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地球の温もり

美しい水の惑星地球に、彩りを与える自然の色彩。
動物や鳥、昆虫、魚。そして私達人類を含め
全ての生き物たちは、自然の恩恵を受けながら共存しています。

国土のおよそ3分の2が森林という日本は
昔から、木とは深い関わりがありました。

時に敬い、時に道具として、時に玩具として、時に住まいとして。
まさに木と共に暮らしてきました。
しかし、押し寄せる近代化の波によって
住宅からは木材製品が、生活の場からは、緑が減り続けています。
これは、地球温暖化など、自然環境の変化だけではなく
私達人間に、ストレスや新たな病気などを引き起こしていると言われています。

そんな中、最近木材の魅力が再認識されるようになって来ています。
これまで減少傾向が続いていた新築の木造住宅は、2008年以降増え続けています。
2010年には、国が整備する低層の公共建築物は、
原則木造化にするという法律ができました。

2011年は国連によって、森林国際年に定められるなど
木の文化を見直し、新たな人と木の関係を築いて行こうという動きが活発化しています。
一口に木と言っても、建物から子供の玩具まで、様々な物に使われています。
そこで今回は、生活の中で最も接する機会が多く、そして最も身近に感じられる
木製家具を通して、木の秘密とその魅力に迫ります。

「地球のぬくもり」〜家具で暮らしに潤いを〜

いまシャッターを開けますのでしばらくお待ちください。
茨城県常陸大宮市のとある倉庫。ここにいったい何があると言うのでしょうか?

倉庫の中にあったのは、12種類およそ250枚もの天然木材の一枚板。
様々な色や形、大きさの板がずらりと並んでいます。
ここは、家具メーカー家具蔵の木材保管倉庫です。

オーダーメイド家具の製造販売を行う家具蔵では
まず、材料となる木材をお客様に選んでもらいます。
家具選び、家具作りで最も大事なのは、木を知ることです。

こちらの金澤さん夫婦は、テーブルの天板選びの為この倉庫にやってきました。

こちらの方は「タモ」ですね。お聞きになったことあるかもしれないですけども
建材にもしますけど、これだけ幅広で杢目の通ったキレイなものっていうのはなかなか。
直線的で、綺麗に揃った杢目が特徴で、白木の女王とも呼ばれている「タモ」
強さとしなやかさを兼ね備えた上に、加工もしやすく家具以外にも
楽器やホッケーのスティックなど、幅広く使われています。

タモはですね、一番枝までが非常に長いんです、地面からスーッと上に伸びていて。
ですから、柾目が綺麗に通るんですね。

丸太の切り方で、板目と柾目という見た目の違う木材が取れます。
どの部分を使うかで、家具の雰囲気はガラリと変わります。

こちらはウォールナットです。お店でも見ていただいたと思うんですけど
これだけの一枚板。大径木で一枚板っていうのは少ないですね。

いわゆるくるみの木の事で、硬く粘り気があり、しかも、軽くて扱い易い木材です。
加工した後の狂いも少なく、かつては飛行機のプロペラにも使われていました。

厚みもずいぶん厚くとってあるんだね。

同じウォールナットでもこれはちょっと見ていただきたい。
クラロウォールナットと言いまして、大きな特徴は幹ですね、ボコボコとした、
表面の形が、中間で影響していて杢がでるんですね。

これは、ロールスロイスとかいわゆる高級車のキャビネットの部分ですとか
内装材によく使うんです。

まー、これだけの大きさのは、一般住宅でもとても。

非常に貴重な一枚板です。

ウォールナットの中でも、特に成長が遅くテーブルなどに使える天板は
1000本に1本程度。荒々しい姿が、プレミア感を醸し出します。

この辺りから「トチノキ」ですね。
「トチノキ」って白かったんですね。

高さ30メートル以上、太さ1メートル以上と
巨木になるものが多い木材。杢が出やすく、茶道の道具や、工芸品の材料としても
珍重されています。
さあ、この中に金澤さんのお眼鏡に叶うものはあるのでしょうか?

奥貫さん、やっぱり「チェリー」がいいかね?
そうですね、やっぱり「チェリー」っていうのは、日本の住宅に使われてる建材、主に針葉樹ですけど、相性が抜群にいいんですね。

「チェリー」、桜の木のことで、木材に使われる品種はおよそ30種類もあります。
ほんのりピンク色の表面は、磨くだけで美しい光沢がでて、耐水性にも優れています。

どれも、ものすごい大木から綺麗に取った板なので
非常に良いものだと思います。

色気はね、これがいいかもしれない。赤みの色が。

同じチェリーでも一枚一枚違うため、念入りに吟味する金澤さん。

サイズ的にはですね、幅がほぼ同じだと思うんですが
だいたい93〜95センチくらいですね。
これ以上太くなると、対面した時に遠すぎちゃうんですよね。
間の料理が取れなくなっちゃう。まーこれくらいでしたら。

これだなやっぱり、これにしましょう。

こちらの板で。私もこれがいいと思います。

同じようだけど、やっぱり微妙にちょっと。
見るとね、そっちも捨てがたいんだよ。
この目の通りとか色合いは、ちょっとそっちの方が上なんだけど
見比べるといいでしょう。

では、実際に木の特徴をどのように家具に活かしているのでしょうか。

製材された木材は、含水率が12%〜13%になるまで
ゆっくりと1年間自然乾燥させます。
更に、エアコンや暖房などで、反りやひび割れがおこさない為に
含水率を6%〜7%まで落とす必要があり、機械乾燥させます。

乾燥を終えた木材は、杢目の流れや節の状態を読みながら
型板でパーツ取りをしていきます。
一枚一枚、特徴を見極め型を取っていきます。

その組み合わせは、木材毎に全て違います。
杢目の真っ直ぐな部分は脚に
縁の周辺のカーブした部分は背もたれにと
適材適所を見極めて、無駄の無いようにパーツを切り出していきます。

木の自然の美しさを損なわない為、金属の止め具や釘などは極力使いません。
そこで必要なのが、木組みの技術です。
木の膨張や、収縮、反りなどを計算し、溝の幅や長さを微妙に調整しながら
組み上げていきます。

例えば、この椅子の手摺接合部分。
このように、ほぞと言われる、高度な加工を施し
強度と耐久性を保っています。

次は、手による仕上げ。
曲線的なアートラインにすることで、
触れたとき自然な優しさを感じます。

木は一つ一つ、状態が違う為、頼れるのは長年の経験と感。
まさに木を知り尽くした職人だからこそできる、熟練の業です。
手仕上げに使う道具は、50種類にも及び
適材適所を見極めて使い分けています。

最後は塗装。
木材が持つ、自然な風合いを活かすため、塗料を極力薄く塗り広げます。
注文からおよそ3ヶ月間もかけてようやく完成です。

無垢材家具は、使い方次第で様々な変化を見せるため
人が使い続ける限り、成長を続けます。

東京都世田谷区にお住まいの、及川さん夫婦。
散歩している時に偶然見かけた家具蔵の椅子に、目が止まったそうです。

入り口に2脚置いてあって、それを見てお店に入ったので
本当にそこで決めたって。
テーブルよりも椅子から入ったっていうような
そこがすごく大きいですね。

木の持つ温かさ、色合い、そして何よりも肌触り。
職人が追求した究極の座り心地のこの椅子を、一生使い続けると言います。

ずっと使えるものなので、それはそれで今考えると
そんなに高い投資ではなかったんじゃないかと。

チェリーの天然木材ならではの特徴に魅せられたという方もいます。

1年でこんなに変わるものなんですね。
それがまた1つの楽しみで、もっと時間かかるかなと思ったけど
思った以上に、陽に当たるだけで感じが変わってくる。
もっと時間が経つと、更にツヤが出てくるという感じなんだと思います。

チェリーは、紫外線の影響を受けやすく、年月と共に飴色の赤褐色へと変化します。

5年の違いで、これほど色合いが変わります。
時間の色とでも言うべき、独特の風合いです。

木材の種類によっては、年月による色の変化のしかたも異なります。

思った以上に、使っていくと馴染んでいって
風合いも変わりますし、家具になっても「木」って結局まだ
生きているって感じがすごく感じられて。

落ち着いた雰囲気の濃い色合いのウォールナットは
明るく、まろやかな色合いに変化します。

こちらのご夫婦は、実際に住み始めて気づいた木の効果があると言います。

玄関入って、すごく木の良い匂いがするねって。
まず来た方が、そう言ってくれて気持ちがいいって。
小さい赤ちゃんを連れてきた方が居たんですけど
赤ちゃんも居心地が良かったみたいで、すごい良く寝てたんですよ。
なんか嬉しいなと思って。

微かに広がる香りは、ストレスや不安を和らげ、更にアレルギーの原因となる
ダニやカビの繁殖を抑える効果もあると言われています。

茨城県の倉庫を訪れていた、金澤さん夫婦
実は、新たに建てる自宅に無垢材の家具を使いたいということで
家具蔵を訪れたのでした。

都内近郊に6つの店舗を構える家具蔵。
一般家庭だけでなく、飲食店や事務所、商業施設など
様々な施設で、その家具が使われています。

数々のグッドデザイン賞を受賞した家具職人、相田貞夫さんが
1953年に創業して依頼、変わらぬ思いで木を慈しみ
木の恵みを家具に込めてきた家具蔵が掲げる新たな提案。

それが、「家具から始める家づくり」
部屋に合わせて家具を選ぶのではなく、
今回は、暮らし方や好きな家具を決めてから、それに合わせた家づくりを
考えようと言うのです。
木の持つ特性を活かした、家具蔵ならではの新しい試みです。

理想の暮らしの為に、どんな家具を作るのでしょうか?

敷地が広めなので、その敷地をどのように使うかってあると思うんですけれども。

20人くらいがゆっくりくつろげる、リビングが欲しいかなと。
2人だけとは言っても、今言ったように人が来るので
そのキッチンで、みんなでお料理を作って一緒になってやりたいので
少し広めなのがいいかと思ってます。

どのようなライフスタイルにしたいのか想像する。
家づくりだけでなく、家具選びにおいても実はこれが重要なポイントなのです。

何回も見に来て、じっくり決めたいですね。

家具を決めてからの家づくり。
今回は、家具から家の設計まで、一人の担当者がトータル的に行います。

テーブルとなる板をお選びいただきましたので
それに合う空間が、どんな空間がいいのかを、今いろいろ検討して考えてます。
今回の場合は、テーブルが桜、チェリー材って言う風に決まってますので
それとのバランスで、例えば床は何がいい、天井の板張りは何がいい。
そういうトータルで考えて、木の使い方というのも考えなければいけないので
そういったコーディネートというのも、大切にしていきたいと思ってます。

2011年6月、金澤さん夫婦の家づくりが始まりました。

木製家具に合わせて、家にも天然無垢材をふんだんに使った平屋建て。
そもそも日本では、古代よりその特性を活かした木造建築物が数多く作られてきました。
天然木材の内部には、無数の小さな空洞があります。
この空洞が水分調整や熱伝導を抑える働きをし、快適な温度と湿度を保つのだと言います。まさに、木も呼吸をしているのです。

目線より、ちょっと上くらいの高さにして、植木が見え隠れするみたいな感じに。

それぞれの想像が膨らみ、期待が高まります。

この歳になると、後何年住めるかなんて本当は60くらいと思ってたけど
私も奇しくも、独立して丁度40年なんですけど、40年の苦労がここで実ったかと。
やっと夢が実現して、早くいい家具が入って、楽しい生活がしたい。

家づくりと同時に、家具づくりも進められます。

ダイニングテーブルに、テレビボード、椅子など
金澤さんのライフスタイルに合わせた1つ1つの家具が、
じっくりと時間をかけ、職人の手によって作られて行きます。

11月30日、外観はほぼ出来上がり、家具も徐々に取り付けられていきます。
この日は、キッチンの取り付け。

こだわったチェリーのキッチン。それぞれの引き出しの杢目がつながっていて
綺麗なデザインとなっています。これも一枚板ならではです。

完成まであとわずか。果たしてどんな家が出来上がるのでしょうか?

ちなみにこちらは、これまで家具蔵が手がけた、建築家と家具とのコラボレーション。
家と家具とが見事に調和しています。

ただ食事をするだけではなくて、キッチンの調理台になったりだとか
あとは、お子様が大きくなった時に、個室にこもって勉強するんではなくて
ここで勉強するような、そういった家族みんなが、
お客様みんながここで集まれるような
場所になればということで、こちらの方は設計をしております。

素材って、一個一個だとなかなかいいものを使っても大して味がでないと思いますし
かといって、いいものだけを使っても、空間が良くなるかっていうと、
いびつなくなったりすることもありますから、
奇をてらうようなことは一切考えなかったですけども
そこに存在して、邪魔をしないような空間っていうのかな、
時間と共に、色合いが変わってきて、自分の生活と一緒に成長していけるような感じのものが、木ではあるなと思いますね。

特に気を使ったのは、あまり人工の素材を使わないで
なるべく自然の素材を使おうと。
やはり、人間に優しいというのは、自然の素材ですから
あまり硬いものではなくて、木だとかそういうものの柔らかさで
そういうものを表現しようと。受け止める気持ちをですね。
そういう意味で、素材感の出てきてるマテリアルがよろしいわけです。

建物が完成し、次々と家具が運び込まれます。

最後はメインのダイニングテーブル。
これで役者は揃いました。

なんとか無事に、綺麗に入って、雰囲気も良くなったのではないかと思います。
私も楽しみです。

建物完成しましたので、中の方ご覧になってください。

いい雰囲気ですね。素晴らしい

希望通りの、20人がゆったりとくつろげる20帖のリビング。
中心にはあえて柱をおき、空間の繋がりを確保しながら
リビングとダイニングを仕切ります。

このテーブルは最高ですね。
よかった,このテーブル選んで。

どうですか?このテーブルを見て頂いて
このサイズと、この素材に合う空間にしましたので
どうですか?あってますか?

あってますね。このリビングに最高ですね。

リビングの中心は、悩みぬいた末に選んだ、チェリーの大きなテーブル
奥さんがこだわったキッチンは

この間隔がいいですよね。一人でやっててもスッキリ洗える。

この日は、2人へのお披露目と共に親戚を呼んでの初パーティー

家が仕上がってから、家具屋さん行って見たんでは
なかなか雰囲気にあった家具を見つけるのは至難の業だし
全てコーディネートされたね。

ここの置かれたテーブルとか見ると
住宅の中に、切り離しはできるんですけど、
なんか一部分って感じですよね。

本当に溶け込んでますよ。
終わってみると、全て満足してますよ。

あくまでも、天然の木にこだわり続ける家具メーカー「家具蔵」
どうしてここまで木にこだわり続けるのでしょうか?

本当に木は人間と非常に似てるところがあるもんですから
本来、木と言うのは人間が一緒に共存してきたものだと思うんですね
ですので、これからの生活にも絶対必要不可欠な素材ではないかなと
思うんですけれども。

人と木のより深い関係を取り戻す。
きっとそこから、地球の温もりを感じられるはずです。

一枚板倉庫

キッチン納品

いらっしゃいませ。わざわざどうも。
どのようなお家にしていくのですかとか
どのような家具を置かれるかですとか
そういったお話を今日、お伺いできればと思います。

大勢が居る場面ていうのが多いですよね
それを囲むテーブルというか、キッチンもそういった風合いができればいいかな。

一般的にキッチンと言われてるものとは、違うと思うのですが

ええ、素敵ですね。

味わいも増して、良くなっていきます。

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