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室内環境とその調整 -給排水について-

2017.11.20

数回にわたってご紹介している「室内環境とその調整」。

住まいや暮らしに欠かせない設備関係のことを知ることで、もっと快適に、もっと豊かな毎日を送ろうというコンセプトでお送りしています。

住宅設備というのは通常、そのなかに「給排水(及び衛生設備)」「電気設備」「冷暖房空調設備」などの広い範囲の機器類を含んでいます。

そして、時代を経るごとに生活の質や室内環境の向上、省エネに対する要求が強くなってきたことで各種の機器は多様化するとともに高性能化してきました。

そのため、建築の総工費のなかで占める設備工事費の割合も年々大きくなってきています。

機器の使用におけるランニングコストは機器の寿命や省エネの進歩で低くなってきていますが、操作の複雑化やスマート住宅の普及も含めて、「計画」という観点でますますその重要性を高めています。

今回はこれまた暮らしには絶対欠かすことのできない「水」について、特に毎日の暮らしにおいて必須である「給排水」について掘り下げていきましょう。

 

給水設備

先述のように、水は毎日の生活において欠かせないものですが、本当に最低限必要な量は一日当たり1.5リットルあれば良いとされています。

しかし、洗面・炊事・洗濯・入浴など日常生活を快適に過ごすためには一日当たり250リットル程度の量を確保しなければいけません。

当然、量だけでなく品質(=水質)も重要です。

給水方式にもいくつか種類があり、「水道供給事業者」が指定する「指定水道工事店」が行うことになっており、これは給水施設の保護と衛生の観点から一般の人が日曜大工的に行ってはいけないものになっています。

また、身近な観点からいうのであれば節水の問題も重要です。

この節水については特に混合水栓をはじめ、様々な種類と機能を持ったものが世に出ています。

浄水機能ももちろんのこと、経済的な観点からも節水機能をしっかり持った水栓を選んでいきたいものです。

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給湯設備

給湯設備の種類はガス・電気・石油の3種類からなる「熱源の違い」で分けることが出来ます。

そのなかでもっとも一般的なのは、ガスになるでしょう。

ガスタイプの給湯器は、狭いスペースでも設置できるメリットがあります。

ガス給湯器で注目度があがってきているのは、高効率ガス給湯器と呼ばれている「エコジョーズ」です。

石油タイプの給湯器は、ランニングコストが低い特徴を持っています。

できるだけ給湯器にかかる費用を抑えたい人は、石油タイプの給湯器を選ぶ傾向が強いといわれています。

(最近は石油代も高くなってきているので一概には言えなそうですが)

そして、電気タイプの給湯器は、火を使わないので安全性に優れているのがメリットです。

また、給湯器の種類は大きく分けて2種類。

「給湯」もしくは「風呂」どちらかだけのタイプと、給湯・風呂どちらとも使うことができるタイプです。

最近は、風呂や給湯と同時に、暖房効果も期待できる「多機能型」も出てきています。

床暖房はもちろん、浴室暖房乾燥にも効果的だと言われており、大概の新築物件はこの方式です。

また、給湯方式には、「瞬間式」と「貯湯式」の2種類があることを覚えておくといいかもしれません。

「瞬間式」はその名の通り、瞬間的にお湯を沸かす仕組みになっています。

水圧をそのまま利用できるため、パワフルシャワーを楽しむこともできます。

「貯湯式」の給湯設備は、水をためるタンクにお湯をためる方式になります。

瞬間的に温めるのではなく、ゆっくりお湯を沸かすタイプで、温度のばらつきがなくなります。

一定のお湯で楽しみたい人には、おすすめの給湯方式になるでしょう。

基本的に瞬間式はガス給湯器が多く、貯湯式は電気給湯器が多いようです。

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排水設備

排水設備とはトイレ・キッチン・風呂場などからの汚水、雑排水や雨水を建物もしくは敷地から排水するために設けられる排水管や排水処理装置(屎尿浄化槽など)などの総称です。

建物の排水設備に要求される基本的な性能としては、不用な排水を静かにかつすみやかに敷地外の公設の下水道などに排出すること、下水管内の悪臭ガスが建物内に侵入しないようにすることなどがあります。

このガスの侵入を防止する目的で各器具に設けられるのが「トラップ」です。

シンクの下で排水管がU字形やS字型に曲がっているのを見たことがあるかと思います。

この部分につねに水(封水といいます)が存在するようにして悪臭の逆流を防止するのです。

また、虫やネズミの進入を防ぐ効果もあります。

最近はゴミを破砕して水で流すディスポーザーを取り付けた住まいも一般的になってきました。

このディスポーザーにもメリットとデメリットがあります。

生ごみの量が減ることは勿論、日々の掃除の負担の軽減などはやはり便利を感じる方が多いようです。

一方で意外に維持費のコスト(浄化槽の定期点検費・共用排水管の清掃維持費・本体の点検・修理費)や投入できないゴミの選別などは知られておらず特に新築マンションなどでディスポーザーが装備されている場合はチェックが必要になりそうです。

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と、ここまで給排水(と給湯)についてざっとお話ししてきました。

我々家具蔵は家具を販売する、ということだけでなく「住まう」ということに対して何でもお答えできる存在でありたいと考えています。

皆様もお住まいのことで気になることは是非お気軽にお声を掛けてみて下さい。

 

関連リンク

http://www.kagura.co.jp/support/cordinate.html

http://www.kagura.co.jp/division/architect/

 

 

参考文献:彰国社刊 小原二朗・加藤力・安藤正雄編「インテリアの計画と設計・第二版」

彰国社刊 壁装材料協会発行「インテリア学辞典」

「快適入浴ライフ」給湯器やお風呂のお役立ち情報をお届け!

株式会社日立ソリューションズ・クリエイト「世界大百科事典 第2版」

 


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