空間を広く見せるソファとは?
2020.8.6
目次
お部屋を快適で寛げる空間にするにはソファは欠かせないアイテム、という人も多いでしょう。
しかし、日本の住宅事情ではコンパクトな間取りが多く、大きなソファを置くと圧迫感が出てしまうのではないかと心配される方も多いと思います。
じつはソファのサイズやデザイン、カラーリング等を気を付けるだけで、空間を広く感じさせることができるのです。
今回はどのようにすれば空間が広く感じられるソファを選ぶことができるか、をまとめていきたいと思います。
圧迫感の無いソファの選び方 その1.高さの低いソファを選ぶ
部屋がコンパクトな場合はそれに合わせてコンパクトなサイズのソファを選ぶもの。
当然、ほかの家具や動線との兼ね合いもありますが、幅まであまりにコンパクトにしてしまうと、複数で座った場合の距離が近かかったり、横に寝ころびにくかったりと思ったよりも寛げないことがあります。
せっかくソファを買うのですから、この「寛げない」のはもったいないことです。
そこで、幅は部屋に置ける最大サイズ(無理のない範囲)にして、高さを低めのタイプにしましょう。
低めのタイプとは高さ=800ミリ程が好ましいです。
ハイバックのソファの方が寛げるのでは?と思われがちですが、ハイバックの場合はリクライニング機能の付いているモノでないと首や肩が固定され、長く座っていると疲れてきてしまいます。
800ミリは丁度肩から下がしっかりと支えられて安定感があるのと同時に首は動くので、首や肩が凝ることを防げます。
また、800ミリは腰高くらいなので、いわゆる「視線が抜け」ます。
そのため、壁を背負わせても、空間の間仕切りとして使用しても圧迫感はほとんどありません。
低過ぎず、高過ぎず、絶妙な高さです。
圧迫感の無いソファの選び方 その2.アームレスタイプを選ぶ
ソファはアーム付きとアーム無しがあります。
アーム付きは布や革で包まれたアームと無垢材のような木のフレームが付いている仕様がよくあります。
アーム付きはデザイン性に優れ、高級感や素材感が味わえるのが魅力です。
しかし、アームに存在感がある程、圧迫感が生まれてしまいます。
そのため、空間を広く見せるためにはアームレスがお勧めです。
アームレスは実用面で多くの優位性があります。
・アームが無いことで端まで座れるので、有効面積が広くなる、
・横になりやすい
・小さい子供がいてもアームに頭をぶつける心配が無いので安心
・横からでも座れるのでアクセスしやすい
等の魅力があるのです。
アームレスのタイプでも脚の部分で十分に素材感を味わうことも可能です。
圧迫感の無いソファの選び方 その3.床との空間が空いているソファを選ぶ
床とソファの座面下端がベタ付きの仕様やほとんど空間が無いソファが多くみられます。
埃が入りづらく、お掃除などが楽な点は良いことですが、「抜け感」が損なわれるため、圧迫感が出てしまいます。
床とソファとの間に空間があると抜け感が生まれ、見た目にも軽さと浮遊感を得られます。
お勧めは100ミリ~160ミリの脚の高さ。
この程度の高さが空いていれば掃除器具や掃除ロボットも入ります。
また、人は着座から立ち上がる際に踵が後ろに行くものです(試しにやってみるとわかります)。
このスペースがあることでソファが自身の脚の妨げにならず、立ち上がりを容易にしてくれます。
圧迫感の無いソファの選び方 その4.部屋のコーナーにレイアウトする
家具は部屋の1/3以下に抑え、床を多く見せると空間が広く感じられます。
TVボードやソファなどを分散させた場合、一見まとまりが良く見えるのですが、生活動線が遮られてしまいます。
壁際や窓際に集めて置くと、ドアから奥まで視線が通るので、抜け感が出てすっきり見えます。
圧迫感の無いソファの選び方 その5.カラーコーディネートに気を配る
圧迫感の無い色と言えば明るい色です。
特にホワイトやアイボリー、明るいベージュやグレー等は使いやすい色でもあります。
壁の色が白の場合はホワイトやアイボリーだと壁と同化して、馴染むことでより部屋を広く見せる事が出来ます。
部屋の中に様々な色が点在しているとゴチャゴチャ感じるので、大物家具であるソファはモノトーン系にしてクッションやその他インテリアアイテムでパステルカラー等の差し色を用いるとまとまり良く見えます。
圧迫感の無いソファの選び方 その6.一人掛けのソファも考慮する
どうしてもサイズ的に長さのあるソファを置くことができないのであれば、一人用のソファを置くことも視野に入れましょう。
自分ひとりで過ごす時間のほうが多い人であれば、十分に考えてもよい選択肢です。
ソファは大きいサイズのものが多く、レイアウトすることで空間に与える影響力が強いので、失敗ができません。
いざ置いてみて予想以上に圧迫感があったり、幅を小さくし過ぎたためにお互いの距離が近く、寛げない等の失敗を無くすためには、事前に最適な寸法をきっちりと把握しておくことが重要です。
家で測ってもイメージが付かず、難しい場合は家具店に行く際に必ず図面を持っていくようにしましょう。
(図面が無い場合は空間の間取りとサイズをメモした紙を持っていきます)
店舗のスタッフにアドバイスをもらいながら、サイズが決まったら上記2~4のポイントを思い出してみて下さい。
また、ファブリックを明るめの色にする場合、洗濯が出来る構造のソファ(フルカバーリング)にしておくことをお勧めします。
家具蔵のソファはアームレスのものを含め、高さはすべて800ミリで脚のあるタイプ、カバーもフルカバーリングとなっています。
カバーも肌触りの良い日本製・イタリア製高級布カバーは110種類をご用意。本革のものも全6色をご用意しています。
空間を広く見せ、且つくつろぎも約束するソファ。
家具蔵各店でお気軽にお試しください。
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