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ダイニングと一家団欒の関係性

2018.1.31

我々家具蔵のスタッフがお客様とお話しする機会が多い商材がダイニングテーブルとダイニングチェアです。

何かと忙しい今の社会で過ごす貴重な時間を、ゆったり寛いでいただける素敵な場所にしていこう…という思いでスタッフはご案内を行います。

ここで多くの場合においてキーワードとなるのが「一家団欒」。

家族の過ごし方が多様化している現代において、誰もが何気なく発しているこの言葉の中身を探っていきましょう。

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一家団欒の回数について


まずこの一家団欒(=家族が集まって食事をする機会と定義します)の回数の変遷を見てみましょう。

1982年には「週 3.5 回」」だった一家団欒の機会は2006年には「週 2.6 回と減少しています。

この「2.6回」の内訳を調べるべく、家族全員が揃った一家団欒は一週間のうちにどれくらいあるのかを調査したところ、「週1回」が20.8%、「週2回」が41.3%となり、いわゆる「家族全員が揃う時間」が週のうち、1回か2回しか無い家庭が6割を超えることがわかりました。

一方、「毎日ある」(=週 7 回)と答えた家庭も、1982 年で 13.4%から2006 年の調査では 7.7%と横ばいとなっています。

つまり、ここから家族でその日にあったことや相談事を報告しあうような「サザエさん」的な場は確実に少なくなっていることがわかります。

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一家団欒がある曜日について


この「週2回」は多くの方が休日となる週末=土日に大きく偏るのはある意味当然のことです。

これは調査を始めた35年前でもそんなには変わりません。

しかし、その割合を見てみると1982年は「89.4%」、2006年には「81.0%」と減少、土曜日も 77,8%(1982 年)→60,2%(2006年)に減少しています。

この土日の数字が低下している理由としては働き方の多様化により、サービス業に従事している家庭の比率も多くなっていることが要因と思われますが、単純にここでも家族で過ごす時間が少なくなってきている、もしくはそうした時間が取れない人が多くなっていることがわかります。

ちなみに団欒が最も少ない曜日は金曜日で、明日からの休日に備え残業をしたり、仕事先の方と食事に出たりしている方が多いのでしょう。

 

一家団欒の内容


また、こんな調査も行われています。

一家団らんの場で何をしているのか、頻度の高い順にフリーアンサーで 3つ挙げてもらい、その結果を 1位 3ポイント・2位  2ポイント、3位 1ポイントを与え、集計しました。

1位から順番に「食事をする」「テレビを見る」「話をする」「お茶を飲む」「ゲームをする」となっており、フリーアンサーでの回答にも関わらず、1982年の調査と2006年の調査では「食事をする」と「テレビを見る」が入れ替わった以外、ベスト 5 に変化はありませんでした。

また、一家団欒の場で「何を話しているのか」についても、同様の集計を行っています。

1位は「子供の学校での出来事」。

2 位は「テレビ番組の話」ついで、「子供の友達の話」にとなっています。

 

これからの「家族団欒」という概念


一時期、話題になった惣菜などを自宅で食べる「中食(なかしょく)」の市場規模は2012年現在で約5兆円(富士経済推計)にまで達しました。

安くて美味しい外食産業も成熟し、私たちはたくさんの選択肢の中から、好きな食の在り方を選べるようになりました。

家庭での調理に頼らず食欲を満たす環境の充実はデータでも裏付けられています。

1975 年以降の外食率と食の外部化率の変遷を見ると、外食率は 1997 年の 37.8%をピークに、ほぼ横ばいで推移している一方、外食と「中食」を合わせた「外部化率」は、2007 年に 45.2%を数え、私たちは食費の半分近くを家庭の外で作られたものに消費しています。

自炊しなくてもおいしい食事にありつける時代、ということです。

こんな環境にあっても、

「家族で食卓を囲むという喜びがすたれることはない。なぜなら、人類は家族に代わる集団単位を見つけられていないから」

と言う文化人類学者もいます。

2011年の震災以降、家族の絆や結びつきが依然よりも高くなったといわれています。

子供やパートナーの在り方を含め、「家族」の単位や意味合い、それぞれのライフスタイルも大きく変わりました。

私たち家具蔵も、特に若い世代のお客様から、この「家族を大事に」という意識の高まりを感じます。

「一家団欒」。

この言葉が持つものを大事にたくさんの方に伝えていきたい、家具蔵はそう考えています。

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家具蔵のお客様の一家団欒の様子を含めた実例はこちらから

参考データ

NHK調べ:「家族の在り方の変遷」


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