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家族で食事 今と昔 その時間の大切さ

2018.2.1

「人生は楽しみや温もりや安らぎだけでなく、悲しみや涙でも満ちている。うれしくても悲しくても、人は食べなければならない。うれしい時も悲しい時も,素敵な食事で元気になれる」

アメリカの作家、ローリー・コルウィンの言葉です。

食事の素晴らしさ、大事さを語る言葉として有名な一文ですが、日本でも何十年か前には多くの家庭に「1 日に1 度は家族そろって食卓を囲む」という習慣が当たり前のように存在していました。

食事を楽しみながら、その日の出来事を話して一緒に笑う。

みんな何かを学び、家族の絆を強める大切な時間だったといえます。

しかし現代では、家族皆で食事をするのは特別な時だけ、という家庭は少なくありません。

家族そろっての食事が難しいのはなぜか。

この昔ながらの習慣を守ったほうがよいのか。

これを守ることで家族それぞれにどんなことがあるのか、をお話していきます。

一家団欒 無垢材テーブル 無垢材チェア

消えゆく習慣となる「家族で食事 」


「家族での夕食」がわずか一世代のうちに目に見えて減っているという事実は、人と人とのつながりが急速に変化していることの顕著な証拠ともいえます。

この現象の背後には第一に、夫も妻も(父親も母親も)長時間働かなければならなくなっている現状があります。

いわゆる「ひとり親」はたいてい経済的にも時間的にもたいへんです。

第二に,今は生活のテンポのスピードの増加があげられます。

大人だけでなく子供もスポーツや課外活動など多くの予定を抱えるなか、その合間にファストフードをかき込むような食事の形態も増えています。

さらに,父親たちのなかには夕食の時に子どもが騒ぐのを嫌がって、子どもが寝たあとに帰宅する、という人がいるのだとか。

早くに帰宅する親も、まず子どもに食事をさせて寝かしつけてから夫婦で落ち着いて食事をする場合もあるようです。

こういった様々な理由から家族がばらばらに食事をしている現状があります。

こうして家族の1 人1人は「食事」という行動を大切な時間であるという認識を持つことなく過ごしています。

 

昔ながらの食事の利点


家族での食事は,親が子どもを感情面でケアする独特な機会となります。

夕食の食卓は,「子どもが親と定期的に接し,くつろいだ雰囲気の中で関心を向けてもらう場」となります。

家族での夕食は万能薬にはなりえませんが、発育途中の子どもの健全な精神育成に於いて重要なケア手法となりえます。家族での食事は,子どもがバランスの取れた健康的な生活を送るのにも役立ちます。

コロンビア大学の全米中毒薬物乱用センターの調査によると,週に5 回ほど家族と一緒に食事を取る子どもは、不安や退屈や無関心に関係した問題を抱えることが少なく,精神面での安定から学校での成績も良い傾向があるとの調査結果が出ました。

親にとっても、子どもとの会話や悩みを聞くこと、それに答えていくことで子供への教育力が高まり、親としての影響力も高まることも見逃せません。

 

家族が一緒に食卓を囲むためには、その有意義さ、大切さを知り、その時間をつくるための計画と意欲が大切となります。

できるだけ家族との夕食に間に合うように帰宅するために仕事を調整したり、一番遅く帰宅する人に合わせて時間を調整したり、夕食の下ごしらえを事前に済ませたりできることを考え、実践してみることが大切になってきます。

職場で1 日に何時間も集中して働くのだから,食事の時間についても同様に、それ以上の価値を感じながら家族との時間を取らなくてはならないはずなのです。

チェリー 無垢材テーブル 無垢材チェア

 

家族で食事をするときに身に着くもの


「会話の仕方」

・子どもは,敬意をこめて話したり聴いたりできるようになります。語彙が増え,自分の考えを上手に表現できるようにもなります。

「規則正しい健康的な食事の習慣」「良いマナー」

・一番良いものを取ろうとせずに分け合うことにより,寛大さが身に着きます。他の人の必要に気を配ることも学べるように。

「チームワーク」

・子どもも,テーブルに食器を並べたり片付けたり,食事をよそったりといった手伝いをすることができます。年上の子どもは料理の手伝いも。

「食事の時間の大切さ」

・その大切な時間をより心地良くする、その時間の質を高くするのはテーブルや椅子の選び方で大きく変わってきます。

 

家族がそろって食事をする「日数」を増やすことは現実的に難しいというケースが多いですが、大事なのは限られた日の時間を長く設けること。

だからこそ長く居たくなる、長く居ることが出来るテーブルや椅子を選ばなくてはならないのです。

長く同じ場所に居れば視線が交わり、視線が交われば相手への気付きが生れ、気付きが生れれば会話が生れ、会話が生れればコミュニケーションが高まります。

 

そこに「上質な暮らし」のヒントがあるのではないかと家具蔵は考えるのです。

 


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