストアップになるけれども安全性を選びたいという方は少なくないはずです。

オーダー家具=高い、というイメージを持つ人は多いですが、それを使うことによって価格以上の満足感を得ることができたなら、「オーダーする価値のあるもの」になるのです。

 

長く愛用できるかどうか


キッチンもそうですが、キッチンボードもそうそう頻繁にリフォームしたり買い替えたりするものではありません。

だからこそ長く気に入って使うことができる、ということはとても重要です。

例えばそのサイズについて。

キッチン収納は手持ちのものを入れる量は約8割を基準として作ると良い、といわれます。

そこでの暮らしが長くなればなるほど、食器やキッチン道具など使うものは徐々に増えていきます。

今あるものがピッタリ納まるだけでなく、将来的にモノが増えたときにある程度対応できるかどうかというところも考えておくべき視点です。

それと同時に、使う人の年齢も上がっていくことも見逃せません。

ただ収納を多く取ればよいという訳ではなく、数年後の自分の年齢も考慮して手の届きにくい高さに収納を作らないというとこも、安全性や効率性に関わってきます。

そしてその素材選びも、長く使えるものかどうかに関わるポイント。

収納家具の買い替えを検討しているお客様にその理由を伺うと、

「扉や収納本体の一部の仕上げが剥げてしまい、そのまま使っていたけれどもだんだんとその範囲が広がって、見栄えも悪くてストレスになってしまったので」

というお話をよく耳にします。

「木目調」の家具はたくさんあり、塩ビシートや化粧板と呼ばれる仕上げ材で木目を装ったものは、使い方にもよりますがやがて剥がれてくるのは仕方ないことかもしれません。

でもせっかくオーダーメイドするのであれば、毎日の快適性と合わせて出来るだけ長く使いたいと思うのは当然のことですよね。

無垢材であれば、手触りはもちろんのこと、本物の木だからこそ得ることのできる豊かさを感じることができます。

そして、多少のキズであれば使うほどに馴染んでしまい、むしろ味になってくれる懐の深さがあります。

新品の状態だけでなく、5年後10年後の姿を想像しながら選ぶことも賢いモノ選びの一つの方法ではないでしょうか。

 

今回はオーダーメイドのキッチンボードを検討する際の、根本的な部分についてお伝えしました。

しかし何よりも大切なのは、実際に行動に移して実物を見て見ることでしょう。

ご家族の事情・お仕事の状況でなかなか店舗まではという方。

社会情勢なども関係してきます。

ビデオ通話などのリモートでもご相談を承っておりますので気軽にお問い合わせください。

 

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