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ずっと使いやすい、暮らしを快適にする収納とは?

2019.3.5

引越しや新築の際に設けた収納スペース。

当初は充分でも加齢や暮らしのスタイルの変化、家族構成の変化とともに使い勝手が悪くなる、ということはよくあります。

その原因はなんでしょう?

それを突き詰めて、そんなことに陥らないような収納計画や収納家具を用意することが重要です。

 

生活行動と使い勝手を考えた収納計画を


収納計画はその場限りのものではなく、生活行動と使い勝手を考えたものにすることが重要です。

逆に言うと、そうではない収納計画が使い勝手が悪くなる最大の原因です。

収納は「空間をきれいに保つこと」をメインに考えがちです。

その収納はこれから長く利用するものであることまで加味して考えると以下の点が重要なポイントになります。

 

1.身長より高すぎる・低すぎるところが収納箇所となっている

2.手が届かない場所が収納箇所となっている

3.視界が届きにくい場所が収納箇所となっている

 

この3つがいずれ「使いづらい収納」になってしまう可能性のあるものになります。

それでは、その具体的な内容をみていきましょう。

 

身長より高すぎる・低すぎるところが収納箇所となっている


これはつまり、脚立やハシゴを使わなければ物の出し入れができない、もしくは極端に腰をかがめたり、しゃがんだりする必要があるところをさします。

例えば、

●キッチンの吊戸棚

食器や調理道具など、多くのものの整理が必要なキッチンの収納。

吊り戸棚も多く、特に最上段の棚は脚立などを使わないと手が届かないこともあります。

おおよそ床上170㎝ぐらいの高さに吊り戸棚は取付けられていることが多いものです。

これはそもそも多くの女性の身長よりも高い位置に収納があることを意味します。

作業スペースの上から50センチ程度の高さ=床上130~140センチ程度まで下げた棚にすれば使いやすくなります。

また、もうひとつの使いづらい収納のポイントである「視界が届きにくい場所が収納箇所」になることも防ぐことができます。

吊戸棚を作る際には「取付けの高さ」を重要視して打合せを行いましょう。

●床下収納

デッドスペースである床下を有効に活かす「床下収納」。

多くの場合、キッチンの床下収納はキッチン本体と背面収納などの間にあるもの。

そのスペース自体があまり大きくないことが殆どです(逆にこのスペースが広いと作業動線が悪くなります)。

しかもそこは料理に使う瓶や鍋などの重いものを入れがちです。

結果、無理な体勢でかがみこみ腰を痛めたり、怪我をする原因ともなりかねません。

特に年齢を重ねたあとを、考えた場合、この収納計画はよく考えてからのほうがベターです。

 

手が届かない場所が収納箇所となっている


これもさきにお話したキッチンの吊戸棚にも言えることですが、この場合は押し入れの奥や天袋などから考えてみます。

●押入れ・天袋

多くのものを入れられる大容量の収納スペースが押し入れです。

もともと、布団を「押し入れる」ためにあるため、布団を三つ折りにしたサイズ、奥行80㎝ほどに作られています。

ベッドとマットレスでの睡眠をとる方が増え、ここには布団以外にもいろいろなものを収納する人も多くなっています。

ここを有効活用するなら、良く使うものとあまり使わないものをしっかりと分け、その順番に収納を行うことが「使いやすい収納箇所」とするポイントです。

さらにその押し入れの上などに位置する天袋は高所なうえ、奥行きが深い収納場所です。

そこに収納しているものを取り出しやすくするならば、軽さのあるポリプロピレンなどのケースやボックスごとにものを仕分け、且つその内容が一目でわかるようラベリングをしておくと便利です。

●視界が届きにくい場所が収納箇所となっている

そもそも、高すぎる場所に取り付けられた吊戸棚も床下収納も、押し入れや天袋も「視界が届きにくい場所」ですが、例えば、階段下を活かした隙間収納なども設計に入れる前に一考する必要があります。

デッドスペースを活用できる階段下の収納ですが、広さはある程度あっても、形状が変形だったり、間口があまり大きくなく腰をかがめないと進入できないこともままあります。

ここも使用頻度が少ないものを奥の方に入れながらキャスター付きのものも有効に使ってモノを出しやすくすることで使い易さがグッと増してきます。

また、可能であればそこに電源を設置することで掃除機などの充電スペースをはじめとした掃除用具入れにする、など用途があらかじめ決まっているのであればたいへん有効なスペース活用法です。

●屋根裏収納

屋根裏収納は、正式には「小屋根裏収納」という名称があります。

天井と屋根の間の「小屋組」部分に作るものからの由来です。

140センチ以下の高さは住宅における床面積のうちに入らないので、坪数の少ない一戸建ての場合は便利な収納空間になると考えられ重宝されています。

多くの屋根裏収納の仕組みは天井に埋め込まれた簡易階段やはしごを使って上り下りをします。

これは梯子の上がり下がりなど加齢とともに辛くなることも多く、特に出し入れが多いモノを収納するのはお薦めではありません。

重いものも上げ下げしづらく、場合によっては怪我の原因になります。

屋根裏収納も、よりよく活用するなら収納物を精査し、そのうえで将来的なことも考えるべきです。

 

ゴールデン収納という考え方


ここまで様々な「使いにくい収納(箇所)」を挙げてきました。

「じゃあ、どこに収納すればいいの?」と思う方も多いでしょう。

ここではぜひ、ものの出し入れも容易で加齢や暮らしのスタイルが変わっても使いやすい「ゴールデン収納」を心がけてみてください。

これは「良く使うものの収納箇所は床から60センチ~170センチくらいまでに集約させる」ことです。

です。

例えば腰高の収納の天板上やそのすぐ下の引出しはモノも置きやすく、出し入れや中の確認も容易です。

目線に近いところやそのすぐ上も同様です。

そして170センチ以上の場所には大きくて重さがあるものは置かない、年に数回程度の使用になるものを置くようにしましょう。

また、60センチ以下のところには、時々取り出す重いものなどを置くことで体への負担が軽減されます。

 

収納場所は現状やそのときの便利さを中心に考えがちです。

しかし、10年後、20年後の暮らしや毎日のこと、と考えることで、より暮らしやすい部屋作りをすることができます。

家具蔵でもオーダーで製作する収納家具をご提案するなかで家具は勿論、その周辺もふまえた暮らし全体のことや住まい全体のことまでふまえたお話をしています。

収納は暮らしの大事な要素です。

これからの暮らしを考えたトータル提案をさせていただきます。

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