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ダイニングテーブルは家の「顔」

2020.12.6

 

 

家族が集うダイニングは、ご自宅の中心となる場所です。

以前は座卓で食事をしていた方も多く、畳に座ると落ち着きを感じるということもありました。

しかし座卓だと床からの立ち座りや、そもそも膝を曲げて座るのが大変ということもあり、徐々に座卓からダイニングテーブルへ移行するような流れもますます加速しています。

現代の暮らしにおいてはダイニングテーブルが家の中心的な存在となっており、いわば家の「顔」と言っても過言ではありません。

そのため、そのテーブルには末永く愛着を持って使用できる無垢材家具にしたいと考えるのは、自然な流れなのかもしれません。

同時にいざ無垢材のテーブルを検討し始めると、その力強い存在感、雄大な木目の表情、複雑で飽きのこない自然形状に魅了され、一枚板を検討する方が多いのもうなずけます。

今回は、そのような家の中心、顔とも言えるダイニングテーブルに一枚板を検討している方へ、その魅力をお伝えしていきます。

 

 

テーブルの一枚板とは


そもそも、よく言われる一枚板とはどのようなものなのか。

一枚板とは、その名の通り接ぎ合わせがない、一枚の板からできているテーブルを言います。

一枚板のテーブルは、樹齢数百年の木が生み出す、杢の表情・複雑かつ美しい色合い・自然の力強さを感じることのできる樹形等、唯一無二の存在であることから、観る人を魅了する力があります。

モノに対する考え方が「安価なモノを買い、壊れたら捨てる」というものから「価値の高いモノを買い、愛着を持って一生使う」に少しずつ変わってきている今は、厳選した一枚板を探す方が増えています。

 

 

豊かな木目の表情


木は自然の中で育ち、その環境はとても過酷です。

大きく木が育っていくためには、長年の風雪に耐え、害虫の影響も少なく、木同士で行われる日光や土からの養分の奪い合いを勝ち抜き、耐え抜いた素材でなければなりません。

そうした環境で生まれ育った木は、長い年月の中で生じた木の動きや成長過程が、その「生きざま」として杢となって現れます。

杢とは、木材の木目のうち稀に現れる複雑な模様をした箇所や木目の動きをいいます。

どの木にも生じる訳ではないため、その希少価値・審美的価値があり重宝されます。

杢には種類が様々あり、玉杢、縮(ちぢみ)杢、瘤(こぶ)杢など、その樹ならではの特徴的な模様のことで、ここにこだわりを持って探している人もいるほどです。

このように長きに渡り生き抜いてきた一枚板には、その木目に加えて豊かな杢が入っていることも多く、その個性を楽しみながら使用するという価値が生じます。

 

樹種の違いを楽しむ


樹種、木の種類は世界中で確認されている限りで6万種以上と言われています。

そのなかには、いわゆる「銘木」といわれ世界的にも価値が高く、また、希少な種が多数存在します。

この「世界的な価値」「希少である」という2点は価格を決定する上での大きな要素となります。

人気の樹種であれば、一枚板にできるような太さ・大きさを誇るようなものはなおさら手に入りにくいものになります。

だからといって、それ以外のものの価値が低いわけではありません。

世界にはまだあまり有名ではない、それでいて美しい表情を持ち、良コンディションで良サイズのものも多数存在します。

家具蔵でも人気の「サペリ」や「ボセ」はそれぞれ「マホガニー」「チェリー」といった銘木との共通点が多々ありながら、良コンディションで4人掛けに丁度良いサイズの一枚板が比較的安価に手に入ります。

それぞれの木の特徴や経年変化を理解し、それを楽しむことが一枚板を使っていくなかで大切なことなのかもしれません。

サペリの一枚板テーブル

 

サイズの違い


無垢材の一枚板は、太い原木から板を製材した木そのもののかたまりのことです。

当然テーブルの幅分の原木の太さが必要ですが、幹が一番太くなっている箇所の中心は、水分や栄養分をたくさん吸い上げる役割をしており、長きに渡る乾燥工程の中で割れてしまうものが大半です。

中心より少し外側の箇所で何とか割れや反りがでなかった箇所を使用して、一枚板は作られていきます。

そのため実際の一枚板以上に太い材が必要になることが多いのです。

当然、大きなサイズの一枚板を採ることができる部分は限定されてしまいます。

一枚板で日常生活を過ごすことのできるサイズを伐り出すだけでも大変希少性が高いのです。

 

このように様々な魅力に溢れる一枚板ですが、どのような家具店でも扱っている訳ではありません。

しかもただ一枚板を扱っているというだけではなく、より多くの展示がされているかということも大切です。

樹種やサイズ、木目の雰囲気など一枚板を選ぶ際のポイントは多岐にわたります。

多くの天板が置いてあれば、やはりそれだけ自宅の空間や好みに合う一枚板と出会うことのできる可能性が高まります。

「運命の出会い」とは言いますが、それは数が少ない中でサイズや価格、木目などの条件をベースに選択肢が非常に狭まってしまうのではなく、多くの板との出会いがあればこそ運命の一枚を見出すこともできます。

また、様々な表情の一枚板を見ることで、自分自身の好みもわかってくることでしょう。

 

家具蔵では常時、世界中から集めた30種を越える種類の銘木をサイズも豊かにご用意して、様々な空間や暮らしのスタイルに合った一枚をご提供しています。

我が家にも末永く暮らしを共にする一枚板を、とお考えの方はお気軽に家具蔵各店へお越しください。

 

家具蔵が取り扱う一枚板の紹介はこちら

 

家具蔵の無垢材テーブルのある暮らしの事例はこちらから

 

 

 

 


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